SAKE BREWERY — NAGANO
武重本家酒造
紹介
明治元年(1868年)、武重家第12代当主が旧中山道沿いの現在地(長野県佐久市茂田井)で創業した酒蔵です。蔵の建造物30棟は国の登録有形文化財に指定されています。酒造りの最大の特徴は、創業以来絶やすことなく引き継がれてきた伝統技法「生酛(きもと)造り」です。仕込み水には蓼科山の伏流水を使用し、長野県産米を主に用いて、土蔵造りの蔵でじっくりと時間をかけて醸し・熟成させています。代表銘柄には地元で古くから愛される「御園竹」、歌人・若山牧水にちなんだ「牧水」、甘酸っぱくクリーミーな味わいのどぶろく「十二六」、蔵元限定酒などの「白珠」があります。受賞歴としては、昭和14年の全国清酒品評会での優等賞受賞および長野県首位優勝旗の獲得をはじめ、長野県や関東信越国税局などの品評会で数多くの入賞や首席優勝を果たしてきた実績を持ちます。
歴史
武重家はもと武田氏の家臣で、江戸時代前期に佐久市茂田井の地に土着したと伝えられています。明治元年(1868年)、武重家12代当主・武重徳左衛門が現在地(長野県佐久市茂田井)で酒造りの権利を得て蔵を開いたのが、武重本家酒造の始まりです。茂田井は旧中山道の望月宿と芦田宿のちょうど中間にあたる「間の宿」で、街道沿いの古い町並みが今も残る地域にあります。
蔵の敷地内に建つ「武重家住宅及び武重本家酒造」の建造物群、あわせて30棟は国の登録有形文化財に指定されており、旧中山道沿いの歴史的な景観を今に伝えています。会社としては昭和24年(1949年)12月に株式会社へ改組し、以後も清酒・濁酒・本格焼酎・リキュール類の製造を続けています。
蔵の正面には歌人・若山牧水の歌碑が昭和42年(1967年)8月18日に建立されました。「よき酒とひとのいふなる御園竹われもけふ飲みつよしと思へり」など、牧水が「御園竹」を詠み込んだ和歌が刻まれています。銘柄名は皇室を表す「御園」と家紋の「竹」に由来するとされます。
現在の代表取締役は16代当主にあたる武重有正氏です。東京大学工学部精密機械工学科を卒業し工学博士の学位を持ち、学生時代は東京大学の研究会「TSG」の一員として、1979年に開発されたアーケードゲーム「平安京エイリアン」の開発メンバーに名を連ねていました。その後家業を継いで蔵元となり、日本酒蔵として国内で早い時期に自社ウェブサイトを開設した蔵の一つとされています。
酒造り
武重本家酒造の酒造りの最大の特徴は、創業以来絶やすことなく受け継がれてきた「生酛造り」です。酒母を仕込む工程で、蔵の中に棲みつく天然の乳酸菌を取り込んで育てる伝統技法で、乳酸を人工的に添加する速醸系の酒母とは異なる手間のかかる造りを今も守り続けています。看板銘柄「御園竹」には、この生酛造りの酒を四割ほど混和し、一貫した味わいを保つ工夫がされています。
仕込み水には、蓼科山の頂に近い水源に発すると伝わる伏流水を用いており、地元で「御泉水」と呼ばれてきた名水とされています。原料米は長野県産米を中心に用いており、「牧水 きもと純米」には長野県産の酒造好適米「美山錦」を100%使用しています(精米歩合65%)。日本酒・濁酒・焼酎・リキュール類に使用する米はすべて国産米としています。醸造を担う杜氏は依田竜也氏です。
生酛造りによる品質は受賞歴にも表れており、平成17・19・21酒造年度の全国新酒鑑評会で金賞を受賞したほか、「牧水 きもと純米」は全国燗酒コンテスト2019のプレミアム燗酒部門(ぬる燗)で金賞を受賞しています。長野県原産地呼称管理制度の認定も受けています。
蔵データ
代表銘柄
[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。
- 白珠
御園竹:御園竹は武重本家酒造の看板銘柄で、歌人・若山牧水がこの酒を詠み込んだ和歌で知られます。定番の御園竹は精米歩合70%の本醸造で、手間のかかる生酛造りの酒を四割ほど混和することで、ふくらみのある飲みやすい味わいを保っており、冷やでも燗でも楽しめる、地元で古くから親しまれてきた食中酒です。ほかに生酛純米や純米大吟醸もあります。
十二六:どぶろく「十二六」は、数字の10と26を「ど」「ぶろく」の語呂に見立てた洒落から名付けられたと伝わります。通常の日本酒の三段仕込みとは異なり一段仕込みで醸し、濾さずに仕上げる活性濁酒です。米粒の甘みと酸味、炭酸によるシュワシュワとした泡の食感が特徴で、アルコール分は6%以下と低めに抑えられています。10月から3月までの半年間のみ、予約制で製造・出荷されています。
見学・購入
あり(要事前確認)
直売所は月曜から金曜の8時から17時まで営業しており、土日祝日と年始、旧盆は休業です。
年に数回「酒蔵開放」を開催しており、酒蔵開放は春(3月)と秋に開催されることがあります。予約制の試飲スペースも併設され、初呑み切りやひやおろし、どぶろく(十二六)などをテーマにした少人数制のイベントが企画されています。所在地は長野県佐久市茂田井2179、電話は0267-53-3025です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
同じ長野県の酒蔵
出典
japansake.or.jp / sakedata.jp / sakenomy.jp / takeshige-honke.jp / wikipedia.org / naganosake.jp / saketime.jp / takeshige-honke.com / ja.wikipedia.org / bokusui.jp / masushin.co.jp
本ページは自動収集した情報を編集したものです。内容の正確性を保証するものではありません。