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大和酒造

代表銘柄:肥前杜氏・和

佐賀県

SAGA

1975年創業

1975年(昭和50年)、佐賀市内の老舗蔵元(窓の月酒造、あかかべ酒造、森田酒造、北島酒造)が合併し、佐賀県酒造試験場の跡地に大和酒造株式会社として設立されました。2013年には蓮池藩献上蔵である田中酒造合資会社と事業統合を行っています。

酒造りには佐賀県産米と、地下200メートルから汲み上げる脊振山系の伏流水を使用。かつては仕込みの時期に社外から杜氏を招いていましたが、現在は自社の蔵人だけで酒造りを行っています。「肥前杜氏」「菱娘」を看板に、「和」「アカカベ」などの清酒を醸しています。また、竹炭ろ過を用いた本格麦焼酎「竹伝説」、全国でも珍しい「菱焼酎」、地産イチゴを用いたリキュールなど幅広い製造を行っています。敷地内には観光酒蔵「ぎゃらりー大和」が併設されています。

受賞歴としては、「大吟醸 肥前杜氏」が「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2016」で金賞を受賞したほか、「ロンドン酒チャレンジ2019」にて「純米吟醸 肥前杜氏」が金賞を受賞しています。全国新酒鑑評会では平成14酒造年度以降に8回入賞し、うち金賞は平成23・24・29酒造年度の3回で、福岡国税局酒類鑑評会でも金賞の受賞実績があります。

大和酒造の歩み

大和酒造は、佐賀市大和町尼寺に蔵を構える酒蔵です。蔵が看板に掲げる銘柄は「肥前杜氏」と「菱娘」です。1975年10月、佐賀市内で歴史を重ねてきた窓の月酒造、あかかべ酒造、森田酒造、北島酒造の4つの蔵が合併し、佐賀県の酒造試験場の跡地に大和酒造株式会社を設立しました。蔵のある場所は昭和50年まで県の酒造試験場で、蔵は仕込み水の水質を佐賀随一と位置づけています。

清酒に加えて、焼酎やリキュールも手がけています。1984年8月に本格焼酎の製造を始め、1999年6月には竹炭ろ過の本格麦焼酎「竹伝説」を、全国の竹炭ブームに先がけて発売しました。2009年7月には、地域資源の有効活用を目指した農商工連携事業として開発した「いちごリキュール さがほのか」を発売しています。

2013年6月、蓮池藩献上蔵の田中酒造合資会社(寛永17年創業)と事業統合し、全国で唯一となる菱焼酎の製造を始めました。2014年9月には、敷地内に観光酒蔵「ぎゃらりー大和」が完成しています。春の蔵開きは、2015年4月12日の第1回に続いて2016年4月17日に第2回、2017年に第3回を開きました。

2017年1月には福岡桂が代表取締役社長に就任し、北島恭一は取締役会長に就きました。2023年時点でも福岡桂が代表取締役社長を務めています。

受賞では、2016年5月20日の発表で、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2016のSAKE部門、大吟醸酒の部で「大吟醸 肥前杜氏」が金賞を受賞しました。ロンドン酒チャレンジ2019では、「純米吟醸 肥前杜氏」がゴールドに選ばれています。全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降に8回入賞しており、うち金賞は平成23酒造年度、24酒造年度、29酒造年度の3回です。

福岡国税局の酒類鑑評会では、蔵は平成26年の受賞時に、吟醸酒の部での受賞が4年連続になったと発表しており、同部では平成27年、28年、29年、令和元年にも吟醸酒の部で金賞を受けました。純米酒の部では平成26年の「純米 肥前杜氏」、平成30年の「純米 辛口 アカカベ」、令和元年と令和3年の「純米 和」が金賞で、平成29年には本格焼酎の部で「神埼 菱 焼酎」も金賞に選ばれています。

酒造りの特徴

原料米には、穏やかな気候と肥沃な大地に育まれた地元佐賀の酒造好適米を用います。広大な佐賀平野を抱える佐賀は日本有数の米どころで酒米の品種も多く、主に使うのは「山田錦」「さがの華」「麗峰」などです。地元で収穫された米を丁寧に磨き上げ、米の力を引き出します。

仕込み水は、佐賀と福岡の県境にそびえる脊振山の伏流水で、地下200mから汲み上げています。創業時から使っていた水源は枯れ、のちに現在の井戸を掘り直しました。2021年時点で、蔵は水の硬度を120〜130mgの中硬水と説明しており、ミネラル分が発酵を助けるため、酸のしっかりした辛口になり、米の旨みも残るとしています。

2010年ごろまでは仕込みの時期に社外から蔵人や杜氏を招いていましたが、出稼ぎによる杜氏制度が衰えたこともあり、2021年時点では自社の蔵人だけで酒を造っていました。その時点で、外部の技術者や杜氏を交えた勉強会や研修で技術を高め、若い杜氏の育成にも余念がありませんでした。2021年時点では、温度管理や醪の自動分析といった機器も導入し、醪や原料白米のデータを取って、毎年同じ品質に近づける作業を行っていました。

焼酎では、竹炭でろ過する麦焼酎「竹伝説」が香りがよくすっきりした味わいです。菱焼酎は、神埼市の特産品である神埼産の菱の実のでんぷんを原料とし、2017年2月の時点で佐賀県産原料100%の品質の優れた製品として「The SAGA認定酒」に認定されていました。リキュールでは、佐賀県産のいちご「さがほのか」と氷砂糖をお酒に漬け込んで造る、いちごのリキュールも手がけています。

代表銘柄

肥前杜氏

蔵の看板となる清酒の銘柄です。全国新酒鑑評会でも「肥前杜氏」の名で、平成14酒造年度以降に限っても8回入賞し、うち金賞は平成23、24、29酒造年度の3回です。「大吟醸 肥前杜氏」は2016年のIWC大吟醸酒の部で金賞、「純米吟醸 肥前杜氏」は2019年のロンドン酒チャレンジで金賞に選ばれました。福岡国税局の吟醸酒の部でも金賞を重ねています。

和

蔵名の「和」から名づけた銘柄で、読みは「なごみ」です。「純米大吟醸 和」は山田錦、さがの華、麗峰を使い、お米を50%ほど削って、芳香で淡麗な飲み口に仕上げており、蔵が2021年時点でおすすめとして挙げた一本です。福岡国税局の酒類鑑評会では、令和元年と令和3年に「純米 和」が純米酒の部で金賞に選ばれました。

見学・購入

直売所
ぎゃらりー大和(敷地内の蔵元直売ショップ)
補足
ぎゃらりー大和では、2021年時点で試飲と蔵元直売を行い、蔵見学は夏場のみの予約制でした。見学の希望は事前に電話(0952-62-3535)で問い合わせてください。会社の営業時間は平日8:30〜17:00で、土日祝日は休業です。営業の現況は電話でご確認ください。長崎自動車道の佐賀大和ICから車で約5分です。敷地内の井戸水の無料提供は、屋外タンクの撤去工事に伴い2022年10月14日から停止しています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
佐賀県佐賀市大和町大字尼寺2620
創業
1975年
公式サイト
sake-yamato.co.jp

出典

sakedata.jp / sagasake.or.jp / sake-yamato.co.jp / sakenomy.jp / waterserver-mizu.com / pon.sh / nta.go.jp / nrib.go.jp / londonsakechallenge.com

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