SAKE BREWERY — MIYAGI

新澤醸造店

宮城県大崎市三本木字北町63番地 1873年創業

紹介

1873年(明治6年)創業。宮城県大崎市に本社、柴田郡川崎町に醸造蔵(川崎蔵)を構えます。「究極の食中酒」を指針とし、料理を引き立てる酒質を追求する蔵元です。伝統銘柄の「愛宕の松」は詩人・土井晩翠に愛飲された歴史を持ち、2002年には5代目の新澤巖夫氏が新銘柄「伯楽星」を立ち上げ、「食中酒」のパイオニアとして認知を広げました。2011年の東日本大震災で旧蔵が全壊判定を受けたものの、川崎町へ製造拠点を移転して酒造りを再開・再起を果たしました。全商品のマイナス5℃管理をはじめとする徹底した品質管理や精密な技術管理を強みとし、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)での2年連続「Sake Brewer of the Year」(2022・2023年)受賞 やSAKE COMPETITIONでの金賞受章、世界酒蔵ランキング1位など、国内外で極めて高い評価と多数の受賞歴を誇ります。

歴史

新澤醸造店の始まりは1873年(明治6年)、新澤仲吉が「新沢商店」として酒造業を興したことに遡ります。1895年(明治28年)に「新澤酒造店」、1907年(明治40年)に「新澤醸造店」へと社名を改め、1950年(昭和25年)に株式会社化しました。経営は新澤順吉(2代目、1950年就任)、新澤徳吉(3代目、1957年就任)、新澤尚夫(4代目、1973年就任)と続き、1925年(大正14年)に主銘柄を「愛宕の松」に改めました。この銘柄名は土井晩翠に愛飲されたと伝わることでも知られています。

平成に入り、5代目となる新澤巖夫氏が2000年(平成12年)に宮城県最年少の杜氏に就任し、2002年(平成14年)には「究極の食中酒」をコンセプトとする新銘柄「伯楽星」の醸造を開始しました。2003年には雑誌『dancyu』で「隠れた地方の銘酒」として紹介されて注目を集め、2005年には海外輸出も本格化させています。

2011年(平成23年)の東日本大震災では、創業以来酒造りを続けてきた三本木の蔵が全壊しましたが、同年11月には宮城県柴田郡川崎町に新設した「川崎蔵」で酒造りを再開し、2013年8月には大崎市の本社も再建を果たしました。2018年(平成30年)には、入社3年目・22歳の渡部七海氏(神奈川県大和市出身、東京農業大学短期大学部醸造学科卒、2016年入社)が全国最年少の女性杜氏に就任。同年11月、渡部氏が責任仕込みを担当した「あたごのまつ 鮮烈辛口」が、ブリュッセル国際コンクール「SAKE selection 2018」本醸造酒部門で最高位の「トロフィー酒」を獲得しています。

酒造り

現在の醸造拠点である川崎蔵は、蔵王連峰の伏流水に恵まれた環境にあります。自社精米に取り組み、精米歩合1%未満まで磨き込める精米技術を持ち、米粒を球状に磨く精米と、米粒の長軸両脇に多いタンパク質を効率よく除去できる「扁平精米」とを、酒質に応じて使い分けています。

品質管理では、受賞酒を含む商品ごとに酸度・アミノ酸度・グルコース値などを分析してエクセルで年ごとの傾向を管理し、ロットごとにグルコース値を0.1刻みで調整するなど、一升瓶・四合瓶の規格や出荷地域に応じて異なるスペックで出荷する精密さが特徴です。蔵人全員が参加する「利酒サーキットトレーニング」では60種類の日本酒を室温を3段階に分けてブラインドテイスティングし、自社酒の特徴をあらゆる環境で把握できるようにしています。加えて、北海道から九州まで約4,000キロメートル・2週間をかけて全国の取引先を巡回する「フレッシュローテーション」を実施し、地域や気候による味覚の違いを実感しながら数値管理に反映させています。全商品はマイナス5℃の冷蔵庫で保管され、ほとんどが1回火入れで、2回火入れの商品はなく、火入れを行わない生酒もあります。こうした取り組みの結果、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門で2022年から2025年まで4年連続「Sake Brewer of the Year」を受賞しています。

蔵データ

所在地

宮城県大崎市三本木字北町63番地

創業

1873年(宮城県)

公式サイト

niizawa-brewery.co.jp

代表銘柄

[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。

伯楽星:2002年(平成14年)、5代目蔵元・新澤巖夫氏が「究極の食中酒」をコンセプトに立ち上げた銘柄です。2003年に雑誌『dancyu』で「隠れた地方の銘酒」として紹介されたことをきっかけに全国的な人気を獲得し、新澤醸造店を代表するブランドに成長しました。

愛宕の松:創業以来の看板銘柄で、1925年(大正14年)に主銘柄を「愛宕の松」に改めました。詩人・土井晩翠に愛飲されたと伝わる、地元で長く親しまれてきた歴史ある銘柄です。

あたごのまつ:「愛宕の松」の系譜をひらがな表記で展開する食中酒シリーズで、扁平精米技術を用いた特別純米などがラインナップされています。近年はSAKE COMPETITIONやKura Masterでの受賞歴を重ねており、2018年には渡部七海氏が責任仕込みした「鮮烈辛口」がブリュッセル国際コンクール「SAKE selection 2018」でトロフィー酒に選ばれました。

ひと夏の恋:「愛宕の松 純米吟醸 ひと夏の恋」として夏季限定で発売される銘柄です。バナナやメロンを思わせる穏やかな香りに、さわやかな酸とみずみずしい飲み心地が重なり、低めの糖度による軽快でフレッシュな味わいが暑い季節向けに設計されています。

見学・購入

蔵見学

なし

補足

宮城県酒造組合の公式サイトによると蔵見学は不可とされています。直売所の有無は確認できませんでした。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

同じ宮城県の酒蔵

出典

niizawa-brewery.co.jp / wikipedia.org / japansake.or.jp / kato-yamadanishiki-sake.jp / sakenomy.jp / niizawa-sake.jp / smrj.go.jp / ja.wikipedia.org / miyagisake.jp / sakestreet.com / hasegawasaketen.com / imadeya.co.jp / tanoshiiosake.jp / jp.sake-times.com

本ページは自動収集した情報を編集したものです。内容の正確性を保証するものではありません。