SAKE BREWERY — YAMAGATA
米鶴酒造
紹介
山形県東置賜郡高畠町に所在する1697年(元禄10年)創業の酒蔵です。江戸時代末期には米沢藩上杉家の御用酒蔵を務めた歴史を持ちます。銘柄名「米鶴」は、地元に伝わる民話「鶴の恩返し」や、豊かに実った稲穂がお辞儀をする姿、鶴の立ち姿にちなみ、感謝の真心を伝える酒でありたいという願いから名付けられました。「米作りからの酒造り」を基本姿勢とし、1983年には地元農家とともに「高畠町酒米研究会」を結成して地元産酒米の栽培に注力。蔵人が幻の酒米「亀の尾」から独自開発した酒造好適米「亀粋(きっすい)」の品種登録(1993年)にも成功しました。全国新酒鑑評会で30回以上の金賞を受賞するなど高い品質評価を得ており、食事に寄り添う香り・味わい・キレのバランスに優れた酒造りを行っています。代表銘柄には「米鶴」「鶴翔」「まほろば」「さなえ」「かっぱ」などがあります。
歴史
米鶴酒造は、山形県東置賜郡高畠町二井宿に蔵を構える酒蔵です。1697年(元禄10年)、初代・梅津伊兵衛によって創業されました。江戸時代末期には米沢藩上杉家の御用酒蔵を務めました。
戦前、九代目の伊兵衛は、それまで経験と勘に頼っていた酒造りを見直そうと、十代目に大阪高等工業学校(後の大阪大学工学部)で醸造学を学ばせました。理論に基づく酒造りを取り入れたことで腐造を防ぎ、品質の安定化に成功しています。1968年には全国調味食品品評会で最高峰の賞であるダイヤモンド賞を受賞しました。
1953年12月に法人化して株式会社米鶴本店を設立し、1972年に現在の社名である米鶴酒造株式会社へと商号を変更しました。現在の代表取締役社長は梅津陽一郎氏です。
同蔵は「米作りからの酒造り」を基本姿勢に掲げ、1983年には蔵人と地元農家が共同で高畠町酒米研究会を発足させました。使用する米の半分は地元・二井宿産で、山形県産米全体の使用率は95%以上に達しています。この取り組みの中で、蔵人自らが幻の酒米「亀の尾」から選抜・育成した独自の酒造好適米「亀粋(きっすい)」を開発しました。品質面でも全国新酒鑑評会で30回以上の金賞を受賞するなど、高い評価を積み重ねてきました。
酒造り
米鶴酒造の酒造りは、地元産の酒米を核とした原料へのこだわりに支えられています。1983年に発足した高畠町酒米研究会を通じて蔵人と農家が酒米栽培に取り組んでおり、二井宿地区で採れる米の約半分が酒造好適米となっています。この共同研究の中で、幻の酒米とされる「亀の尾」から選抜・育成された独自品種「亀粋」が生まれ、蔵の酒造りに使われています。
醸造面では、戦前に大阪高等工業学校で学んだ理論的な醸造学を取り入れて腐造を防いだ歴史を土台に、香り・味わい・キレのバランスを重視した酒質を追求しています。乳酸菌を自然に取り込みながら酒母を育てる山廃仕込みによる特約店限定の銘柄から、精米歩合65%の「超辛純米」のように日常の食卓に寄り添う定番の食中酒まで、幅広い酒質を手がけているのが特徴です。また、山形県産の酒米「出羽燦々」を用い、山形県産の麹菌・酵母だけで仕込む純米吟醸など、原料から山形県産にこだわった酒造りにも力を入れています。
こうした取り組みの結果、全国新酒鑑評会で30回以上の金賞を受賞し、1968年には全国調味食品品評会で最高峰のダイヤモンド賞を受賞するなど、長年にわたり高い品質評価を得ています。
蔵データ
代表銘柄
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- 鶴翔
- まほろば
- さなえ
鶴翔:「鶴翔(かくほう)」には、乳酸菌を自然に取り込みながら酒母を育てる山廃仕込み(出羽燦々・精米歩合50%)や、山田錦を用いた袋取りなど複数の仕込みがあり、いずれも特約店限定で流通しています。しっかりとした酸と旨味を伴う、食中酒としての飲み応えのある酒質が持ち味です。
まほろば:「純米吟醸 まほろば」は、山形県産の酒米「出羽燦々」を精米歩合60%まで磨き、山形県産の麹菌・酵母だけを用いて仕込む、酒米から麹・酵母まで山形県産にこだわり抜いた一本です。日本酒度+3のやや辛口で、出羽燦々らしい穏やかな香りとキレの良い後味が持ち味です。
米鶴:「米鶴」は蔵の看板となる定番シリーズで、なかでも「超辛純米」は「純米」「辛口」「手ごろな価格」の三拍子がそろった一本で、米鶴自慢の辛口純米酒として飲食店でも多く採用されています。精米歩合65%で仕込まれ、日常の食卓に寄り添う飲み飽きしない辛口の味わいが特徴です。蔵が力を入れる地元産米へのこだわりを、日常酒の形で伝えるラインでもあります。
かっぱ:「かっぱ」は特別純米の超辛口酒で、洋ナシを思わせる穏やかでフレッシュな香りがありながら、米の旨みをしっかり残しているのが特徴です。冷やからお燗まで幅広い温度で楽しめ、あっさりした料理から塩気のある料理まで合わせやすい、コストパフォーマンスに優れた日常の晩酌酒として親しまれています。
見学・購入
なし
蔵元併設の売店があり、平日(12月のみ土曜日も)に販売しています。
通常は4月から9月の期間中、事前連絡があった場合のみ見学を受け付けていますが、酒蔵改築工事のため当面の間見学を休止しています(再開時期未定)。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
yamagata-sake.or.jp / yonetsuru.com / chokuso-keikaku.jp / umaies.net / maff.go.jp / sakenomy.jp / sipory.jp / hasegawasaketen.com / ja.wikipedia.org / japansake.or.jp / kigawaya.com
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