SAKE BREWERY — KAGAWA

小豆島酒造 (旧 森國酒造)

香川県小豆郡小豆島町馬木甲1010番地1 2005年創業

紹介

小豆島で唯一の酒蔵です。高松市で1872年に創業した老舗・池田酒造の流れを汲み、約35年間途絶えていた小豆島の地酒復活を目指して2005年に「森國酒造」として創業しました(2018年に「小豆島酒造」へ運営移行)。仕込み水には小豆島最高峰・星ヶ城山の湧き水を使用し、原料米には瀬戸内沿岸や小豆島中山地区の千枚田で栽培された「オオセト」などを用いています。小豆島のオリーブの実から採取した「さぬきオリーブ酵母」を活用した酒造りや、無濾過・無ブレンドで日本酒本来の山吹色の味わいを活かした丁寧な手作業の仕込みが特徴です。国際酒類コンクール「CINVE」で最高金賞や金賞を受賞するなど国際的にも高く評価されています。築約70年の旧佃煮工場をリノベーションした敷地内には、カフェ&バーやギャラリーなども併設されています。

歴史

香川県小豆郡小豆島町にある小豆島酒造は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島で唯一の日本酒蔵です。ルーツは高松市で1872年に創業した老舗「池田酒造」にあり、4代目・池田好輝氏が廃業を決めた際、小豆島で醤油製造業を営む親戚からの誘いを受け、初代社長・森國幸広氏とともに小豆島での酒造りを決意しました。こうして2005年、「森國酒造」として新たな酒蔵が誕生し、島で最後の酒蔵が閉業してから35年ぶりに地酒が復活しました。

2008年、池田好輝氏が事故で急逝すると、翌2009年にその長女である池田亜紀氏が蔵元を引き継ぎました。歴史の浅い蔵であることを逆手に取り、デザイン性の高いラベルや100ミリリットルの小瓶など、当時の業界の慣習にはなかった商品づくりに取り組み、当初は日本酒を理解していないと批判されたこともありましたが、次第に評価が広がり、現在はフランスやカナダなど複数の国に販路を広げています。2018年に運営会社として「小豆島酒造」を設立し、翌2019年には森國酒造から運営を移行してブランド名を「MORIKUNI」に統一しました。

酒蔵に隣接する「フォレスト酒蔵MORIKUNIギャラリー」は、築約70年の旧佃煮工場をリノベーションした建物で、小豆島酒造のお酒をそろえるショップと、酒粕料理が味わえるカフェ&バー、酒造道具を展示するギャラリーを併設しています。隣接する敷地には、かつての資材倉庫を改装したMORIKUNIベーカリーもあり、観光で島を訪れる人が気軽に立ち寄れる場として、酒蔵としての機能とにぎわいの場としての機能を両立させています。

酒造り

仕込み水には、小豆島の最高峰である星ヶ城山から湧き出る名水を使用しています。原料米には瀬戸内沿岸で育てられた酒米に加え、小豆島中山地区の千枚田で栽培された香川県オリジナル品種「オオセト」などを用いています。中山千枚田は過疎化により約3割が休耕田となっており、小豆島酒造ではここでの酒米づくりを通じて地元産米にこだわった地酒を目指す取り組みを続けています。

酒質の面では、酒の個性を大切にしたいという考えから、活性炭濾過やブレンドを行わず、タンクごとに風味の異なる山吹色の旨口の酒に仕上げているのが特徴です。2015年からは香川県酒造組合や香川県産業技術センター発酵食品研究所とともに小豆島のオリーブの実から清酒酵母を探る取り組みを進め、2019年に採取に成功し、「さぬきオリーブ酵母」として商品化しています。大きな蔵ではないからこそ個性を大切にするという考え方のもと、手作業を中心とした少量生産を続けており、スペインの国際酒類コンクール「CINVE」で最高金賞を受賞したほか、国内のコンクールでも金賞を重ねるなど、国内外で継続的に評価を得ています。

蔵データ

所在地

香川県小豆郡小豆島町馬木甲1010番地1

創業

2005年(香川県)

公式サイト

www.morikuni.jp

代表銘柄

びびび。:本醸造酒で、日本酒度はプラス8前後の辛口に仕上げられています。コクと旨みを感じながらも喉ごしはすっきりとしていて、キレのよい引きしまった味わいが持ち味です。ラベルには黒い墨点をあしらったシンプルな意匠が用いられ、瀬戸内海に降り注ぐ日差しをイメージしています。冷やから燗まで幅広い温度で楽しめ、白身魚や穴子など瀬戸内の魚料理との相性のよい一本です。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023」ではメイン部門で金賞を受賞しました。

うとうと。:純米酒で、原料米には香川県産の酒米「オオセト」を用いています。活性炭濾過やブレンドを行わない小豆島酒造の方針のもと、淡麗な口当たりとなめらかな喉ごしが調和した味わいに仕上がっており、米の上品な甘みと、すっきりとした後味が持ち味です。お燗にしても楽しめ、名前のとおり、うたた寝をするようなおだやかなひとときに寄り添うお酒として親しまれています。

ふわふわ。:純米吟醸酒で、小豆島酒造を代表する看板銘柄のひとつです。フルーティーな吟醸香とやわらかく優しい口当たりが特徴で、女性や若い世代からも人気を集めています。天ぷらや肉じゃが、揚げ出し豆腐といった和食から、チーズやチョコレートといった洋風の一品まで、幅広い料理と合わせやすい懐の深さも魅力です。

ふふふ。:吟醸酒で、広島県産の酒米「千本錦」を精米歩合60パーセントまで磨いて醸されています。日本酒度はプラス4前後のやや辛口で、ほのかな吟醸香と米の旨みを感じながらも、すっきりと軽快で爽やかな後味に仕上がっています。ラベルには黒い墨点を並べた意匠が用いられ、小豆島・寒露渓に差し込む木漏れ日をイメージしています。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023」ではプレミアム大吟醸部門で金賞を受賞しました。

春の光:吟醸生酒で、加水調整をしない生酒ならではの飲みごたえのある味わいが持ち味です。アルコール度数は18から19度とやや高めに仕上げられており、口当たりや甘み、辛み、コク、キレ、余韻までバランスよくまとまった仕上がりを楽しめます。香川県酒造組合が紹介する小豆島酒造の主な銘柄のひとつとして、島の酒として親しまれています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

酒蔵に隣接するショップでは日本酒や酒粕を使った加工品などを販売しており、同じ敷地内にはカフェ&バーとベーカリーも併設されています。

補足

蔵見学は無料で、所要時間は約40分ほどです。事前予約制で、1回あたり20名程度まで受け入れています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

sanuki-sake.com / sakenomy.jp / morikuni.jp / sake-times.com / japansake.or.jp / axismag.jp / bk-web.jp / maff.go.jp / shodoshima.or.jp / my-kagawa.jp / hakkoushoku.jp / kodawari-times.jp / yuumeikan.com / saketime.jp / prtimes.jp

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