SAKE BREWERY — GIFU
若葉
紹介
岐阜県瑞浪市に位置する若葉株式会社は、江戸時代の元禄年間(1688年〜1704年頃)創業とされる、300年以上の歴史を持つ酒蔵です。現当主は13代目となります。
仕込み水には東美濃の地で育まれた伏流水を使用し、地元瑞浪市産の新酒米「酔むすび」をはじめ、岐阜県産の「ハツシモ」「ひだほまれ」といったお米を用いて酒造りを行っています。料理の魅力を引き立てる「食中酒」を目指し、香りはあえて控えめに抑えつつも、お米の豊かな旨味や味わいを感じられ、後味はスッキリとキレの良い酒質に仕上げているのが特徴です。
定番銘柄の「若葉」のほか、蔵に残されていた昭和初期のレトロなラベルを復刻した「大いばり」シリーズも展開しています。例年2月には伝統的な酒蔵解放(特別公開)を開催するなど、地域に根差した酒造りを続けています。
歴史
岐阜県瑞浪市土岐町の益見地区に蔵を構える若葉株式会社は、元禄年間(1688年〜1704年頃)にこの地で酒造りを始めたと伝えられており、300年を超える歴史を持つ酒蔵です。益見地区は北を土岐川、南に田畑が広がる田園地帯で、当時この一帯は美濃国土岐郡にあたります。中世には美濃源氏土岐氏を輩出した土地でもあり、江戸時代には細かく分かれた領主ごとの地域の多くに酒蔵がありましたが、今ではそのほとんどが姿を消しています。
個人経営の形で長く酒造りが続けられてきましたが、1954年(昭和29年)に「伊藤勝郎」個人名義から法人化され、井丸屋醸造株式会社として新たな一歩を踏み出しました。その後1963年(昭和38年)には、酒の銘柄と同じ「若葉」を社名に取り入れて若葉醸造株式会社に改称し、さらに1981年(昭和56年)には現在の若葉株式会社という社名に変わりました。1963年の改称以降、社名と同じ「若葉」の銘柄は現在まで一貫して受け継がれています。
蔵元は代々受け継がれ、現在は13代目にあたる伊藤勝介氏が当主として酒造りを担っており、14代目を継ぐ予定の伊藤郁太朗氏もともに蔵に立っています。10代目の伊藤勝郎氏、11代目の伊藤郁郎氏の時代には、清酒に加えてサイダーやラムネ、ジュースといった清涼飲料水も手掛けていた時期がありました。
若葉株式会社は、名古屋国税局酒類鑑評会でたびたび高い評価を受けてきました。平成30年度(第67回)には純米酒の部で、令和2年度(第69回)と令和3年度(第70回)には燗酒の部で、いずれも「若葉 純米」が優等賞を受賞しています。令和3年度は前年に続く連続受賞となりました。さらに令和6年度(第73回)には燗酒の部で「若葉 純米プレミアム」が優等賞に選ばれ、通算4度の優等賞受賞を重ねています。
毎年2月には酒蔵開放を、春には瀬戸・赤津焼の窯元による酒器を使った特別公開を開催しており、地元の人々や日本酒ファンが蔵の様子や新酒に触れられる機会となっています。かつて酒造りが盛んだったこの土地で歩みを続けてきた若葉株式会社にとって、こうした催しは地域とのつながりを大切にする場となっています。
酒造り
若葉株式会社では、料理の味わいを引き立てる食中酒としての飲みやすさを大切にしています。香りはあえて控えめに抑える一方で、米が持つ豊かな旨味やコクをしっかりと感じられるように仕込み、後味はすっきりとキレの良い酒質に仕上げているのが特徴です。派手な香り立ちよりも、食卓の料理と寄り添いながら杯を重ねられる味わいを目指しています。
仕込み水には東美濃の地に育まれた伏流水を用い、原料米には地元瑞浪市産の酒米「酔むすび」をはじめ、岐阜県を代表する「ハツシモ」や「ひだほまれ」など、県産米を積極的に取り入れています。地元の米と水にこだわることで、土地の風土を映した酒質づくりに努めています。
仕込みには岐阜県が開発した「G酵母」を用いるほか、純米吟醸には酒造好適米「雄町」を使用するなど、原料や酵母の個性を生かした酒造りにも力を入れています。純米プレミアムは瑞浪市日吉営農組合で委託栽培された「ハツシモ」と「ひだほまれ」を原料米に、精米歩合60%、アルコール分15.5%に仕上げた一本です。また「美濃路 大吟醸 三年蔵囲 秘蔵酒」は、屋敷内の井戸から汲み上げた伏流水を仕込み水に用い、蔵で三年間熟成させることで五味のバランスを引き出しています。
大吟醸から純米吟醸、特別純米、本醸造まで幅広い商品を手掛けるほか、しぼりたて生酒や純米蔵出し原酒、純米にごり酒といった季節限定の商品も展開し、年間を通じて多彩な味わいを届けています。
蔵データ
岐阜県瑞浪市土岐町7270-1
代表銘柄
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若葉
1914円
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- 大いばり
- 江向
大いばり:酒蔵に残されていたレトロなラベルをもとに生まれたシリーズです。制作年代ははっきりしないものの、緑・青ラベルは昭和初期、紫ラベルは約100年前のものとみられています。桜、緑、青、紫とラベルの色ごとに、純米大吟醸無濾過生原酒、特別純米無濾過生原酒、純米無濾過生原酒などスペックの異なる酒が揃っています。緑・青ラベルは、搾ったままの無濾過生原酒をマイナス3℃の冷蔵庫で保管し、新酒の味わいをそのまま封印して届けています。
若葉:若葉株式会社の看板銘柄で、大吟醸から純米吟醸、特別純米、純米まで幅広いラインナップを揃えています。岐阜県のブランド米「ハツシモ」を使った純米プレミアムのほか、しぼりたて生酒、純米蔵出し原酒、純米にごり酒、梅酒といった季節ごとの商品も加わり、普段の食卓から特別な日まで幅広く楽しめる銘柄です。
見学・購入
あり(要事前確認)
自社のオンラインショップのほか、瑞浪市内や岐阜県内、名古屋・東京・大阪など各地の酒販店や飲食店で取り扱われています。
毎年2月には事前申込制の酒蔵開放を、春には瀬戸・赤津焼の窯元による酒器を使った特別公開を実施しており、蔵の様子や搾りたての新酒を楽しむことができます。酒蔵開放は入場無料でチケット制の有料試飲、特別公開はお気に入りの酒器を選べる入場料制と、それぞれ趣向を変えて開催されています。12月頃にはにごり酒やしぼりたて生酒、蔵出し原酒といった冬の新商品も発売されます。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
japansake.or.jp / wakaba-sake.com / gifusake.fun / official.ec / ameblo.jp / jizakewakaba.official.ec / sakenomy.jp / saketime.jp / hiyosikogen.jp / mzcci.or.jp
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