ヴォーヌ・ロマネのワイン産地のイラスト

WINE APPELLATION — VOSNE ROMANEE

ヴォーヌ・ロマネ

村・アペラシオン ・ コート・ド・ニュイ

フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイ地区に位置するヴォーヌ・ロマネは、世界で最も高名な赤ワインの産地の一つです。わずか150ヘクタールほどの小さな村ですが、特級畑(グラン・クリュ)を8つも擁し、その中には「ロマネ・コンティ」をはじめとする伝説的なワインが名を連ねます。エレガンス、深み、そして圧倒的な余韻を兼ね備えたピノ・ノワールの頂点を生み出す地として、世界中のワイン愛好家から聖地のように崇められています。

詳細マップ

地図データ: INAO / data.gouv.fr: Licence Ouverte / Open Licence

格付け・分類

Grand Cru(特級畑・6 + 隣村2)

村内の特級6つに加え、隣接するフラジェ・エシェゾー村の特級2つも村名クラスではヴォーヌ・ロマネを名乗る。

  1. 01Romanée-Contiロマネ・コンティ / モノポール
  2. 02La Romanéeラ・ロマネ / モノポール。フランス最小の AOC
  3. 03La Tâcheラ・ターシュ / モノポール
  4. 04Richebourgリシュブール
  5. 05Romanée-Saint-Vivantロマネ・サン・ヴィヴァン
  6. 06La Grande Rueラ・グランド・リュ / モノポール。1992年に特級へ昇格
  7. 07Echezeauxエシェゾー / フラジェ・エシェゾー村
  8. 08Grands Echezeauxグラン・エシェゾー / フラジェ・エシェゾー村

基礎データ

品種品種
赤のみ。ピノ・ノワール100%
色・スタイルスタイル
「ブルゴーニュの王冠」。世界最高値のワイン、ロマネ・コンティを擁する
例外・注意点モノポール
ロマネ・コンティ、ラ・ロマネ、ラ・ターシュ、ラ・グランド・リュはモノポール
法規・制度隣村の扱い
フラジェ・エシェゾー村の特級以外のワインは村名ではヴォーヌ・ロマネを名乗る

出典

テロワール

気候は典型的な大陸性気候で、夏は暖かく冬は厳しい寒さに見舞われます。土壌はジュラ紀の石灰岩を基盤とし、その上に粘土や泥灰土が重なる複雑な層を成しています。この絶妙な水はけとミネラルバランスが、ブドウに凝縮感と気品を与えます。代表品種はピノ・ノワールのみで、特に斜面中腹の特級畑では、日照条件と排水性が完璧に調和しています。この地特有の、力強さと繊細さが同居する独特のスタイルは、他の産地では再現不可能なテロワールの賜物です。

歴史

中世にはシトー派の修道士たちがこの地のブドウ栽培の基礎を築きました。特に「ロマネ・コンティ」の畑は、17世紀に修道院から買い取られた歴史を持ちます。19世紀にはナポレオン法典の影響で畑の細分化が進みましたが、その品質の高さは揺るぎませんでした。1936年にAOCとして認定され、その名声は不動のものとなります。現在も伝統的な栽培と醸造を継承しつつ、次世代の造り手たちがさらなる品質向上を目指して切磋琢磨しています。

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