ブルゴーニュのワイン産地のイラスト

WINE REGION — BOURGOGNE

ブルゴーニュ

ワイン産地 ・ フランス

フランス東部に位置するブルゴーニュは、世界で最も高貴なワインを生み出す産地の一つです。南北に細長い地形を持ち、シャブリからマコネまで多様なテロワールが広がります。単一品種で醸造されることが多く、土地の個性を極限まで表現したワイン造りが特徴です。特にコート・ドール地区は、世界中のワイン愛好家が憧れるグラン・クリュの聖地として知られ、繊細で複雑な味わいのピノ・ノワールと、力強くエレガントなシャルドネが最高峰の評価を得ています。

詳細マップ

地図データ: INAO / data.gouv.fr: Licence Ouverte / Open Licence

格付け・分類

ブルゴーニュの地区(北から南)

  1. 01Chablis & Grand Auxerroisシャブリ&グラン・オーセロワ / シャルドネによる引き締まった酸とミネラルの白。キンメリジャン石灰質土壌。特級・一級・シャブリ・プティ・シャブリの4階層。春の遅霜が大敵
  2. 02Côte de Nuitsコート・ド・ニュイ / 「赤ワインの聖地」。ピノ・ノワール主体で、ブルゴーニュの赤の特級畑24件のうち23件がこの地区に集中
  3. 03Côte de Beauneコート・ド・ボーヌ / 「偉大な白の聖地」。モンラッシェやコルトン・シャルルマーニュを擁し、コルトンの丘には赤白両方の特級がある
  4. 04Côte Chalonnaiseコート・シャロネーズ / ブーズロン(アリゴテ100%)、リュリー、メルキュレ、ジヴリ、モンタニー(白のみ)の5つの村名AOCが代表的
  5. 05Mâconnaisマコネ / シャルドネ比率の高い白主体の産地。プイィ・フュイッセやサン・ヴェランが重要。石灰岩質土壌
  6. 06Beaujolaisボージョレ / ガメイ主体・花崗岩質土壌。新酒(ヌーヴォー)と10のクリュ・ボージョレで知られる

基礎データ

品種主要品種
赤はピノ・ノワールとガメイ、白はシャルドネとアリゴテが中心
法規・制度AOC 階層
地方名 → 村名 → 一級(Premier Cru)→ 特級(Grand Cru)の階層。特級 AOC は33
気候気候
半大陸性気候。北端のシャブリでは春の遅霜が大きなリスク
土壌土壌
シャブリのキンメリジャン石灰質、ボージョレの花崗岩質など地区ごとに土壌が異なる
例外・注意点品種の例外
ブーズロンはアリゴテ100%、モンタニーは白のみ、ボージョレの赤はガメイ主体

出典

テロワール

大陸性気候に属し、冬は寒く夏は暑いですが、秋の収穫期には穏やかな気候がブドウの成熟を助けます。土壌はジュラ紀の石灰岩と泥灰土が複雑に入り混じっており、この微細な地質の違いが「クリマ」と呼ばれる区画ごとの個性を決定づけています。代表品種は赤ワインのピノ・ノワールと白ワインのシャルドネが圧倒的ですが、ガメイやアリゴテも栽培されます。特にコート・ドールでは、斜面の向きや標高、土壌組成が緻密に分類され、テロワールの概念を体現するワインが生産されています。

歴史

ブルゴーニュのワイン造りは、古代ローマ時代に始まりました。中世に入ると、カトリックの修道士たちが土地の特性を詳細に調査し、現在のグラン・クリュの基礎となる区画を特定しました。特にシトー会やクリュニー修道院の貢献は大きく、彼らはテロワールの概念を確立しました。フランス革命後に修道院の畑が分割され、現在の複雑な所有形態が形成されましたが、伝統的な職人技と品質へのこだわりは現代の生産者たちに脈々と受け継がれています。

有名な生産者

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