SAKE BREWERY — MIYAGI

阿部勘酒造店

宮城県塩竈市西町3-9 1716年創業

紹介

宮城県塩竈市に位置する阿部勘酒造は、享保元年(1716年)に仙台藩の命により、奥州一宮である鹽竈神社の御神酒御用酒屋として創業した歴史ある酒蔵です。代表銘柄には「阿部勘」「四季の松島」「於茂多加男山」などがあります。

蔵のある塩竈市は人口あたりの寿司店数が日本一ともいわれる港町であり、新鮮な海の幸に寄り添う「食事を引き立てる名脇役の酒」を追求しています。原料には主に宮城県産米を使用し、すっきりとした口当たりの中に米の旨みを感じられる酒造りを行っています。伝統的な寒造りやマイナス5度での貯蔵管理でフレッシュな飲み口を守り品質向上に努めるほか、新しい酒造りへの挑戦にも精力的に取り組んでいます。

歴史

阿部勘酒造は、宮城県塩竈市に蔵を構える酒蔵です。享保元年(1716年)、仙台藩の命により奥州一宮の鹽竈神社の御神酒御用酒屋として酒造りを始めたのが創業とされています。以来、港町として発展してきた塩竈の地で、300年以上にわたり酒造りを続けてきました。

平成6年(1994年)には、周辺の区画整理にともなう前面道路の拡幅で敷地の一部が道路用地となったことを機に蔵の建て替えが行われ、自動製麹機を備えた工場へと生まれ変わりました。背後には神社があり周辺には住宅が立ち並ぶため敷地を広げることは難しく、限られた敷地の中での建て替えとなりました。その後も洗米機や瓶詰め機の更新を重ねるなど、段階的に設備の近代化を進めてきました。

杜氏は平成18年(2006年)より平塚敏明氏が務めています。平成23年(2011年)の東日本大震災の発生時には6本のもろみが発酵中でしたが、幸いタンクの転倒はなく、停電の中で管理を続け、数日後に電気が復旧してから無事に搾ることができました。

平成25年(2013年)ごろからは、香り高いタイプの日本酒や低アルコール商品の開発など、新しい酒造りへの挑戦にも取り組んできました。塩竈は人口あたりの寿司店数が日本一ともいわれる魚食文化の町であり、阿部勘酒造はこうした土地柄のもとで、料理を引き立てる食中酒としての酒質を追求してきました。

酒造り

2026年5月11日、代表の阿部昌弘氏のもとで主力ブランドを「塩竈 阿部勘」として刷新し、新シリーズ「潮」を発売しました。麹歩合や発酵設計、日本酒度の考え方まで見直し、塩竈の魚介料理との調和を高める酒質を目指したとされています。ラベルは余白を生かしたミニマルなデザインへ一新されました。シリーズ名の「潮」には、時間や季節によって変化する海の表情という意味が込められています。

定番の「潮」シリーズは、食中酒の原点である翠潮(すいちょう)、透明感のある香りとピュアな甘みが特徴の玄潮(げんちょう)、希少米「亀の尾」を精米歩合55%まで磨いた橙潮(とうちょう)、山田錦を精米歩合40%まで磨いた黄金潮(おうごんしお)の4種類です。これに加えて、夏の潮や春の潮、秋の潮など季節ごとに入れ替わる限定酒も展開しており、ラベルには塩竈にゆかりのあるアーティストとタイアップしたデザインを採用したものもあります。

このほか、塩竈地域を中心に流通する銘柄として「四季の松島」「於茂多加男山」があります。蔵全体では、生産量の約7割が宮城県内で消費されており、そのうち約半分は塩竈を中心とした地元で飲まれています。

品質面では、令和6酒造年度の全国新酒鑑評会で「阿部勘」が入賞し、続く令和7酒造年度には金賞を受賞しています。

蔵データ

所在地

宮城県塩竈市西町3-9

創業

1716年(宮城県)

公式サイト

abekan.com

代表銘柄

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阿部勘:阿部勘酒造の看板銘柄で、2026年5月に「塩竈 阿部勘」として刷新されました。定番の潮シリーズは、食中酒の翠潮、透明感のある玄潮、亀の尾を用いる橙潮、山田錦を40%まで磨いた黄金潮の4種類です。塩竈の魚介料理に寄り添う酒質を追求しており、令和7酒造年度の全国新酒鑑評会では金賞を受賞しています。

四季の松島:塩竈の隣町である松島をテーマにした、地元向けに流通する銘柄です。吟醸酒(720ml・1800ml)、純米酒(300ml・720ml・1800ml)、大吟醸(300ml)の3タイプを展開しており、塩竈市内などの店頭で購入できます。全国流通する塩竈 阿部勘とはまた異なる、地域に根ざした食卓の一本として親しまれています。

於茂多加男山:「おもたかおとこやま」と読む、塩竈地域を中心に流通する銘柄です。本醸造(720ml・1800ml)と大吟醸「社」(720ml・1800ml)を展開しており、蔵の店頭では本醸造を購入できます。全国区の塩竈 阿部勘に対し、地元の日常の食卓に寄り添う酒として造られています。

見学・購入

蔵見学

なし

直売所

酒蔵見学や試飲には対応していませんが、蔵の店頭では於茂多加男山など塩竈地域向けの銘柄を購入できます。

補足

「塩竈 阿部勘」は全国の取扱酒販店を通じて販売されています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

japansake.or.jp / prtimes.jp / asoview.com / abekan.com / miyagisake.jp / tohoku-sakurakaido.jp / jp.sake-times.com / sendai.keizai.biz / nrib.go.jp / xtech.nikkei.com / jozo.or.jp

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