サン・ジュリアンのワイン産地のイラスト

WINE APPELLATION — SAINT JULIEN

サン・ジュリアン

村・アペラシオン ・ ボルドー

サン・ジュリアンは、フランス・ボルドー地方のメドック地区に位置する、格付けシャトーが密集する名高いアペラシオンです。ジロンド川沿いのポイヤックとマルゴーの間に位置し、面積は約900ヘクタールとメドックの主要村の中では比較的小規模ですが、その品質の安定感とエレガンスから「メドックの優等生」と称されます。格付けシャトーの比率が非常に高く、村内の土地の多くがこれらの名門シャトーによって所有されているため、常に高い水準のワインが生産され続けています。

詳細マップ

地図データ: OpenStreetMap contributors: ODbL

格付け・分類

位置

番号は地図の番号に対応。

  1. 01Saint-Julienサン・ジュリアン

1855年格付け

  1. 第2級 5シャトーレオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・バルトン、グリュオ・ラローズ、デュクリュ・ボーカイユ
  2. 格付けシャトー計11第1級は無いが、村の畑の大半を格付けシャトーが占める

基礎データ

品種品種
カベルネ・ソーヴィニヨン主体
色・スタイルスタイル
ポイヤックの力強さとマルゴーの優美さの中間と評される調和の赤
例外・注意点第1級なし
第1級は無いが第2級5シャトーを含む11が格付け
土壌土壌
砂利質

出典

テロワール

気候は穏やかな海洋性気候で、ジロンド川がもたらす温度調節効果によりブドウの成熟が安定します。土壌はメドック特有の深い砂礫質(ガロンヌ砂礫)が主体で、水はけが非常に良く、ブドウの根が深く張ることで凝縮感のある果実が育ちます。代表品種はカベルネ・ソーヴィニヨンで、全体の約7割を占めます。これにメルローやカベルネ・フランがブレンドされ、ポイヤックの力強さとマルゴーの優雅さを併せ持つ、調和のとれた気品あるスタイルが特徴です。

歴史

サン・ジュリアンの歴史は17世紀頃から本格化しました。当時、この地の領主であったベイシュヴェル家などが広大なブドウ畑を整備し、品質向上に努めたことが現在の名声の礎となっています。1855年のメドック格付けでは、村内に11もの格付けシャトーが選出されました。その後も、所有者の交代や技術革新を経ながらも、伝統的なスタイルを維持しつつ、緻密でバランスの取れたワイン造りを追求し、世界中のワイン愛好家から高い信頼を得ています。

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