エトナのワイン産地のイラスト

WINE APPELLATION — ETNA

エトナ

村・アペラシオン ・ シチリア

エトナは、イタリア・シチリア島東部に位置する、ヨーロッパ最高峰の活火山エトナ山の斜面に広がるワイン産地です。1968年にシチリアで初めてDOCに認定されました。標高300mから1,000mを超える高地にブドウ畑が点在し、火山性土壌と冷涼な気候がもたらす、エレガントでミネラル感に富んだ独特のワインを生み出しています。近年、その類まれなテロワールが世界的に高く評価され、イタリアワイン界で最も注目を集める産地の一つとして急速に発展を遂げています。

詳細マップ

地図データ: OpenStreetMap contributors: ODbL

格付け・分類

位置

番号は地図の番号に対応。

  1. 01Etnaエトナ

DOC 規定

  1. Etna Rossoネレッロ・マスカレーゼ主体
  2. Etna Biancoカリカンテ主体
  3. Contradaコントラーダ / 溶岩流ごとの区画名がラベルに表記される

基礎データ

品種品種
赤はネレッロ・マスカレーゼ、白はカリカンテ
土壌土壌
活火山エトナの火山性土壌と高標高
色・スタイルスタイル
「地中海のブルゴーニュ」とも評される繊細な赤
例外・注意点コントラーダ
溶岩流で分かれた区画 (コントラーダ) 単位の表記が特徴

出典

テロワール

エトナのテロワールは、火山活動によって形成された多様な土壌に特徴づけられます。黒い溶岩や火山灰、砂質が混ざり合い、ブドウに強烈なミネラル感と複雑な風味を与えます。気候は地中海性気候ながら、標高の高さからくる昼夜の大きな寒暖差が、ブドウの酸を保ち、繊細なアロマを形成します。代表品種は、赤ワイン用のネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・カッペッチョ、白ワイン用のカリカンテです。特にネレッロ・マスカレーゼは「地中海のピノ・ノワール」と称されるほど、洗練されたタンニンと優美な骨格を備えています。

歴史

エトナでのブドウ栽培は、紀元前8世紀頃にギリシャ人入植者によって持ち込まれたのが始まりとされ、数千年の歴史を誇ります。かつてはシチリア全土のワインの品質を底上げするためのブレンド用として大量生産されていましたが、20世紀後半から一部の生産者がその土地の個性に注目し始めました。2000年代に入ると、国内外の著名な生産者がこの地に参入し、古木を活かした高品質なワイン造りが本格化。現在では、火山性テロワールを最大限に表現したワインが世界中の愛好家を魅了しています。

有名な生産者

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