SAKE BREWERY — YAMAGATA
楯の川酒造
紹介
天保3年(1832年)創業。庄内を訪れた上杉藩家臣から水の良さを評価された初代平四郎が酒母製造を興し、安政元年(1854年)に酒造業を開始しました。翌年に荘内藩藩主の酒井公へ酒を献上した際、大いに喜ばれて「楯野川」の酒銘を命名された歴史を持ちます。
造りの最大の特徴は、2010年より製造するすべての日本酒を最高カテゴリーである「純米大吟醸」に特化・全量移行している点です。鳥海山麓の良質な水と米を用い、自社精米による高精白な酒造りに注力しており、2017年には75日間かけて磨き上げた精米歩合1%の日本酒「光明」を史上初めて実現させました。
受賞歴も豊富で、全国新酒鑑評会での数々の金賞受賞をはじめ、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)、SAKE COMPETITION、ワイングラスでおいしい日本酒アワードなどで多数の受賞実績を有しています。
歴史
楯の川酒造の始まりは1832年(天保3年)、庄内を訪れた上杉藩の家臣が水質を評価したことから、初代・平四郎が酒母製造業を興したことに遡ります。安政元年(1854年)には酒造業を開始しました。
楯の川酒造は1962年11月22日に楯の川酒造株式会社として法人化されました。現在は佐藤淳平氏が六代目蔵元・代表取締役を務めています。
全量純米大吟醸化に踏み切る以前には、「楯の川」の銘柄で全国新酒鑑評会において平成14・15・17・20酒造年度に金賞を受賞した実績があり、庄内地方における技術力の高さを示してきました。
近年は原料米にも独自の挑戦を重ねています。2021年9月27日には、「幻の酒米」亀の尾の親にあたる庄内地方の希少な在来品種「惣兵衛早生」を用いた純米大吟醸「Shield 惣兵衛早生」を数量限定で発売しました。同蔵が山形県農業総合研究センター水田農業試験場から譲り受けた種もみをもとに、契約農家の協力を得て3年以上かけて作付面積を増やし、現代に復活させたものです。精米歩合50%、アルコール度数15%に仕上げ、自社酵母を用いて醸造しており、720ml入りは2,035円、1800ml入りは3,850円(いずれも税込)で発売されました。
事業の幅も広げており、2022年6月24日には日本酒醸造の技術を生かしたウイスキー製造子会社「月光川蒸留所」の設立を発表しました。所在地は山形県飽海郡遊佐町吹浦地区で、山形県内では2例目となるウイスキー蒸留所です。同年10月には蒸留設備や貯蔵設備の整備、人材採用・育成のための資金として3億5,000万円を調達しています。2023年に蒸留を開始し、2024年に最初の製品を発売しました。シングルモルトは2027年頃の販売を予定しています。
酒造り
仕込みには自社精米機を導入し、原料米の精米を全量自社で行う体制を敷いています。プレート式熱交換機による急速加熱・急速冷却の設備も備え、高精白の純米大吟醸を安定した品質で仕込める環境を整えています。
主力の「清流」は出羽燦々を用いて精米歩合50%に仕上げる一方、上位モデルではさらに高精白な酒も手掛けるなど、商品ごとに精米度合いに幅を持たせているのが特徴です。原料米の精米まで自社で担うことで、極端な高精白にも対応できる生産体制を築いています。
2022年6月13日には、兵庫県産山田錦を100%使用し精米歩合50%まで磨いた純米大吟醸をベースに、アルコール度数13%に仕上げた低アルコール仕様の「爽流」を数量限定で発売しました。冷やすとラムネを思わせる爽やかな香りが立ち、常温では甘みを感じられるなど、温度による味わいの変化も楽しめる商品です。夏季数量限定の季節商品で、鮎の塩焼きや夏野菜との相性を提案しています。
蔵データ
代表銘柄
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楯野川
990円
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楯野川:「楯野川」は全量純米大吟醸を貫く同蔵の看板銘柄です。標準ラインの「清流」から精米歩合を極限まで高めた上位モデルまで、精米度合いに幅を持たせたラインナップを展開しています。2021年には庄内地方の希少な在来品種「惣兵衛早生」を復活させた限定酒「Shield 惣兵衛早生」を、2022年には山田錦を用いた低アルコール仕様「爽流」を発売するなど、原料米や味わいの幅を広げる新商品にも取り組んでいます。
見学・購入
あり(要事前確認)
本社向かいに直売店「楯野川 蔵元SHOP」があり、日本酒やリキュールのほか、有料の角打ち試飲メニューも取り扱っています。
毎年11月から翌年5月頃まで、年末年始を除く毎週土曜10時より蔵見学(動画鑑賞・蔵見学・試飲)を実施しており、事前申込制です。申込みはGoogleフォームから受け付けています。直売店「楯野川 蔵元SHOP」の営業時間は10:00〜16:00で定休日は日曜、本社事務所は営業時間10:00〜16:00・定休日は土日祝と別になっています。駐車場は5台です。JR砂越駅から車で約10分、JR酒田駅から車で約20分の立地です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
yamagata-sake.or.jp / tatenokawa.com / japansake.or.jp / tohoku-sakurakaido.jp / nihonshu-tourism.com / wantedly.com / sakata-kankou.com / ja.wikipedia.org / prtimes.jp
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