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岡田本家

代表銘柄:盛典・花てがみ・金鵄盛典

兵庫県

HYOGO

1874年創業

1874年(明治7年)創業、兵庫県加古川市に唯一現存する酒蔵です。明治天皇即位の礼「御大典」に因む代表銘柄「盛典」を代々手掛けていましたが、戦後は大手メーカーの下請け製造が中心となっていました。市内の酒蔵が途絶えるなか、地元の想いを受けて2010年に自社銘柄の酒造りを復活させました。仕込み水には加古川の伏流水を使用し、原料米には加古川産をはじめ兵庫県産米を100%使用するなど、地産地消にこだわった酒造りを行っています。全量手作業の小規模な醸造体制で、スッキリとキレのある味わいを追求しています。

また、兵庫県立農業高校の生徒が採取したサルビアの花酵母で醸す「花てがみ」といった地域連携の銘柄も展開しています。2020年には大阪国税局清酒鑑評会の燗酒部門で優秀賞を受賞したほか、全国新酒鑑評会でも入賞を果たしています。

岡田本家の歩み

合名会社岡田本家は1874年(明治7年)、現在の加古川市野口町にあたる地で創業しました。代表銘柄「盛典」の正式な名称は「金鵄盛典」(きんしせいてん)で、創業当時の明治天皇にまつわる式典にちなんで名付けられました。

昭和40年代には加古川市内にも10軒以上の造り酒屋がありましたが、戦後は大手酒造メーカーの下請け製造が中心となり、自社銘柄「盛典」の醸造と販売は長く休止していました。市内でもう1軒残っていた酒蔵が廃業し、岡田本家が加古川で唯一の酒蔵となったことをきっかけに、2010年(平成22年)、家業を継いだ岡田洋一氏が自社銘柄の醸造を再開しました。岡田氏は大学卒業後に白鶴酒造で3年間修業し、その後加古川へ戻って家業に入りました。

再開当初、岡田氏は蔵元杜氏としてただ一人で酒造りを担っていましたが、その後、かつての上司にあたる米田氏を杜氏として迎え入れました。以来、蔵元と杜氏を中心とした少人数体制で醸造を続けています。年間の造石量は110石から120石ほどで、瓶詰めまで含めた全工程を手作業で行っています。

酒質の評価も高まっており、令和2年度の大阪国税局清酒鑑評会では燗酒用清酒部門で優秀賞を受賞しました。全国新酒鑑評会でも、平成24酒造年度、平成25酒造年度、令和元酒造年度の入賞酒目録に「金鵄盛典」の名で名を連ねています。

直売所は2011年、仕込み蔵の近くにあった米蔵を改装して開設されました。2023年11月には、かつて麹室として使われていた建物を改装し、通りから見えやすい場所へ移転しています。

酒造りの特徴

仕込み水には、地下50メートルからくみ上げる加古川の伏流水を使用しています。原料米には兵庫県産米を100%使用しており、稲美町の契約農家や蔵で自社栽培する五百万石に加え、契約農家や兵庫県立農業高校の生徒が栽培する山田錦も用いています。もろみを搾る際に圧をかけ過ぎないよう心がけるなど、量よりも品質を優先した酒造りを続けており、目指す酒質はサラッとして飲みやすく、キレのある淡麗な味わいです。

地域との結びつきも大切にしており、兵庫県立農業高校農業科の生徒が栽培した山田錦を使い、「金鵄盛典 純米吟醸生原酒」を醸しています。同校生物工学科の生徒がサルビアの花から採取した花酵母を使った純米吟醸酒「県農 花てがみ」も手がけており、地元の学生と酒蔵が協働しています。

商品のラベルには正式名称の「金鵄盛典」と通称の「盛典」がいずれも使われており、大吟醸から特別純米、にごり酒まで幅広いラインナップに冠されています。

代表銘柄

盛典

「盛典」は、岡田本家が代々手掛けてきた代表銘柄の呼び名で、正式には「金鵄盛典」といいます。2010年、家業を継いだ岡田洋一氏がこの銘柄の醸造を復活させました。仕込み水には加古川の伏流水を、原料米には兵庫県産米を100%使用し、大吟醸から特別純米、にごり酒まで幅広い商品に冠されています。目指す味わいはサラッとして飲みやすく、キレのある淡麗な酒質です。

花てがみ

「花てがみ」は、地元の兵庫県立農業高校とのコラボレーションで生まれた純米吟醸酒です。同校生物工学科の生徒がサルビアの花から採取した花酵母を用いて醸しており、使用する山田錦も同校で栽培されたものです。地域の学生と酒蔵が協働して育てた一本です。

金鵄盛典

「金鵄盛典」は「盛典」の正式名称で、読みは「きんしせいてん」です。創業当時の明治天皇にまつわる式典にちなんで名付けられました。現在は蔵元と杜氏を中心とした体制で醸造されており、平成24酒造年度、平成25酒造年度、令和元酒造年度の全国新酒鑑評会で「金鵄 盛典」の名で入賞しています。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵に併設する直売所で「盛典」各種商品を購入できるほか、試飲も可能です。仕込み蔵や昔使用していた蔵の見学もでき、見学は要予約です。2023年11月には店舗をリニューアルし、かつて麹室として使われていた建物を改装した、通りから入りやすい店舗に移転しました。
補足
営業時間は平日10時から18時、土・日・祝日は10時から17時までで、月曜日が定休日です。4月から10月は第2・第4日曜日も休業となります。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
兵庫県加古川市野口町良野1021
創業
1874年
公式サイト
okadahonke.jp

出典

okadahonke.jp / sake-times.com / harima-sake.jp / kakogawa.lg.jp / sakeworld.jp / e-harima-tourism.jp / keizai.biz / moromikoji.net / nrib.go.jp / nta.go.jp / city.kakogawa.lg.jp / kakogawa.keizai.biz / sakenowa.com

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