ボジョレーのワイン産地のイラスト

WINE REGION — BEAUJOLAIS

ボジョレー

ワイン産地 ・ フランス

フランスのブルゴーニュ地方南部に位置するボジョレーは、世界的に有名な赤ワインの産地です。北部の丘陵地帯には、優れた品質を誇る10のクリュ・デュ・ボジョレーが点在し、複雑で熟成能力の高いワインが造られています。一方、南部は平坦で肥沃な土壌が広がり、親しみやすくフルーティーなワインの生産が盛んです。毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレー・ヌーヴォー」で広く知られていますが、近年ではテロワールを表現した本格的なワイン造りが再評価されており、世界中のワイン愛好家から注目を集めています。

詳細マップ

地図データ: INAO / data.gouv.fr: Licence Ouverte / Open Licence / OpenStreetMap contributors: ODbL

格付け・分類

クリュ・ボージョレ(10・北から南)

番号は地図の番号に対応。位置は各村の中心点で示す。

  1. 01Saint-Amourサン・タムール / 最北のクリュ
  2. 02Juliénasジュリエナ
  3. 03Chénasシェナ / 最小のクリュ
  4. 04Moulin-à-Ventムーラン・ナ・ヴァン / 最も力強く長期熟成型とされる
  5. 05Fleurieフルーリー / 華やかで香り高い
  6. 06Chiroublesシルーブル / 最も標高が高いクリュ
  7. 07Morgonモルゴン / コート・デュ・ピィの区画が有名
  8. 08Régniéレニエ / 1988年認定の最も新しいクリュ
  9. 09Côte de Brouillyコート・ド・ブルイィ / ブルイィ山の斜面
  10. 10Brouillyブルイィ / 最大かつ最南のクリュ

ボージョレの格付け階層

  1. 01Cru du Beaujolaisクリュ・ボージョレ / 北部の10村。ヌーヴォーは造れない
  2. 02Beaujolais-Villagesボージョレ・ヴィラージュ / 指定38村
  3. 03Beaujolaisボージョレ / 地方全域の基本 AOC

基礎データ

品種主要品種
赤はガメイ主体、白はシャルドネ
土壌土壌
北部の丘陵は花崗岩質土壌でガメイに適する
色・スタイル醸造
マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸潤法)によるフレッシュで果実味豊かな赤が代表的
法規・制度解禁日
ボージョレ・ヌーヴォーは毎年11月第3木曜日に解禁される
例外・注意点クリュとヌーヴォー
10のクリュ・ボージョレではヌーヴォーを造れない

出典

テロワール

気候は大陸性気候で、夏は温暖で日照に恵まれますが、冬は寒さが厳しくなります。土壌は地域によって大きく異なり、北部は花崗岩質や片岩質が主体で、ミネラル感と骨格のあるワインを生み出します。南部は粘土石灰質や砂質が中心で、軽やかで果実味豊かなスタイルに適しています。代表品種は黒ブドウのガメイで、ボジョレーの栽培面積の大部分を占めます。ガメイは、この地の土壌と気候に完璧に適応しており、特有の華やかなベリー系の香りと、渋みが少なく滑らかなタンニンを持つワインを生み出すために欠かせない品種です。

歴史

ボジョレーのワイン造りは、ローマ時代にまで遡ります。中世には修道士たちがブドウ栽培を奨励し、ソーヌ川を利用した流通網によってリヨンの街へとワインが運ばれ、名声を高めました。19世紀以降、鉄道の開通によりパリ市場への進出が加速し、大衆的な人気を博すようになります。20世紀後半には、収穫後すぐにリリースされる「ヌーヴォー」のスタイルが世界的なブームを巻き起こしました。近年では、大量生産のイメージから脱却し、クリュ・デュ・ボジョレーを中心としたテロワール重視の高品質なワイン造りへと大きく舵を切っています。

有名な生産者

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