SAKE BREWERY — FUKUOKA

小林酒造本店

福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1 1792年創業

紹介

福岡県糟屋郡宇美町に所在する小林酒造本店は、江戸時代中期の寛政4年(1792年)に初代・小林作五郎が創業した老舗酒蔵です。2代目当主が老亀に似た奇石を得たことから、「亀は萬年」のことわざにちなみ主要銘柄「萬代(ばんだい)」と名付けられました。明治31年(1898年)には全国品評会で有功金牌を獲得し、明治天皇の勅使御差遣を賜った実績を持ちます。

仕込み水には三郡山系の伏流水を使用し、原料米には糸島産をはじめとする福岡県産の「山田錦」や「夢一献」といった地元の酒造好適米を厳選しています。小規模ながらも代々伝承された技術を守り、蔵人たちの丁寧な手仕事による手造りの酒造りを行っているのが特徴です。博多の郷土料理や食卓を引き立てる「旨い酒」を一貫して追求しており、「萬代」のほか「竹滴」や「博多の森」といった日本酒を手掛けています。

歴史

小林酒造本店は、江戸時代中期の寛政4年(1792年)に初代小林作五郎によって創業されました。創業の地は、現在の福岡県糟屋郡宇美町にあたります。創業当初は「早見川」の銘で酒を販売していましたが、天保5年に二代目勝平が老亀によく似た奇石を手に入れたことから、亀は萬年ということわざにちなんで「萬代」の銘を用いるようになりました。

明治時代に入ると、六代目小林作五郎が明治22年に福岡県酒造組合会長に就任し、翌年から改良醸酒10年計画に着手します。その成果もあって明治31年の全国品評会では有功金牌を獲得し、明治天皇の勅使御差遣を賜りました。明治34年には軍艦「暁」の遠洋航海に際して自家醸成酒の熱帯遠航耐久試験を委嘱し、好成績を収めました。またフランスのパリ万国博覧会への組合共同出品に対しても金牌が贈られています。明治38年には「萬代」の実用壜詰酒を発売し、明治44年には再び明治天皇の勅使御差遣を賜って月桂樹の植樹を行い、第3回全国清酒品評会でも一等賞を受賞しました。

大正から昭和にかけては、六代目作五郎が大正4年に全国酒造組合連合会会長に就任するなど、業界の中心的な役割も担いました。昭和7年に合名会社小林本店へ改組し、昭和14年には酒蔵が焼失する困難に見舞われましたが、翌年には再建を果たしています。戦後の昭和52年には合名会社小林酒造本店へ社名を変更して法人化し、昭和54年には日本名門酒会に加盟、昭和58年には焼酎製造免許を取得しました。昭和61年には株式会社小林酒造本店へと組織を改めています。

平成に入り、平成元年には八代目社長として小林弘が就任しました。平成9年には純米酒「博多の森」を、平成14年には吟醸酒「竹滴」を発売してブランドの幅を広げ、平成19年6月には直売所「萬代酒工房」をオープンしています。創業から二百年以上を経た現在も、地元宇美町で「旨い酒」づくりを一貫して守り続けています。

酒造り

酒蔵は福岡市郊外、糟屋郡宇美町の山や川に囲まれた自然豊かな土地にあります。仕込み水には三郡山系の伏流水を用い、原料米には福岡県産の酒造好適米「山田錦」や「夢一献」を厳選して使用しています。とりわけ山田錦は糸島産のものを用いるなど、地元福岡にこだわった酒造りを実践しています。小規模な蔵ながら代々受け継がれてきた技術を守り、蔵人による丁寧な手造りで醸しているのが特徴です。

品質面では全国新酒鑑評会にもたびたび出品しており、平成16・18・20・23・26・27酒造年度をはじめ令和4・5酒造年度にも入賞を果たしています。とりわけ平成21・25・29・30酒造年度には最高位の金賞を受賞しており、明治時代からの伝統ある酒質を今に受け継いでいます。清酒のほか、昭和58年に取得した製造免許をもとに焼酎造りも手掛けています。

蔵データ

所在地

福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1

創業

1792年(福岡県)

公式サイト

www.sakebandai.com

代表銘柄

[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。

竹滴:「竹滴」(たけしずく)は平成14年に吟醸酒として発売された銘柄で、現在は大吟醸として造られています。淡麗ながらもコクを併せ持ち、ほんのりとした吟醸香と、口の中ですっと消えていく余韻が楽しめる一本です。冷やして味わうのがおすすめで、やや辛口に仕上げられています。

萬代:「萬代」は天保5年に二代目勝平が老亀に似た奇石を得たことにちなんで名付けられ、以来受け継がれる看板銘柄です。大吟醸、純米大吟醸、本醸造、上撰、にごり酒など幅広いラインナップを展開しています。明治31年の全国品評会で有功金牌を獲得したほか、全国新酒鑑評会でも複数回金賞を受賞している蔵の代表銘柄です。

博多の森:「博多の森」は平成9年に発売された純米酒ブランドです。純米吟醸は糸島産山田錦と福岡県オリジナルの酒米「夢一献」を使い、協会酵母1801でふくよかな甘みと旨味を引き出しています。超辛口純米酒は糸島産山田錦を用い、熊本酵母により低温でじっくりと醸すことで、辛口ながらも旨味を感じるすっきりとした味わいに仕上げています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

直売所「萬代酒工房」(福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1、営業時間10時~18時、水曜定休)で商品を購入できます。平成19年6月にオープンしました。

補足

蔵見学は5名以上からの受け付けで、事前予約が必要です。受け入れは平日に限られます。申し込みは公式サイトの問い合わせ窓口から受け付けています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

同じ福岡県の酒蔵

出典

fukuokanosake.com / sakebandai.com / fukuoka-sake.org / japansake.or.jp / crossroadfukuoka.jp / fukuoka-navi.jp / sakeboys.jp / sakenomy.jp / jp.sake-times.com / nrib.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。内容の正確性を保証するものではありません。