SAKE BREWERY — YAMANASHI
山梨銘醸
紹介
1750年(寛延3年)、信州高遠より分家した初代・北原伊兵衛が白州の水の良さに惹かれ、甲州街道台ヶ原の地で創業した歴史ある酒蔵です。銘柄「七賢」は1835年に高遠城主より新築祝いとして贈られた「竹林の七賢人」の欄間に由来し、1880年には母屋の奥座敷が明治天皇の行在所に指定された歴史を持ちます。酒造りでは、日本の名水百選に選ばれた南アルプス・甲斐駒ヶ岳の清らかな伏流水を仕込み水に使用し、山梨県産米や地元で育てた自社米などの酒米を用いています。伝統的な純米大吟醸のほか、瓶内二次発酵によるスパークリング日本酒の開発やウイスキー樽で熟成させた酒など、豊かな自然と技術を活かした酒造りを展開しています。国内外のコンテストでも高く評価されており、Kura Masterでのプラチナ賞受賞、SAKE COMPETITION 2017のSuper Premium部門1位、2025年インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)におけるチャンピオンサケ受賞など、多数の受賞歴を誇ります。
歴史
1750年(寛延3年)、信州高遠から分家した初代・北原伊兵衛が白州の水の良さに惹かれ、甲州街道の宿場町であった台ヶ原(現在の山梨県北杜市白州町台ヶ原)で酒造りを始めたことに、七賢の歴史は始まります。以来、北原家が蔵元を受け継ぎながら、300年近くにわたって酒造りを続けてきました。
銘柄名「七賢」は、1835年(天保6年)に五代目・北原伊兵衛延重が母屋を新築した際、高遠城主・内藤駿河守から竣工祝いとして「竹林の七賢人」を描いた欄間一対を贈られたことに由来します。この欄間は現在も文化財として母屋に残されています。1880年(明治13年)には明治天皇の巡幸に伴い母屋の奥座敷が行在所に指定され、1933年(昭和8年)には文部省の史跡に指定されました。2020年からは毎年11月23日の明治神宮新嘗祭に、七賢の酒が正式な白酒として奉納されています。
1925年(大正14年)には法人として山梨銘醸株式会社を設立し、1967年には醸造蔵「誠和蔵」を新築しました。1982年には製造する日本酒の全量を特定名称酒に切り替え、1999年には農業法人を設立して酒米の自社栽培にも取り組み始めています。2015年には瓶内二次発酵によるスパークリング日本酒の製造を開始し、2022年には日本酒の製造に使う電力を100%再生可能エネルギーへと転換して、年間のCO2排出量を約510トン削減しました。
酒造り
仕込み水には、醸造蔵内から湧き出る甲斐駒ヶ岳の伏流水を使用しています。花崗岩の地層をくぐり抜けて生まれたこの水は程よくミネラルを含み、なめらかで角のない口当たりを酒にもたらしています。酒米は水源を同じくする北杜市産の米を中心に用い、1999年に設立した農業法人でも自社栽培を行っています。
定番の純米大吟醸や純米酒に加え、2015年からは瓶内二次発酵によるスパークリング日本酒の製造にも力を入れています。また銘柄名の由来である「竹林の七賢人」にちなみ、7名の賢人それぞれの名を冠し、蔵元でしか味わえない限定の生酒シリーズも手掛けています。
品評会でも評価を重ねており、全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降だけでも金賞を10回受賞しています。2017年のSAKE COMPETITIONではSuper Premium部門で「七賢 純米大吟醸 大中屋 斗瓶囲い」が1位に選ばれ、2019年にはフランス発の日本酒コンクールKura Masterのスパークリング・スタンダード部門でスパークリング日本酒「七賢 星ノ輝」がプラチナ賞を受賞しました。2025年にはワインの国際コンクールIWCの日本酒部門で「七賢 純米大吟醸 白心」がチャンピオン・サケに選ばれ、同年の東京国税局酒類鑑評会でも清酒純米吟醸部門の「七賢 白心」に加え、清酒純米燗酒部門と本格焼酎部門でもそれぞれ優等賞を受けています。
蔵データ
代表銘柄
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七賢
1210円
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- なま生
- 蔵出し
七賢:1835年に贈られた「竹林の七賢人」の欄間にちなんで名付けられた銘柄です。仕込み水には甲斐駒ヶ岳の伏流水を使用し、なめらかな口当たりの純米大吟醸から瓶内二次発酵のスパークリング日本酒まで幅広く手掛けています。2025年にはIWCの日本酒部門でチャンピオン・サケに選ばれるなど、国内外の品評会で高い評価を受けています。
なま生:七賢の定番酒のひとつで、原料米にひとごこちとあさひの夢を用いた純米生酒です。精米歩合70%で、加熱処理をしない生酒ならではのふくよかな旨みと爽やかな香りが持ち味です。栗やブルーチーズ、レモングラスを思わせる香りが感じられ、よく冷やし、香りの立つグラスで味わうとフレッシュな味わいが一段と引き立ちます。
蔵出し:七賢が酒蔵開放の時期に合わせて年に一度発売する、本醸造の無濾過生原酒です。原料米にひとごこちを用い、無濾過ならではの豊かなコクと搾りたてのフレッシュな果実感、米の旨みが感じられる味わいに仕上げています。熟したバナナやアプリコットを思わせる香りと、すっきりとした喉ごしが特徴です。
見学・購入
あり(要事前確認)
直売店「酒処 大中屋」を併設しており、七賢の酒のほか発酵食品やスキンケアブランドの商品を扱い、試飲もできます。
酒蔵や行在所、焼酎貯蔵庫などを巡る有料ツアー「七賢物語ツアー」と、行在所・伝奏蔵を巡る予約制の「行在所・伝奏蔵見学」(こちらも有料)の2種類の見学プログラムを実施しています。敷地内には発酵料理を出すレストランも併設されています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
wikipedia.org / japansake.or.jp / hokuto-kanko.jp / sake-shichiken.co.jp / 8tabi.jp / fujiwara-jp.com / 8katte.com / compalyze.co.jp / ybs.jp / sakenomy.jp / sake-times.com / nrib.go.jp / sakecompetition.com / kuramaster.com / nta.go.jp
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