アマローネのワイン産地のイラスト

WINE APPELLATION — AMARONE

アマローネ

村・アペラシオン ・ ヴェネト

アマローネは、イタリア北東部ヴェネト州のヴェローナ近郊、ヴァルポリチェッラ地区で生産される世界的に著名な赤ワインです。正式名称は「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」。収穫したブドウを陰干しして糖度を高める「アパッシメント」という伝統技法を用い、極めて濃厚で凝縮感のある味わいと、高いアルコール度数が特徴です。長期熟成のポテンシャルが高く、イタリアワインの至宝として国際的に高く評価されています。

詳細マップ

地図データ: OpenStreetMap contributors: ODbL

格付け・分類

位置

番号は地図の番号に対応。

  1. 01Amarone della Valpolicellaアマローネ

製法と関連呼称

  1. Appassimentoアパッシメント / 収穫後3〜4ヶ月の陰干しで糖度を凝縮
  2. Recioto della Valpolicellaレチョート / 同製法の甘口。発酵を途中で止める
  3. Valpolicella Ripassoリパッソ / アマローネの搾りかすで再発酵させる

基礎データ

品種品種
コルヴィーナ主体 (コルヴィノーネ、ロンディネッラなど)
色・スタイルスタイル
陰干しブドウを完全発酵させた高アルコールの辛口赤
法規・制度呼称
2010年に DOCG へ昇格
例外・注意点甘口の原型
甘口のレチョートが先にあり、発酵し切ったものがアマローネの起源

出典

テロワール

気候はガルダ湖の影響を受ける温暖な地中海性気候で、ブドウの成熟に適しています。土壌は主に石灰質や粘土質、火山性土壌が混在し、複雑味のあるワインを生み出します。主要品種はコルヴィーナ・ヴェロネーゼを主体とし、ロンディネッラやモリナーラなどがブレンドされます。陰干しによって水分が蒸発し、糖分やエキス分が凝縮されることで、ドライでありながらもレーズンのような芳醇な香りと、力強い骨格を持つ唯一無二のスタイルが完成します。

歴史

アマローネの起源は、古代ローマ時代から続く甘口ワイン「レチョート」にあります。レチョートの発酵を止めずに最後まで進めることで、糖分がアルコールに変わり、辛口の「アマローネ(苦いもの)」が偶然誕生しました。1950年代頃から商業的な生産が始まり、1968年にDOCに認定。2010年には最高位のDOCGに昇格しました。伝統的な製法を守りつつ、現代の技術を取り入れることで、世界的な高級ワインとしての地位を確立しました。

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