SAKE BREWERY — YAMAGATA
長沼
紹介
山形県長井市に位置する長沼合名会社(長沼酒造)は、1916年(大正5年)に創業した酒蔵です。当主は代々「長沼惣右衛門」を名乗る習わしがあり、歴史ある店舗兼主屋と蔵は2008年に国の登録有形文化財に指定されています。
仕込み水には朝日山系を源とする深井戸から取水する100%天然地下水(超軟水)を使用。米・水・酵母ともに山形県産を意識し、手洗いを徹底した700kg以下の小仕込みや、特定名称酒での麹蓋を用いた麹造りなど、昔ながらの手仕事にこだわっています。搾りにおいても自動圧搾機を使わず、二つの槽(ふね)で優しく搾る全量槽しぼりを採用しています。
香りは穏やかで食事との相性が良く、単なる食中酒にとどまらず飲む人の心に響く酒造りを目指しています。主要な銘柄には「惣邑」「誉小桜」「惣右衛門」「小桜」などがあります。
歴史
長沼合名会社は、山形県長井市十日町一丁目に蔵を構える酒蔵です。長沼家は江戸時代から12代続く家系で、9代目までは呉服商や養蚕業を営んでいたと伝えられています。10代目にあたる当主が1916年(大正5年)から酒造業を始めました。当主は代々「長沼惣右衛門」を襲名する習わしがあり、現在の蔵元夫婦は2007年に酒造りを引き継ぎ、蔵の歴史を今に伝えています。
最上川舟運で栄えた長井市中心部の街並みに溶け込む店舗兼主屋と蔵群は、平成20年(2008年)4月18日に国の登録有形文化財に登録されています。店舗兼主屋、内蔵、新蔵、前蔵、中蔵、仕込蔵の6棟が登録されており、家財を保管する内蔵、精米やその貯蔵に使われた前蔵、トラス組構造の中蔵や仕込蔵など、酒造家の屋敷構成を示す一連の建物群が現存しています。蔵の中では昔ながらの製造機が現役として稼働しています。
2010年には新たなブランド「惣邑」が発表されました。「飽きずにずっと楽しめる酒(自分たちが飲みたい酒を造る)」という理念のもと、香りが穏やかでさらりとした味わいでありながら深い旨みを持つ酒造りを目指しています。地元の水と山形県産を中心とした米を用い、地域に根差した酒造りを続けています。
全国新酒鑑評会では、惣邑が令和6酒造年度に金賞を受賞したほか、令和7・令和4・令和2・令和元酒造年度にも入賞しています。
酒造り
仕込み水には、45m以上の深井戸から取水する100%天然地下水を使用しています。マグネシウムやカルシウムの含有量が少ない超軟水で、硬度は20mg/Lです。洗米は手洗いを徹底し、自動圧搾機は使用せず、甑(こしき)で米を蒸し、槽(ふね)で醪を搾る昔ながらの手法を守り続けています。
使用する酒米は、羽州誉、出羽燦々、出羽の里、酒未来など山形県産の酒造好適米を中心に使用し、純米大吟醸「惣右衛門」には兵庫県特A地区産の愛山を用いています。米の浸漬時間や温度管理、搾るタイミングなど、製造過程での細かな調整を積み重ね、それぞれの米の特性を引き出す酒造りに取り組んでいます。惣邑・惣右衛門には山形酵母を使用しています。
香りが穏やかで食事との相性がよいお酒を造ることを大切にしながら、単なる食中酒にとどまらず、飲む人の心に響く酒造りを理想として掲げています。
蔵データ
代表銘柄
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惣邑
1815円
楽天で見る
- 誉小桜
- 惣右衛門
- 小桜
惣邑:惣邑は、2010年に発表された純米酒シリーズです。羽州誉、出羽燦々、酒未来を用いた精米歩合50%の純米吟醸や、出羽の里を用いた精米歩合60%の純米酒があり、いずれもアルコール分は16%です。穏やかな香りとさらりとした味わいの中に深い旨みを感じる酒質を目指し、山形県産米を用いてそれぞれの米の個性を生かした造り分けに取り組んでいます。「飽きずにずっと楽しめる酒」という蔵元の理念を体現するシリーズです。
惣右衛門:惣右衛門は、代々の当主が襲名してきた「長沼惣右衛門」の名を冠した、蔵の最高峰に位置づけられる純米大吟醸です。兵庫県特A地区産の酒米「愛山」を用い、精米歩合40%まで磨き上げて醸されています。アルコール分は16%で、爽やかで心地よく、バランスの取れた味わいが特徴です。
小桜:小桜は、精米歩合70%、アルコール分15%の辛口純米酒です。「冷よし・燗より・燗冷めよし」をテーマに造られており、冷やしても、燗をつけても、燗が冷めてからも味わえる懐の深さが特徴です。1800ml入りで販売されています。蔵の一帯が中世の小桜城址にあたることに由来する商標です。
見学・購入
なし
購入は取扱小売店の店頭販売または小売店による通信販売を通じてお願いしています。
電話やFAXでの通信販売には対応していません。近隣の取扱店が分からない場合は、お住まいの地域を明記のうえ問い合わせフォームからご連絡ください。衛生管理の都合により、蔵見学は実施していません。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
yamagata-sake.or.jp / sakenomy.jp / yamagatakanko.com / note.com / soumura.com / pon.sh / pref.yamagata.jp / bunka.go.jp / nrib.go.jp
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