SAKE BREWERY — WAKAYAMA
九重雜賀
紹介
和歌山県紀の川市に所在する株式会社 九重雜賀は、1908年(明治41年)に食酢の製造元として創業した蔵元です。初代が「より良い食酢を造るには主原材料である酒粕から一貫して造るべき」と考えたことや「食事に合う日本酒を造りたい」という想いから、1934年に日本酒の製造を開始しました。日本酒と食酢の両方を自社で一貫して醸造する、全国的にも珍しい特徴を持っています。
素材や製法にこだわり、安全で高品質な商品造りを追求しており、代表銘柄である「雑賀」「雑賀の郷」のほか、低アルコール原酒の夏限定酒「COOL DOWN」といった日本酒、さらには本格梅酒などのリキュールや伝統的な赤酢も手掛けています。フランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master」でのプラチナ賞受賞をはじめ、国内外で高く評価されています。
歴史
株式会社九重雜賀は、和歌山県紀の川市桃山町に本社を置く蔵元です。1908年1月、初代の雜賀豊吉が食酢の製造販売を創業しました。その後、より良い食酢を造るには主原料である酒粕から一貫して手がけるべきという考えから、1934年に日本酒製造部門として雜賀豊太郎商店を創業し、日本酒造りに乗り出しています。
1950年11月には食酢・食品製造部門を法人組織化し、株式会社雜賀豊吉商店を設立しました。2005年6月、雜賀豊吉商店と雜賀豊太郎商店はともにさらなる品質向上を求めて和歌山県岩出市へ移転しました。翌2006年5月、酒類製造部門であった雜賀豊太郎商店の法人化にともない株式会社雜賀豊吉商店の食品製造部門を吸収し、社名を株式会社九重雜賀に改めています。同年7月には梅酒製造量の増加を受けて新たな梅酒蔵「桃山蔵」を新設しました。
2012年11月には資本金を1000万円から4000万円に増資するとともに、和歌山県紀の川市への進出協定を締結し、翌2013年7月に本社・食酢・日本酒の製造場を同市内の新社屋へ移転しました。これが現在の所在地にあたります。
酒造り
九重雜賀は、すしの発祥の地といわれる和歌山で、食酢と日本酒の両方を自社で一貫して醸造している数少ない蔵元です。日本酒造りにおいては招聘した杜氏に頼ることなく、社員だけによる酒造りを続けており、毎年研鑽を重ねながら原料米を知り尽くすことを重視した酒造りに取り組んでいます。食事に合う日本酒、なかでもすしに合う酒を目指している点も特徴です。
看板銘柄「雑賀」は、純米山廃仕込、純米吟醸雄町、純米吟醸辛口、純米大吟醸山田錦、吟醸大辛口といったラインナップを中心に展開しています。このほか大吟醸を中心とした「雜賀孫市」、「錦郷」、そして季節限定で販売される「COOL DOWN 雑賀 純米吟醸 Straight 原酒」など、時期ごとに味わいの異なる商品を送り出しています。
これらの日本酒は国内外の多くのコンクールで評価されており、フランスで開催される『Kura Master』では、2018年に「雑賀 純米大吟醸 山田錦」が純米大吟醸酒&純米吟醸酒部門でプラチナ賞、2021年には「雜賀孫市 純米大吟醸 斗瓶取り」が純米大吟醸酒部門でプラチナ賞、同年「COOL DOWN 雑賀 純米吟醸 Straight」が純米酒部門でプラチナ賞を受賞しました。近年も「雜賀孫市 大吟醸」が2024年と2026年のKura Masterで大吟醸部門プラチナ賞を受けているほか、アメリカの『全米日本酒歓評会 Joy of SAKE』でも金賞を重ねています。日本国内でも2015年(平成26酒造年度)の全国新酒鑑評会で「雜賀孫市」が金賞を受けています。このほかイギリスの『ロンドン酒チャレンジ』では2018年から2020年にかけて、日本国内の『ワイングラスでおいしい日本酒アワード』や『全国燗酒コンテスト』では近年まで継続して金賞などを受賞しています。あわせて、伝統の赤酢をはじめとする食酢や梅酒などのリキュールも手がけており、日本酒以外の分野でも幅広く商品を展開しています。
蔵データ
代表銘柄
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雑賀
1650円
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- COOL DOWN
- 雑賀の郷
雑賀:社員だけの手で仕込み、原料米を知り尽くすことにこだわる看板銘柄です。特定名称は純米酒の「純米 山廃仕込」から最上位の「純米大吟醸 山田錦」まで幅を持たせています。山廃仕込ならではの酸を効かせた「純米 山廃仕込」は、2025年のKura Masterでクラシック酛部門の金賞、2026年のワイングラスでおいしい日本酒アワードでメイン部門の金賞を受けています。
COOL DOWN:夏に楽しむ季節限定の純米吟醸原酒です。原料米に五百万石を使い、精米歩合60%、アルコール度数12%に仕上げています。加水で度数を下げるのではなく、独自の醸造技術によって低アルコールとすっきりした飲みやすさを両立させているのが特徴です。冷やして楽しむのに向いた造りで、2021年のフランス『Kura Master』では純米酒部門でプラチナ賞を受賞しました。
雑賀の郷:日本酒「錦郷」と同じラインナップに位置づけられる純米酒で、普段の食卓で気軽に楽しめます。お米の旨みの中にもキレがあり、冷やして、常温で、お燗でも、お好みの温度で味わえます。180ミリリットルのカップ酒から1800ミリリットルまで複数の容量で展開されています。
見学・購入
あり(要事前確認)
蔵での購入を希望する場合は、事前に電話などで連絡すれば日本酒を用意してもらえます。公式オンラインショップでも購入できます。
蔵見学は毎年3月末もしくは4月初めに一度開催されており、事前申し込みが必要で人数に定員が設けられています。毎年、桃が実る季節には全国の視覚障害者の方々が蔵を訪れており、瓶の種類が手で分かるよう点字印刷の首かけを付ける取り組みも行っています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
kokonoesaika.co.jp / wakayamagurashi.jp / saketime.jp / japanshopping.org / kokonoesaika.myshopify.com / nrib.go.jp
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