SAKE BREWERY — YAMAGATA

酒田酒造

山形県酒田市日吉町2丁目3-25 1947年創業

紹介

山形県酒田市にある酒田酒造は、1947年(一部資料では1946年)に地元の5つの酒蔵(男山・養老・藤屋・千里井・玉の川)が合併して誕生した酒蔵で、酒田市街地に残る唯一の蔵元です。代表銘柄「上喜元」をはじめ、「上亀元」や「中秋の風花」などの銘柄を手掛けています。

仕込み水には鳥海山系の伏流水を使用し、地元山形産の酒米(出羽燦々、美山錦など)のほか、全国から仕入れる多種多様な酒米を自在に使い分けた丁寧な酒造りが大きな特徴です。伝統的な「生酛(きもと)造り」や吟醸造りに力を入れ、米本来の旨味を引き出した味わい深い酒を醸しています。

その高い技術力は広く評価されており、全国新酒鑑評会での金賞受賞を筆頭に、Kura Masterやミラノ酒チャレンジ、東北清酒鑑評会など国内外の数々の品評会で優れた受賞実績を残しています。

歴史

酒田酒造は昭和22年(1947年)、酒田市内で酒造業を営んでいた男山・養老・藤屋・千里井・玉の川という5つの蔵が合併して発足しました(合併の時期を昭和21年とする資料もあります)。合併の中心となったのは橋本酒造で、その建物が現在の酒田酒造本社蔵の母屋にあたります。この建物「橋本家住宅主屋」(山形県酒田市日吉町2-3-25)は明治37年(1904年)頃に建てられた酒造業を営む町家建築で、1996年12月20日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。合併によって生まれた酒田酒造は、酒田市街地に残る唯一の蔵元となりました。

銘柄名「上喜元」には、酒が人のかたわらにあって喜びをいっそう深いものにし、飲めば上機嫌になる喜びのもとであるという意味が込められています。

酒田酒造の酒造りを長年、代表取締役兼杜氏として率いてきたのが佐藤正一氏です。佐藤氏は1970年に東京農業大学醸造学科を卒業し、翌1971年に酒田酒造へ入社、1974年に杜氏へ就任、1998年に代表取締役社長へ就任しました。研究熱心な蔵元杜氏として知られ、多種多様な酒造好適米を使いこなす技術力によって、多くの酒造家から尊敬と信頼を集める存在とされています。現在は内藤大輔氏が杜氏を務め、製造現場を担っています。

酒造り

酒田酒造の酒造りは、佐藤正一氏が培ってきた「秒単位での洗米・浸漬」「蓋麹法」「低温長期発酵」という基本技術を土台にしています。米が違えば酒の味わいも違うという考え方のもと、出羽燦々や美山錦、山形酒4号、亀の尾など、山形県産を中心に多彩な酒造好適米を使い分ける少量多品種の生産スタイルが特徴です。吟醸・純米吟醸を中心に、伝統製法である生酛造りにも力を入れており、料理と合わせても飲み飽きしない、フルーティーさと旨味を兼ね備えた酒質を目指しています。近年は酵母の培養設備を整え、自社培養の酵母も積極的に採用しており、米ごとに酵母を使い分けるのも特徴です。

製造拠点は山形県酒田市日吉町の本社蔵と、同市京田の京田工場の2か所です。こうした丁寧なものづくりは高く評価されており、公式サイトによると2023年・2024年の全国新酒鑑評会での金賞受賞をはじめ、2024年はKura Master純米大吟醸部門でのプラチナ賞・金賞やミラノ酒チャレンジでの銀賞、2023年は東北清酒鑑評会での優等賞・評価員特別賞やSAKE COMPETITIONでの銀賞など、2007年以降ほぼ毎年、国内外の品評会で受賞を重ねています。また全国選抜清酒品評会では2008年に第1位、2007年に第2位を獲得した実績もあります。清酒「上喜元」の製造販売のほか、リキュールの製造販売も手掛けています。

蔵データ

所在地

山形県酒田市日吉町2丁目3-25

創業

1947年(山形県)

公式サイト

www.jokigen.com

代表銘柄

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上喜元:酒田酒造の代表銘柄で、長年蔵元杜氏を務めた佐藤正一氏が築いた酒質を、現在は杜氏・内藤大輔氏が受け継いでいます。米の個性を引き出す少量多品種の酒造りにより、出羽燦々や美山錦、亀の尾など多彩な酒米を使い分け、華やかさとバランスを兼ね備えた食中酒として設計された味わいが持ち味です。

上亀元:明治期に見出された古い酒米「亀の尾」を100%使用した純米吟醸酒です。精米歩合55%、アルコール分16度。力強い生命力を感じさせる亀の尾ならではの米の風味を生かし、瑞々しい甘みが最初から最後まで印象深く続き、長い余韻の旨味を楽しめる一本に仕上げられています。

中秋の風花:純米吟醸のおりがらみで、精米歩合55%、アルコール分14〜15度の秋季の酒として特約店向けに出荷されてきました。名前は、旧暦十五夜の満月の夜にだけ降るとされる雪「風花」に由来します。おりがらみのほのかな甘みと深みのある旨みを持ちながらすっきりとした飲み口と紹介されており、公式サイトの現行商品一覧には掲載がありません。

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出典

sakedata.jp / menkoi-tv.co.jp / jokigen.com / yamagata-sake.or.jp / kigawaya.com / yamanaka-sake.shop / imadeya.co.jp / sabun-saketen.com / umaisake.ne.jp / sakenomy.jp / todoroki-saketen.com / sakesen.com / saketime.jp / jozo.or.jp / sakagura-press.com / syusendo-horiichi.co.jp / online.bunka.go.jp

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