SAKE BREWERY — SAGA

光武酒造場

佐賀県鹿島市浜町乙2421 1688年創業

紹介

合資会社光武酒造場は、1688年(元禄元年)に佐賀県鹿島市の肥前浜宿で創業した歴史ある酒蔵です。多くの優れた杜氏を輩出してきた歴史から、地元では「光武学校」とも称されてきました。「酒造りは人づくり」「伝統の中からの革新」を企業理念や合言葉に掲げ、伝統的な製法を守りつつ時代に合わせた酒造りに取り組んでいます。

仕込み水には多良岳山系の軟らかな伏流水を使用しています。代表銘柄である清酒の「光武」「金波」や芋焼酎の「魔界への誘い」のほか、クラフトジン「赤鳥居」など多彩な酒類を製造・展開しています。

その品質の高さは国内外で広く評価されており、日本酒では世界最高権威とされるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でのゴールドメダル受賞をはじめ、Kura Masterプラチナ賞や全米日本酒歓評会での金賞などを獲得しています。また、焼酎「魔界への誘い」のモンドセレクション金賞受章やクラフトジンの受賞など、幅広い製品群で多数のコンクール受賞歴を誇ります。

歴史

光武酒造場は、佐賀県鹿島市の肥前浜宿で元禄元年に創業した歴史ある酒蔵です。肥前浜宿は江戸時代に長崎街道多良往還(多良海道)の宿場町として、また有明海に面した港町として栄えた地域で、酒蔵通りと呼ばれる浜中町八本木宿には白壁土蔵造りの酒蔵が今も軒を連ねています。法人としては昭和30年10月に光武員馬が設立し、その後昭和52年に光武馨、昭和59年には当時21歳の光武博之が社長に就任しました。数多くの優れた杜氏を輩出してきたことから、地元では「光武学校」とも呼ばれています。

清酒に加えて、平成6年には焼酎製造を開始し、黒麹芋焼酎「魔界への誘い」を世に送り出しました。平成23年にはリキュール製造免許を取得し、発酵食品の製造にも取り組むようになりました。企業理念に「酒造りは人づくり」を掲げ、「伝統の中からの革新」を合言葉に、伝統的な酒造りを守りながら品質向上に努める姿勢を貫いています。

令和2年10月には、10年以上にわたりグループとして事業をともにしてきた峰松酒造場と合併しました。峰松酒造場は大正3年創業で、令和元年10月には体調を崩した峰松酒造場の社長に代わって光武博之が経営を引き継いでおり、新型コロナウイルスの影響も踏まえて合併という選択に至っています。峰松酒造場の蔵は平成20年から光武酒造場グループの観光酒蔵として営業しており、合併後もその蔵は肥前屋として見学と販売の拠点であり続けています。看板銘柄であった「菊王将」や「肥前浜宿」の名も、合併後に引き続き受け継がれています。

平成27年からは吉田龍一が杜氏を務めています。若手ながら光武学校の伝統を受け継ぎ、杜氏の吉田龍一を中心としたプロジェクトメンバー3人で、年に一度だけ仕込む限定醸造シリーズ「きまぐれドラゴン」を立ち上げるなど、伝統と革新を両立させる酒造りに取り組んでいます。清酒は全国新酒鑑評会でも入賞を重ねており、蔵の技術力は品評会でも裏付けられています。

酒造り

仕込み水には、蔵の敷地内の井戸から汲み上げる多良岳山系の伏流水を使用しています。原料米は佐賀県内の専属農家が育てた酒米を主に用いており、「酒米の横綱」と称される山田錦のほか、五百万石、美山錦、雄山錦といった酒造好適米、さらに佐賀県産米のさがの華や夢しずくも用いて、それぞれの個性を生かした酒質を目指しています。

看板銘柄「光武」は、令和8年に酒質とデザインをあわせて大幅にリニューアルされ、佐賀県産米「さがの華」を100%用いた純米酒 光武(精米歩合65%、アルコール分13度)を中核に、山田錦を100%用いた超辛口の純米酒 光武、兵庫県特A地区産山田錦を35%まで磨いた純米大吟醸 光武など、幅広いラインナップを展開しています。

杜氏の吉田龍一が原料米や酵母、製法までを設計し、年に一度だけ仕込む限定醸造シリーズ「きまぐれドラゴン」も光武酒造場の酒造りを象徴する取り組みです。10種にわたるチャレンジタンクでの経験を経て、令和7年からは貴醸酒ブランドとして仕込むかたちに転換しました。令和8年9月出荷予定の「きまぐれドラゴン貴醸酒瓶燗火入れ2026」は、佐賀県産山田錦と低グルテリン米「春陽」を組み合わせて醸したもので、数量限定1,450本で展開され、IWC2026の普通酒の部でゴールドメダルとリージョナルトロフィーを受賞しています。

蔵データ

所在地

佐賀県鹿島市浜町乙2421

創業

1688年(佐賀県)

公式サイト

www.kinpa.jp

代表銘柄

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金波:定番商品「上撰金波」は、糖類を添加せず、まろやかな口当たりとキレの良さを両立させた普通酒です。精米歩合は七割で、晩酌に取り入れやすい手頃な価格帯にまとめられています。燗酒コンテストのお値打ち燗酒部門で最高金賞を獲得したほか、全国燗酒コンテストでも複数回受賞を重ねており、ぬる燗から熱燗まで燗をつけて楽しむのに適した一本です。

光武:光武酒造場の看板銘柄で、令和8年に酒質とデザインをあわせて大幅にリニューアルされ、佐賀県産米「さがの華」を100%用いた純米酒から、兵庫県特A地区産山田錦を35%まで磨いた純米大吟醸まで幅広いラインナップを展開しています。超辛口の純米酒は山田錦を100%用いて仕込まれており、旨みと切れ味のどちらも楽しめる一本です。Kura Masterのプラチナ賞や全米日本酒歓評会の金賞など国内外の品評会での受賞歴も豊富で、蔵の技術力を象徴する存在となっています。

魔界への誘い:平成6年に誕生した黒麹仕込みの芋焼酎で、光武酒造場が焼酎製造に乗り出す先駆けとなった銘柄です。黒麹由来のほのかな甘みと、すっきりとした後味が持ち味で、紅芋や全量芋仕込みなど原料や製法違いの多彩なバリエーションが展開されています。モンドセレクションでは金賞を連続して受賞しており、清酒に加えて焼酎でも高い評価を得ている光武酒造場を代表する一本です。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

平成20年から観光酒蔵として営業してきた旧峰松酒造場の蔵を活かした肥前屋で、酒類の販売や試飲を行っています。

補足

団体グループ向けの蔵見学は無料で、所要時間は30分から40分です。来店希望日の数日前までに電話やウェブの予約フォームで申し込む必要があり、個人での予約は受け付けていません。年末年始やお盆期間、社内研修などによる臨時休業日や、3月最終土日に開催される「花と酒まつり」前後の期間は見学を受け付けていません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

saga-kashima-kankou.com / meimonshu.jp / kinpa.jp / sagasake.or.jp / securite.jp / funaisoken.co.jp / mizu-navi.jp / sakeq.net / hizennya.com / saga-s.co.jp / value-press.com

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