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太陽酒造

代表銘柄:神稲・太陽

兵庫県

HYOGO

1839年創業

太陽酒造の建物
太陽酒造の建物(2019年撮影)「TaiyoShuzo.jpg」 — 写真:藤谷良秀(Fujitani Yoshihide) / CC BY-SA 4.0縮小・WebP変換

兵庫県明石市大久保町江井島に所在する太陽酒造は、天保10年(1839年)に田中利助によって創業されました。古くから「西灘」と呼ばれる酒どころで、伝統的な酒造りを引き継いでいます。

同蔵は「淡麗辛口に反旗を翻す」をモットーに、力強い「濃醇辛口」の酒造りを追求しています。原料米には兵庫県産の山田錦や、復活させた酒米「野条穂」など兵庫県産酒造好適米を100%使用しています。

甑(こしき)を用いた米蒸しや木製の酒槽による搾りなど昔ながらの製法にこだわり、炭素濾過・加水・付香などを行わない「無濾過生原酒」を中心とした造りが特徴です。濃厚で骨太な旨味と力強い味わいを生み出しており、代表銘柄には「神稲(くましね)」や「太陽」、「赤石」などがあります。

太陽酒造の歩み

太陽酒造株式会社は、兵庫県明石市大久保町江井島に蔵を構える酒蔵です。この一帯は神戸の「灘」に対して「西灘」と呼ばれ、江戸時代から酒造りが盛んに行われてきた酒どころにあたります。そうした土地で天保10年(1839年)、田中利助が酒造りを始めました。家業はもとは廻船問屋で屋号を「ホシカヤ」と称していましたが、酒造りを始めるにあたり屋号を「中利」に改めています。

その後、昭和33年(1958年)12月11日に太陽酒造株式会社として法人化し、現在の社名となりました。以来、家族による小規模な経営を貫いており、年間の生産量はおよそ100石にとどまります。現在の代表者は田中忍で、みずから蔵元杜氏を務め、夫婦と蔵人とで酒造りにあたっています。

太陽酒造は「淡麗辛口に反旗を翻す」をモットーに掲げています。すっきりと軽い口当たりの酒が主流となる中、あえてその流れに逆らい、飲み応えのある「濃醇辛口」の酒造りを貫いています。

酒造りの特徴

仕込みに使う米はすべて兵庫県産の酒造好適米に限り、精米歩合は60%以下まで磨き込むことを基本としています。純米大吟醸「赤石」は40%、純米吟醸「赤石」は50%、神稲や太陽、たれくちは60%と、代表銘柄はいずれも60%以下まで磨いた米を用いています。搾ったままの無濾過原酒とし、炭素濾過や加水、香りを立たせるための処理はいっさい行いません。加熱処理もしない生酒であることも、当蔵が一貫して守ってきた方針です。

旨い酒を造るためには非効率なことをする必要があるという考えのもと、少量ずつ丁寧に洗米し、低温でじっくりと吟醸造りを行っています。米は昔ながらの木の甑(こしき)と和釜で蒸し上げ、搾りには機械式の圧搾機を使わず、現役の木製の酒槽(さかぶね)を用いています。

当蔵には雑菌の混入や腐敗を防ぐための専用の酒母室を設けておらず、仕込みタンクの脇で酒母を立てています。あえて蔵に棲みつく野生酵母を生かすこの造り方が、他にはない個性的で旨みの強い酒を生み出す要因のひとつになっていると太陽酒造は考えています。

代表銘柄のひとつ「太陽」では、当蔵として100年以上ぶりとなる生酛(きもと)づくりを復活させました。仕込みに酵母を添加せず、木造の蔵に棲みついた酵母と、蔵内で育つ天然の乳酸菌だけで酛(もと)をつくる、江戸時代から伝わる製法です。また、酒造好適米「野条穂」は種籾を酒米試験場から譲り受け、地元・江井島の農家に栽培を依頼して復活させたもので、「神稲」と「太陽」に全量使用しています。純米大吟醸「赤石」は兵庫県産山田錦を用い、2年に一度、寒さが最も厳しい時期にのみ仕込む限定的な造りです。

代表銘柄

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神稲

純米の無濾過生原酒です。酒造好適米「野条穂」を用いており、40年にわたり途絶えていたこの品種の種籾を酒米試験場から譲り受け、地元江井島の農家に栽培を依頼して復活させました。精米歩合は60%、アルコール分は19度以上20度未満です。山田錦とは異なる深みのある独特な味わいが持ち味の一本です。

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太陽

生酛(きもと)づくりで仕込む純米無濾過生原酒で、太陽酒造として100年以上ぶりに復活させた製法によります。酵母を添加せず、木造の蔵に棲みつく酵母と天然の乳酸菌だけで酛をつくる、江戸時代から伝わる造り方です。酒米は全量「野条穂」を使用し、精米歩合は60%、アルコール分は19度以上20度未満です。

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見学・購入

蔵見学
なし
直売所
蔵のある明石市大久保町江井島で直売しているほか、明石市内や神戸市内、阪神間、大阪・京都、関東地方などの契約酒販店でも購入できます。地元明石市内の飲食店でも扱われています。
補足
無濾過生原酒のため店頭での試飲は行わず、蔵の旧精米所を会場に有料の試飲会を開いてきました。例年5月から10月末までの金曜・土曜、17時から20時ごろに月2週末ほどの日程で開催し、会費はお一人様1,500円、予約は不要です。ただし開催の有無や日程は年により変わり、2026年は8月から10月にかけて開催予定がなく、公式には店主の治療を理由に9月・10月分の中止が告知されています。参加を希望する場合は、最新の開催状況を事前に確認することをおすすめします。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
兵庫県明石市大久保町江井島789
創業
1839年
公式サイト
taiyoshuzo.sunnyday.jp

出典

sakenomy.jp / sunnyday.jp / wikipedia.org / akashi.lg.jp / jizakeyakodama.com / uzj.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。