SAKE BREWERY — YAMAGATA
麓井酒造
紹介
明治27年(1894年)に山形県酒田市で創業。庄内藩主ゆかりの人物から地の湧き水の質の高さを評価され創業を勧められたことや、鳥海山の麓、当時の地名「麓村」、井戸水と酒井家の「井」に由来して「麓井」と命名されました。
鳥海山麓の湧き水を全工程で無濾過使用し、伝統的な「生酛(きもと)造り」にこだわった酒造りを行っています。足腰の強いしっかりとした酒質でありながら、口当たりの良さと奥行きのある味わいが特徴です。庄内弁で「気軽に」を意味する「じょさねぐ」から命名された「JOSANEG生もと生原酒」のほか、「輝ら星の如く」「フモトヰ」などの銘柄を展開しています。
国際的なコンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2018」において、「フモトヰ 純吟山田錦」が純米吟醸トロフィー(第1位)、「麓井の圓 大吟醸」がゴールドを受賞したほか、「フモトヰ 純大吟山田錦」もIWC 2020でゴールドを受賞しています。
歴史
麓井酒造は明治27年(1894年)、山形県酒田市の鳥海山麓で創業しました。創業にあたっては、庄内藩主・酒井家の分家にあたる人々から酒造りの指導を受けたと伝えられており、これにちなんで地名の「麓」と酒井家の「井」を合わせて「麓井」と名付けられました。
その後、昭和39年(1964年)に麓井酒造株式会社として法人化されました。創業から130年以上を経た現在も、蔵の敷地内から湧き出る鳥海山の伏流水は変わらず、酒造りの全工程で無濾過のまま使用されています。この水源の良質さは地元でもよく知られており、飲料水として汲みに訪れる人も多いといいます。現在の事業は、清酒「麓井の圓」「麓井」「フモトヰ」の製造販売と、副産物である酒粕の製造販売が中心です。
麓井酒造は、乳酸菌の自然な働きを利用して酒母を育てる伝統的な製法「生酛造り」を早くから重視してきた蔵として知られています。平成25酒造年度前後からは、出品酒を含む全量を生酛造りで仕込む蔵元となったとされ、速醸系の酒母に比べて倍近い日数と手間を要するこの製法にこだわり続ける姿勢は、全国でも数少ない生酛中心の酒蔵として評価されています。
こうした酒質は国際的にも評価されており、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2018のSAKE部門では、純米吟醸「フモトヰ純吟山田錦」が純米吟醸トロフィー(第1位)を受賞し、「麓井の圓 大吟醸」が大吟醸の部でゴールドメダルを受賞しました。さらに「フモトヰ純大吟山田錦」も、IWC2020の純米大吟醸の部でゴールドメダルを受賞しています。
酒造り
仕込み水には、蔵の敷地内に湧く鳥海山の伏流水を使用しています。この水は洗米から仕上げの加水に至るまで、酒造りの全工程で無濾過のまま用いられており、創業当時から変わらない蔵の中核をなしています。
酒造りの根幹をなすのは、空気中や蔵に棲みつく乳酸菌の働きを借りて自然に乳酸を生成させ、酒母を育てる生酛造りです。人工的に乳酸を添加する速醸系酒母のおよそ2倍の日数と手間を要しますが、この製法により、しっかりとした酸とキレの良さを持ちながら、奥行きのある濃醇な味わいが生まれるとされています。普通酒から大吟醸まで、ほぼ全ての商品にこの生酛造りが用いられています。
使用する米は、大吟醸や純米吟醸には山田錦、純米酒には美山錦、近年は山形県が開発した酒米「雪女神」や地元産の「はえぬき」も取り入れています。山形酵母を中心に、協会酵母も商品により使い分けており、果実を思わせる香りとなめらかな口当たりが引き出されています。醸造を統括する杜氏は高橋幸夫氏です。搾った酒粕は板粕・夏粕・吟醸粕として製品化されており、米をあますところなく生かす酒造りの姿勢がうかがえます。
蔵データ
代表銘柄
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- 輝ら星の如く
- JOSANEG生もと生原酒
輝ら星の如く:山田錦を用いた吟醸酒として酒販店で扱われてきた銘柄です。一回火入れの生詰めによる数量限定版が造られたこともあります。
フモトヰ:麓井酒造の看板ブランドで、純米酒から純米大吟醸まで幅広いラインナップを持ちます。山形県酵母由来の果実を思わせる香りと、なめらかな口当たりが特徴です。純吟山田錦はIWC2018純米吟醸トロフィー(第1位)、純大吟山田錦はIWC2020純米大吟醸の部でゴールドを受賞しています。
麓井:蔵の看板銘柄「麓井の圓」を中心とするラインです。庄内地方における吟醸酒の草分け的存在とされる大吟醸「圓」は、IWC2018大吟醸の部でゴールドメダルを受賞しました。日常の食卓向けには、コストパフォーマンスに優れた「麓井の圓 きもと純米本辛」も定番として展開されています。
JOSANEG生もと生原酒:庄内弁で「気軽に」を意味する「じょさねぐ」に由来する生酛の生原酒です。
見学・購入
なし
公式サイトでは、蔵見学および蔵での直接販売は行っていないと案内されています。商品は全国の取扱酒販店を通じて購入する形となっており、イベント開催時に限り蔵案内の機会が設けられる場合があり、その際は公式サイトおよびLINEで告知されるとされています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
yamagata-sake.or.jp / fumotoi.co.jp / saketime.jp / ameba.jp / kigawaya.com / imadeya.co.jp / sakeno.com / shimizuya.info / aisadasaketen.com / jp.sake-times.com / satofull.jp / umaisake.ne.jp
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