SAKE BREWERY — MIYAZAKI
千徳酒造
紹介
千徳酒造は1903年(明治36年)に創業された、焼酎文化の強い宮崎県において唯一の清酒専門蔵です。延岡市に拠点を置き、神話の里・高千穂を源流とする五ヶ瀬川の豊かな伏流水を仕込み水として使用しています。原料米には「山田錦」や宮崎県産の酒造好適米「はなかぐら」などを採用し、伝統的な手造りと徹底した温度管理のもとで、米の旨味を引き出した酒造りを続けています。受賞歴も豊富で、全国新酒鑑評会での金賞(2000年代以降6回)や熊本国税局酒類鑑評会での優等賞、全米日本酒歓評会での金賞など、高い評価を受けています。代表銘柄の「千徳」をはじめ、「蔵の真心」「金雫」「夢の中まで」など多様な日本酒を醸造し、南国の地に根差した味わいを届けています。
歴史
千徳酒造は1903年(明治36年)、宮崎県延岡市大瀬町に創業しました。宮崎県で唯一、焼酎を造らず清酒だけを手がける専門蔵です。
創業時の社名は恒富酒造合資会社で、恒富村新小路(現在地)に設立され、酒と醤油の製造販売を行っていました。昭和2年12月には恒富酒造合資会社を解体して延岡酒造株式会社を設立し、昭和19年12月には統制法により合資会社日平商店、興梠国治酒造、延岡酒造の三酒造が統合されて日向酒造株式会社が設立されました。昭和36年に日向酒造から千徳酒造へと社名を変更し、社屋を改築しています。平成17年には、蔵に隣接する直売所「はなかぐら館」がオープンしました。
2023年に創業120周年を迎えました。現在も毎年2月には「蔵開き」を開催しており、新酒の即売や試飲、抽選会、地元の飲食店による出店などを通じて地元延岡の人々との交流を続けています。
代表取締役社長で杜氏でもある門田賢士氏は、1963年に延岡市で生まれ、酒類卸売会社を経て27歳の時に千徳酒造に入社しました。約2年間の販売部門勤務を経て酒造りの現場に入り、平成14年に杜氏となり、平成24年11月には代表取締役社長にも就任しています。門田氏は「米の香りと旨味を最大限に引き出し、国内には留まらず世界中で愛される『千徳』になるよう正直に真面目に真心を込めて日本酒を造っていく」と語っています。
酒造り
仕込み水には、神話の里・高千穂を水源とする五ヶ瀬川の伏流水を使用しています。鮎も棲むといわれる清流で、水質の良さで知られる水系の恵みを生かした仕込みを行っています。原料米は、高千穂町や高原町など宮崎県内で契約栽培された酒造好適米「山田錦」「はなかぐら」を中心に用いています。宮崎県産の酒造好適米「はなかぐら」を使った酒は、低温でじっくり醸すことで端麗辛口でキレのある味わいに仕上げられています。
仕込みの工程では、蒸した米に麹菌を加えて麹を造り、初添え・仲添え・留添えの三段階に分けて仕込む「段仕込み」を行うなど、日本酒造りの伝統的な製法を守っています。純米大吟醸「夢の中まで」では総米700キログラムを手洗いしたのち、米と米麹だけで醸すなど丁寧な手造りにこだわっています。麹室やもろみの温度管理は24時間体制で行われ、基本を忘れず妥協を許さない姿勢で品質を追求しています。
こうした取り組みの成果として、2000年代以降、全国新酒鑑評会で金賞6回・入賞5回、熊本国税局鑑評会で優等賞13回を受賞しているほか、2019年度の全米日本酒歓評会でも金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
蔵データ
代表銘柄
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- 蔵の真心
- 金雫
千徳:同蔵の代表銘柄で、純米酒から大吟醸まで幅広いラインナップを展開しています。純米酒は山田錦とはなかぐらを精米歩合60%まで磨き、しっかりとしたコクとふくよかな旨みを持ちながら後味はスッキリとキレの良い味わいに仕上げています。大吟醸は山田錦を40%まで磨いた低温仕込みで、フルーティーで華やかな香りとすっきりとした淡麗な辛口が特徴です。
蔵の真心:「蔵の真心」は、もろみを搾りはじめて最初に出てくる「荒ばしり」を、色や香り、旨みを大切に残したまま瓶詰めした純米酒です。精米歩合60%、アルコール度数17度で、毎年12月に発売される季節限定品です。1800ミリリットルと720ミリリットルの2サイズがあり、限定品のため予約抽選での販売となります。
金雫:同蔵のレギュラー商品で、四段仕込みで糖類無添加の旨口タイプです。精米歩合70%、アルコール度数15度で、原料米には県産米を使用しています。旨みの多いすっきりとした味わいが特徴で、1800ミリリットル、720ミリリットル、300ミリリットルの3サイズがあり、おすすめの飲み方はロック、冷、常温、燗です。
夢の中まで:純米大吟醸で、高千穂産の山田錦を精米歩合50%まで磨き上げ、総米700キログラムを手洗いしたのち米と米麹だけで醸した一本です。さわやかな口当たりが特徴で、2005年度の全国酒類コンクールでは第10位となりました。アルコール度数15.5度で、冷や、常温、燗と幅広い飲み方に対応します。
見学・購入
あり(要事前確認)
蔵に隣接する直売所「はなかぐら館」では、同蔵の酒や甘酒、地元の物産品などの試飲・購入ができます。売店の営業時間は8時30分から17時までで、土日祝は定休(11月から3月は土曜日も営業)とされています。
見学は事前予約制で、仕込みの様子が見られる1月から2月ごろの訪問がすすめられています。毎年2月には「蔵開き」も開催され、新酒の即売や試飲、抽選会などが行われます。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
sentoku.com / xn--cesu66k.net / myshopify.com / jfex.jp / sakenomy.jp / saketime.jp / jozo.or.jp / sakagura-press.com / city.nobeoka.miyazaki.jp / azeta.miyazaki.jp
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