SAKE BREWERY — NAGANO

舞姫酒造

長野県諏訪市諏訪2-9-25 1894年創業

紹介

1894年(明治27年)に醸造元から分家し「亀泉酒造店」として酒造りを開始。1912年に大正天皇即位の際に酒を献上したことから銘柄を「舞姫」へ改名しました。1999年に流通限定ブランド「翠露」を発売し、2014年には株式会社舞姫として新たなスタート(第二の創業)を切りました。長野県諏訪市の甲州街道沿いに酒蔵が立ち並ぶ「諏訪五蔵」の一角を担っています。

造りでは霧ヶ峰高原の伏流水を仕込み水に用い、「顔の見える酒づくり」をモットーに契約栽培米の推進や年間を通した氷点下での瓶貯蔵管理を行っています。甘・酸・渋・辛・苦の五味が調和した旨口の酒造りを特徴としています。

受賞歴も豊富で、全国新酒鑑評会での金賞受賞をはじめ、関東信越国税局酒類鑑評会優秀賞、ワイングラスでおいしい日本酒アワード金賞、Kura Masterプラチナ賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)でのメダル獲得など、高い評価を得ています。

歴史

「舞姫」は1894年(明治27年)、長野県諏訪市で醤油・味噌の醸造元であった亀源醸造から分家し、「亀泉酒造店」として酒造りを始めたことに端を発します。1912年(大正元年)、大正天皇の即位に際して酒を献上したことを機に、それまでの銘柄「桜楓正宗」を「舞姫」へと改めました。以来、「舞姫」は長野県諏訪市を代表する日本酒の銘柄として親しまれてきました。

舞姫の酒蔵は、諏訪市の甲州街道沿いにあります。この一帯には舞姫のほか麗人、本金、横笛、真澄の合わせて5軒の酒蔵がわずか500メートルほどの間に立ち並んでおり、「諏訪五蔵」と呼ばれています。諏訪観光協会によれば、諏訪の酒造りは霧ヶ峰高原から湧き出る良質な伏流水と、澄んだ空気、冷涼な気候風土に支えられており、この自然条件を熟知した諏訪杜氏の存在が酒造りに欠かせないとされています。

その後、酒造事業は舞姫酒造株式会社から土橋四郎商店株式会社へと社名変更を経る中で、2014年7月1日に土橋四郎商店から事業譲渡を受けるかたちで、新たに設立された株式会社舞姫が諏訪税務署から酒類製造免許の下付を受け、酒類製造事業を開始しました。同社はこれを第二の創業と位置づけています。なお、この間に「舞姫」の商標は更新されずに一度失効し、2010年に別の酒造会社が出願して2012年8月3日に商標権が確定したため、現在の株式会社舞姫は新たに「信州舞姫」として商標登録した名称を使用しています。

一方、流通限定ブランド「翠露」は1999年(平成11年)に発売されました。現体制となった後も2015年3月に信州舞姫の「扇ラベル」、同年4月には地域ブランド「高尾の天狗」を相次いでリリースするなど、伝統的な銘柄と新シリーズの両輪で商品展開を続けています。

酒造り

仕込み水には、霧ヶ峰高原を水源とする清冽な伏流水を用いています。この水は地層に長い時間をかけて浸み込んだ雨水が湧き出たもので、軟水として知られています。酒米は長野県産の「美山錦」を中心に契約栽培によって確保しているほか、兵庫県産「山田錦」、岡山県産「雄町」も使用しています。さらに東京都八王子市高月地区では「ひとごこち」の契約栽培にも取り組んでおり、社員自らが田植え・草取り・稲刈りに従事しているといいます。

醸造では箱麹・麹蓋を用い、醪は長期低温発酵で仕込むことを特徴としています。仕込み時期は10月下旬から2月末までです。搾った酒は年間を通じて氷点下で瓶貯蔵し、出荷まで品質を保つ体制を取っています。「顔の見える酒づくり」をモットーに、甘・酸・渋・辛・苦の五味が程よく調和した旨口の酒を目指しているとしています。醸造には女性蔵人も加わっており、女性蔵人が手がけた新商品も発表されています。

蔵データ

所在地

長野県諏訪市諏訪2-9-25

創業

1894年(長野県)

公式サイト

www.maihime.co.jp

代表銘柄

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舞姫:「舞姫」は1912年の改名以来受け継がれてきた歴史的な銘柄名で、現在は「信州舞姫」シリーズとして展開されています。伝統派・地域密着のブランドと位置づけられ、長野県内の全業態に向けて提案されており、純米大吟醸から本醸造まで幅広いラインナップを揃えています。扇ラベルのように全国展開する派生シリーズもあります。美山錦や山田錦を使い、落ち着いた香りとお米の旨味・酸のバランスを特徴とする商品が多く、業務用主体の商品も提案されています。

翠露:「翠露」は1999年に発売された流通限定ブランドです。特約販売店限定で展開する、蔵の最注力銘柄とされています。山田錦・雄町・美山錦など米ごとに純米大吟醸から純米吟醸まで仕込み分けており、華やかな香りと軽快で綺麗な味わいを特徴とする商品が中心です。

見学・購入

蔵見学

なし

直売所

蔵に併設する「ギャラリー舞姫」(蔵元売店)で試飲と購入が可能です。2022年10月14日から試飲を再開しています。

補足

営業時間は平日・土日祝日とも9時30分から17時まで、定休日は12月31日と1月1日です。電話対応は平日9時から17時までとなっています。所在地は長野県諏訪市諏訪2丁目9-25で、諏訪五蔵の一つとして甲州街道沿いに位置しています。諏訪観光協会の情報では酒蔵見学は不可とされています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

netmaihime.jp / maihime.co.jp / suwakanko.jp / nomiaruki.com / sakagura-press.com / monogatari-sake.com / ja.wikipedia.org

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