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所酒造

代表銘柄:房島屋

岐阜県

GIFU

所酒造の建物
所酒造の建物(2020年撮影)「Ibigawa Tokoro Syuzo 2020-11 ac.jpg」 — 写真:Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0縮小・WebP変換

岐阜県西濃地方の揖斐川上流(揖斐郡揖斐川町)に位置する酒蔵。明治初頭に創業し、かつては「桜千代の春」「揖斐の蔵」などを主要ブランドとしていたが、2000年に5代目の所優氏が「房島屋(ぼうじまや)」を立ち上げ、現在は蔵の代表銘柄となっている。「日本酒は食中酒である」をテーマに掲げ、米の旨味と際立つ酸味、キレのよさを活かした酒造りを行っている。全体で製造する日本酒の約9割を純米酒が占めており、生酒商品はすべて「無ろ過生原酒」として出荷されている。

定番の「純米超辛口」をはじめ、限定ブランドである「兎心(ところ)」シリーズなど、個性を大切にした明確なコンセプトの銘柄群を展開している。

所酒造の歩み

所酒造は、岐阜県西濃地方を流れる揖斐川の上流、揖斐郡揖斐川町三輪にある小さな酒蔵です。創業は明治初頭で、初代の銀松さん、二代目の憲治さん、三代目の銀一さん、四代目の啓さんと受け継がれ、現在は五代目の所優さんが代表を務めています。

法人としての設立は昭和9年(1934年)9月30日で、社名は所酒造合資会社です。創業の時期と法人設立の時期は別で、蔵は法人になる前から酒造りを続けてきました。

かつての主力ブランドは「桜千代の春」と「揖斐の蔵」でした。2000年に五代目の所優さんが「房島屋(ぼうじまや)」ブランドを立ち上げ、現在は房島屋が蔵の代表銘柄になっています。酒名は蔵元の屋号に由来し、創業時の屋号を銘柄に改めたものです。房島屋のシリーズとして最初に定番となったのは純米吟醸無ろ過生酒で、2002年から醸造を始めたお酒です。

一方の「揖斐の蔵しぼりたて」は、発売から30年を超えるロングセラーです。アルコール度数19度の飲みごたえあるフレッシュなお酒で、いまも定番として造り続けられています。

万人受けする日本酒ではなく、個性を大切にした酒造りを行うのが蔵の考え方です。「日本酒は食中酒である」をテーマに、小さな酒蔵だからこそ表現できる個性を磨き続けています。2020年の地元酒販店の取材時点では、蔵元の所優さん自らが杜氏も務めていました。

酒造りの特徴

所酒造では、製造する日本酒のおよそ9割が、米と水と微生物だけで造る純米酒です。さらに全体の半分以上を占める生酒は、すべて無ろ過生原酒として出荷しており、うっすらとおりが残ることもあります。お米の旨味を存分に引き出し、搾ったあとはほとんど手を加えないことで、一期一会の味わいを表現しています。仕込み水は揖斐川の伏流水です。

房島屋は、火入れの熟成酒を除いてすべてが原酒で、アルコール度数が高く酸もしっかりしているため、数年単位の熟成に向いています。蔵では、生原酒は低温で、火入れ酒は直射日光を避けた低温から常温で自家熟成させる楽しみ方を提案しています。2022年には、蔵で見つけた平成23酒造年度の6号酵母の純米無ろ過生原酒を約10年ぶりに開栓し、ぬる燗にして旨味を引き出しました。

定番は、精米歩合65%、日本酒度+10、酸度1.8の「純米超辛口」と、日本酒度+5、酸度2.3で房島屋の個性を最もよく表すお酒の一つである「純米無ろ過生原酒」です。純米超辛口は、冷やからお燗までどの温度帯でも楽しめる、蔵が房島屋の中で最も和食に合うと勧めるお酒です。純米無ろ過生原酒は、ぬる燗にするとお米の旨味が広がります。原料米は国産米を使っています。

季節や限定のお酒も多彩です。11月から4月に出る純米超辛口おりがらみは、麹米にあけぼの、掛米に五百万石を使ったうすにごりの生原酒です。5月から8月ごろに出る純米ブルーボトルは、ロックや日本酒ハイボールのベースにもできる夏の定番生酒です。秋の純米ひやおろしは、ひだほまれと吟吹雪の純米酒をブレンドしています。純米吟醸ひやおろしには岐阜のG2酵母を使っています。白麹を麹米の一部に使った「純米白麹シリーズ」は、ひだほまれ、雄町、福井県産の九頭竜と続くシリーズです。

「兎心(ところ)」シリーズは、微発泡のBLACKやWHITE、山田錦を45%まで磨き、中汲みを瓶詰めして瓶内二次発酵させたGOLDなど、コンセプトのはっきりした限定酒です。

代表銘柄

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房島屋

房島屋は2000年に立ち上げた蔵の代表銘柄で、米の旨味と酸味をしっかり感じられるキレのよい純米酒です。「日本酒は食中酒である」をテーマに、「現代の料理に合う食中酒」を掲げ、和食の出汁やフレンチの油脂分やソースとも合わせやすい酒質を目指しています。冷やしても常温でも、お燗でも楽しめ、数年寝かせる熟成も勧めています。

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見学・購入

直売所
蔵で酒の直売があります。営業時間は9時から17時で、定休日は不定休です。時短営業の場合もあるため、来店前に連絡すると安心です。
補足
毎年4月29日には酒蔵まつりを、11月下旬には新酒まつりを蔵で開催しています。どちらも入場料は100円で、お酒1杯またはソフトドリンク1本が付きます。最寄り駅は養老鉄道の揖斐駅で、酒蔵まではタクシーで約8分です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪537-1
公式サイト
tokoroshuzo.com

出典

tokoroshuzo.com / gifu.fun / sakenomy.jp / saketime.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。