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雲海酒造

代表銘柄:初御代・登喜一

宮崎県

MIYAZAKI

1967年創業

1967(昭和42)年に「五ヶ瀬酒造有限会社」として宮崎県五ヶ瀬町で創立し、1978年に雲海酒造株式会社へと社名変更しました。1973年には日本で初めてそばを原料とした本格そば焼酎「雲海」を開発・発売したことで知られます。本格焼酎をはじめ、清酒、ワイン、地ビール、リキュールなど幅広く手掛ける総合酒類メーカーです。代表銘柄にはそば焼酎「雲海」、芋焼酎「木挽BLUE」「日向木挽」、麦焼酎「いいとも」のほか、清酒「初御代」「登喜一」などがあります。

宮崎県の五ヶ瀬蔵、綾蔵、高岡蔵や鹿児島県の出水蔵など各地に製造拠点を持ち、恵まれた自然環境と豊かな清流・湧水を生かした酒造りを行っています。長期貯蔵酒の麦焼酎「綾セレクション」は東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)で2023年に最高金賞を受賞しています。また、観光施設「蔵元 綾 酒泉の杜」や「綾自然蔵見学館」の運営といった地域振興事業も展開しています。

雲海酒造の歩み

雲海酒造は、1967年11月に宮崎県北部の五ヶ瀬町で五ヶ瀬酒造有限会社として創立されました。1973年10月には日本で初めてそばを原料とした焼酎を開発し、本格そば焼酎「雲海」を発売しています。1978年に商号を雲海酒造株式会社へ改め、2004年には本社を五ヶ瀬町から宮崎市へ移しました。

清酒の歴史は綾町から始まります。1985年12月に綾町に綾工場(現在の綾蔵)が完成し、翌1986年3月に日本酒を発売しました。全国新酒鑑評会に出品する商標は、平成14酒造年度から平成27酒造年度までが「綾錦」、平成29酒造年度以降が「登喜一」となっています。1989年には綾町で産業観光施設「蔵元 綾 酒泉の杜」を開き、2014年には見学施設「綾自然蔵見学館」を開館しました。

清酒「初御代」は、日向三代の神々のあとに神武天皇が初代天皇として即位したことにちなみ、「御代の初め」という意味で命名された銘柄です。昭和の初めから宮崎の人々に親しまれてきた酒で、雲海酒造ではいったん販売を終えていましたが、地元宮崎の酒としてもう一度復活させたいという思いから、2014年10月20日に本醸造「初御代」と純米酒「菊初御代」を宮崎県限定で発売しました。

全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降に14回入賞し、そのうち金賞は8回です。金賞は平成19、22、24、25、27、29酒造年度と令和5、令和7酒造年度で、平成24・25酒造年度は2年続けての金賞でした。平成27酒造年度までの金賞5回は商標「綾錦」、平成29酒造年度以降の3回は商標「登喜一」での受賞です。金賞以外の入賞は平成14、平成30、令和元、令和2、令和3、令和6酒造年度で、令和元酒造年度はこの年度に金賞の選定そのものが無かったため、入賞が最高の結果でした。

令和7酒造年度には「登喜一」が金賞を受け、蔵はこの回で金賞の通算を14回目としています。

酒造りの特徴

清酒を造っているのは、宮崎県東諸県郡綾町の綾蔵です。ユネスコエコパークに登録された日本有数の照葉樹林に囲まれ、名水百選に選ばれた綾町の清らかな水を仕込み水とする主力蔵で、そば、麦、芋、米の本格焼酎を中心に、日本酒やリキュールなど多彩な酒を造っています。

現在の清酒は、「初御代」の本醸造、純米吟醸、本醸造の生酒と、大吟醸「登喜一」で、いずれも宮崎限定の商品です。原料は国産米と国産米の米こうじで、本醸造と大吟醸には醸造アルコールを加え、純米吟醸は米と米こうじだけで造ります。アルコール度数は、初御代の本醸造と純米吟醸が15.5度、本醸造の生酒が13.5度、登喜一が17.5度です。

初御代の生酒は火入れをしない要冷蔵の商品で、2026年9月には、春先の新酒を火入れして夏を越えて熟成させ、2度目の火入れをせずに詰める「初御代 純米吟醸 ひやおろし」が宮崎市と東諸県郡のエリアで数量限定で発売されました。

熊本国税局酒類鑑評会の清酒部門では、平成25年(2013年)に「綾錦」が優等賞に選ばれました。続いて平成28年(2016年)から令和7年(2025年)まで10年続けて優等賞を受けており、平成28年と平成29年は「綾錦」、平成30年(2018年)、平成31年(2019年)、令和2年(2020年)から令和7年は「登喜一」での受賞です。受賞した酒の製造責任者は、平成25年から令和6年までは本部憲一氏、令和7年は川野慎一氏です。

本業は本格焼酎で、ワインは1994年に綾町産ぶどうのワイナリーとして、ビールは1996年に宮崎初のブルワリーとして始まり、いずれも清酒とは別の醸造所で造られています。

代表銘柄

初御代

昭和の初めから宮崎で親しまれてきた地酒で、現在は宮崎限定で販売されています。本醸造は国産米と米こうじに醸造アルコールを加えた15.5度で、やさしい香りと淡麗でキレのあるすっきりした味わいです。純米吟醸は国産米と米こうじだけで造り、洋ナシのような吟醸香と熟成した芳醇な甘さ、コクとキレが特徴です。火入れをしない本醸造の生酒もあります。

登喜一

日本名水百選に選ばれた綾町の水を仕込み水に、蔵人が匠の技で醸し上げる大吟醸です。アルコール度数は17.5度で、原料は国産米と米こうじ、醸造アルコールです。華やかな吟醸香とすっきりした飲み口、芳醇な味わいが特徴です。全国新酒鑑評会には商標「登喜一」で出品し、平成29、令和5、令和7酒造年度に金賞を受けています。宮崎限定の商品です。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵元 綾 酒泉の杜(宮崎県東諸県郡綾町大字南俣1800番地19)。蔵元こだわりのお酒や宮崎のお土産を扱うショップとレストランがあります。
補足
綾自然蔵見学館(綾町大字南俣字豆新開1795番1)で工場見学ができます。見学は無料の事前予約制で、前営業日までに電話(0985-77-3737)で申し込みます。案内は1日2回、10時30分と14時からで、所要時間は無料試飲を含めて約60分、催行は2名からです。内容は映像鑑賞、パックラインと貯蔵庫の見学、試飲で、工程の紹介は本格焼酎が中心です。休みは毎週月曜日と火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。2026年は11月21日から23日に「綾蔵 蔵まつり」が開かれます。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
宮崎県宮崎市昭栄町45番地1
創業
1967年
公式サイト
www.unkai.co.jp

出典

shu-katsu.ne.jp / unkai.co.jp / japansake.or.jp / dareyami.jp / wikipedia.org / meimonshu.jp / nrib.go.jp / nta.go.jp / aya-sizengura-kengakukan.jp / kuramoto-aya-shusennomori.jp

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