丸永酒造場
代表銘柄:高波
長野県
NAGANO
1871年創業
丸永酒造場は、明治4年(1871年)に松本平の南端にあたる広丘村高出(現・長野県塩尻市)の水田地帯で創業した酒蔵です。家族総出で小規模醸造を行うスタイルを堅持しています。
大量生産を行わず、原料処理から搾りに至る醸造工程のすべてを伝統的な手造りで行っています。麹造りには手間を惜しまず、低温長期発酵を基本とした大吟醸原酒は公的な品評会でも評価を得ていると蔵は説明しています。代表銘柄は地酒「高波」です。
全国新酒鑑評会では平成14酒造年度以降に16回入賞し、うち金賞は平成22〜25酒造年度の4年連続を含む7回です。関東信越国税局酒類鑑評会でも多数の優秀賞を獲得しています。さらに、フランスの日本酒コンクール「Kura Master」の純米酒部門でも、2023年と2025年に「髙波 純米吟醸」が金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
丸永酒造場の歩み
丸永酒造場は、明治4年(1871年)に松本平の南端にあたる水田地帯で創業した酒蔵です。創業の地は、現在の長野県塩尻市大字広丘高出にあたります。代表と杜氏は蔵元の永原元春が務め、家族総出で酒を醸す小規模な蔵として、「今、飲みたい酒を造ること」をめざしてきました。
蔵元は、松尾神と「榛の木」に守られたこの場所で「高波」の酒を醸せることに感謝していると述べています。日本酒は生き物であり、自然の営みや造り手の思いと呼応するようなところが愛しく、旨い酒ができるとたくさんの人に飲んでほしくなる、というのが蔵の姿勢です。
全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降に16回入賞しています。そのうち金賞は、平成22酒造年度から平成25酒造年度までの4年連続と、平成30酒造年度、令和2酒造年度、令和7酒造年度の合計7回です。金賞以外の入賞は平成15・18・20・21・26・27・29酒造年度、令和元酒造年度、令和4酒造年度です。令和元酒造年度は金賞の選定が行われなかった年にあたります。それ以前についても、蔵の発表では平成5・9・10・11・13酒造年度に金賞、平成8酒造年度に入賞を受けています。
関東信越国税局酒類鑑評会については、蔵の発表では平成2年の第50回から令和3年の第92回までの間に優秀賞を36回受賞しており、平成6年の第58回は県別2位・管内3位、平成9年の第64回は県別1位・管内3位の成績です。国税局の受賞者名簿では、平成14年の第73回と、平成18年の第77回から令和3年の第92回までの各回で髙波が優秀賞を受けており、平成19年・21年・23年・24年・30年・令和元年・令和2年は2部門で受賞しています。
Kura Masterでも2023年と2025年に、髙波 純米吟醸が純米酒部門で金賞を受賞しています。2025年の部門名は純米酒(51-65%)部門です。
酒造りの特徴
蔵の仕事の中心は手造りです。たくさんは醸せない代わりに、原料処理から搾りまで、醸造工程のすべてを手作業で行っています。麹造りに手間を惜しまず、低温長期発酵を基本とした大吟醸原酒は、公的な品評会でも高い評価を得ていると蔵は説明しています。商品の表示では、純米大吟醸と純米吟醸にも低温長期醗酵が付いています。
原料米は商品ごとに決まっています。大吟醸と大吟醸原酒は兵庫県産の山田錦100%を精米歩合39%まで磨いたもので、純米大吟醸は美山錦100%の精米歩合49%、純米吟醸は美山錦100%の精米歩合55%です。純米酒には塩尻市産の美山錦100%を精米歩合65%で用いています。本醸造、菊印、淡麗辛口は精米歩合70%で、日本酒度は本醸造が+3、菊印が+4、淡麗辛口が+10です。商品の説明では、本醸造は旨口、淡麗辛口は辛口の定番酒とされています。
新しい取り組みが、凍結生酒の「高波Frozen」です。「日本酒の独特な熟成香が苦手」という人にも、蔵見学で味わうしぼりたての美味しさを届けたいという思いから、2020年から研究と開発を進めました。2022年に、しぼりたての原酒を瞬間冷凍した、蔵が信州初とする凍結生酒として商品化しています。瓶のデザインは、蔵元と同郷で高校の同級生でもある童話画家が手がけました。大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、特別本醸造の5種類が冷凍のまま届けられます。
定番酒のほかに、純米吟醸と純米酒のひやおろし、純米吟醸と純米酒のしぼりたて、本醸造の原酒生酒といった季節のお酒も造っています。大吟醸生酒や本醸造原酒生酒など、生酒のラインナップもそろっています。
代表銘柄
高波
高波は、蔵元の永原元春が杜氏として醸す丸永酒造場の銘柄です。大吟醸と大吟醸原酒には兵庫県産の山田錦を精米歩合39%まで磨いて使い、純米大吟醸と純米吟醸には美山錦、純米酒には塩尻市産の美山錦を用います。全国新酒鑑評会では平成22酒造年度から4年連続を含め、金賞を7回受け、Kura Masterでは純米吟醸が2023年と2025年に金賞です。凍結生酒の「高波Frozen」も手がけています。
見学・購入
- 直売所
- 蔵元のオンラインショップで販売しています。蔵の営業時間は平日の8時30分から17時までで、土曜・日曜・祝日は休業です。
- 補足
- 所在地は塩尻市大字広丘高出で、車では塩尻ICから約5分、JR塩尻駅から徒歩で約30分です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 長野県塩尻市大字広丘高出840番地
- 創業
- 1871年
出典
tokimeguri.jp / bindcloud.jp / sake-times.com / takanami-sake.com / naganosake.jp / nta.go.jp / nrib.go.jp
本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。