SAKE BREWERY — FUKUOKA
旭菊酒造
紹介
1900年(明治33年)に福岡県三潴郡犬塚村(現在の久留米市)で創業。「朝日のように勢いのある切れのよい酒」を願って「旭菊」と命名された。代表銘柄には「旭菊」のほか、契約栽培された山田錦を使用する「綾花」や、糸島産の無農薬山田錦を用いた「大地」などがある。流行に左右されず、米本来の旨みを引き出した食中に合う酒造りを追求しており、温めて(燗酒で)美味しい味わいも特徴である。2010年5月に漏電火災で仕込み蔵等を全焼する被害に見舞われたが、同業者らの協力も得ながら2011年2月に新しい仕込み蔵が完成し再起を果たした。全国新酒鑑評会では1991年、1993年、1994年、2001年、2004年、2007年、2010年、2012年、2014年等に金賞を受賞した実績を持つ。
歴史
旭菊酒造は、明治33年(1900年)に福岡県三潴郡犬塚村(現在の久留米市三潴町)で創業しました。「朝日が昇るごとく勢いがあり」という願いと、日本の象徴とされる菊の花のイメージを重ね、「旭菊」という銘柄名が付けられました。筑後川の恩恵を受ける筑後地方は水資源に恵まれ、日本有数の酒どころとして発達してきた土地です。会社としては昭和27年に設立されています。
現在は四代目蔵元であり杜氏でもある原田憲明氏が代表取締役社長を務め、息子の原田頼和氏も酒造りの現場に立っています。三代目(頼和氏の祖父)は杜氏ではありませんでしたが、先代の杜氏が病に倒れたことをきっかけに、憲明氏が師を持たず独学で一から酒造りを覚え、蔵元杜氏となりました。憲明氏が蔵元杜氏となった当時は、全国的にも珍しい体制でした。
2010年5月、漏電が原因で仕込み蔵が全焼する火災に見舞われ、道具や麹室も焼失する大きな被害を受けました。この火災は、当時東京農業大学の醸造科に在学していた頼和氏が、卒業後は酒造り以外の業界で働く予定だった進路を変え、家業に戻る大きな契機となりました。全国の酒蔵や旭菊のファンからの励ましと支援を受けながら、翌2011年には新しい仕込み蔵を再建し、酒造りを再開しています。
酒造り
旭菊酒造は、米本来の旨みを引き出した飲み飽きしない酒造りをモットーに掲げ、純米酒を中心に醸造しています。流行に左右されない日本古来の米の旨みにこだわり、日本酒を「主役の食事を際立たせる脇役」と位置づけ、食事に寄り添う酒質を追求しているのが特徴です。
温度帯による味わいの変化にも強いこだわりを持ち、冷やして飲むことが主流になりつつある近年の傾向とは一線を画し、ぬる燗や熱燗での飲用を積極的にすすめています。米が温かい状態で調理されて美味しく食べられるのと同様に、米から造られる日本酒も温めることで引き出される美味しさがあるという考え方に基づいています。
原料米については、福岡県内で契約栽培された山田錦を中心に使用するほか、福岡県糸島産の無農薬栽培山田錦を一部商品に用いており、米の個性を生かした酒質を追求しています。この無農薬山田錦を用いた辛口の「大地」は、単独で飲むよりも食事と合わせることで真価を発揮する酒として位置づけられており、蔵の食中酒志向を象徴する商品となっています。
蔵データ
代表銘柄
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綾花:綾花は、旭菊酒造にとって「はじまりの酒」と位置づけられる銘柄です。福岡県内で契約栽培された山田錦100%を使用し、9号系酵母で醸造され、優しい香りとやわらかな旨みが特徴の特別純米酒です。米の旨みとコクのバランスがよく、日本酒をあまり飲んだことがない方にもすすめられており、冷やでも楽しめますが、ぬる燗から上燗(45度程度)がこの銘柄に適した温度とされています。
旭菊:旭菊は蔵の看板銘柄で、朝日が昇るごとくの勢いと、日本の象徴である菊の花のイメージから名付けられました。代表商品「旭菊 生酛純米」は契約栽培の山田錦を精米歩合60%まで磨き、落ち着いた香りと味わいをもたらす7号酵母で醸されています。開栓時には生酛特有の乳酸香を感じますが、飲むと綺麗な酸と奥深い複雑味が調和し、冷やではキリッとした味わい、燗にすると山田錦のふくらみと甘みがより一層引き立ちます。
見学・購入
なし
旭菊酒造では蔵での直売を行っており、営業時間は9:00~17:00、定休日は土曜・日曜・祝日です(所在地: 福岡県久留米市三潴町壱町原403、電話0942-64-2003)。
毎年2月には近隣の酒蔵とともに「城島酒蔵びらき」に参加し、3月下旬には蔵開きを開催することがあり、搾りたての新酒の試飲などを楽しめるイベントとなっています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
asahikiku.jp / fukuoka-sake.org / nipponsake.jp / crossroadfukuoka.jp / jp.sake-times.com / saketime.jp
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