SAKE BREWERY — NIIGATA

村祐酒造

新潟県新潟市秋葉区舟戸1-1-1 1948年創業

紹介

1948(昭和23)年、新潟県新潟市秋葉区(旧小須戸町)にて創業した酒蔵です。代表銘柄に「花越路」「村祐」「祐村」「嵩村桂(高村桂)」などがあります。

新潟清酒の主流である「淡麗辛口」とは一線を画し、高級和菓子に使われる和三盆糖を思わせるきめ細やかで上品な甘みと、キリッとした美しい酸味やキレを兼ね備えた酒造りが大きな特徴です。生産量は年間200〜300石程度と小規模で、蔵元杜氏である3代目の村山健輔氏が細部まで目の届く範囲で丁寧に酒造りを行っています。村山氏は22歳で初めて仕込んだ「花越路」で全国新酒品評会の金賞を受賞した経歴を持ちます。

数値やスペックによる先入観にとらわれず純粋に味わいを楽しんでほしいという考えから、精米歩合などのスペックをあえて非公開にする独自のスタイルを貫いています。

歴史

村祐酒造は1948年(昭和23年)、当時の中蒲原郡小須戸町(現在の新潟市秋葉区)で創業しました。戦後まもない時期に、地元でとれる県産米と、蔵から離れた水源から引く軟水を用いた酒造りを始めています。なお小須戸町は2005年3月に新潟市へ編入合併され、2007年4月の政令指定都市移行にともない秋葉区の一部となりました。

蔵の歩みを大きく転換させたのが、3代目にあたる村山健輔氏です。東京農業大学の醸造科を修了したのち他の蔵(外蔵)で修行を積み、22歳という若さで蔵元杜氏に就任しました。就任後に初めて自ら醸した「花越路」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、蔵の技術力を早くから示すことになりました。その後、村山氏は鑑評会向けの評価そのものよりも、飲み手が実際に飲んでおいしいと感じられる酒を届けることを重視するようになり、鑑評会への出品を続けない方針へと転じています。

転機となったのは2002年、新潟清酒の代名詞とされてきた淡麗辛口とは対照的な、和三盆糖を思わせる上品な甘みを持つ新ブランド「村祐」の立ち上げです。淡麗辛口を否定するのではなく、多様な新潟の酒のひとつとして甘口の酒を提示するという考え方で、当時固定化していた新潟酒のイメージに一石を投じました。以来、生産量を年間200〜300石程度にとどめ、蔵元杜氏自身が仕込みから出荷までを一貫して手がける小規模な体制を貫いています。

酒造り

酒造りの基本に据えているのは、やわらかな口当たりとキレのよさ、そして飲んだ後に残る清潔感です。原料米の浸漬や蒸きょう、麹造りといった各工程で手を抜かず、蔵元杜氏である村山健輔氏自身が随所で細やかな判断を加えることで、他にはない味わいをつくり上げています。仕込み水には、蔵から離れた水源から引く軟水を使用しています。

看板銘柄「村祐」では、ドイツワインの格付けにヒントを得て、原料米の使用量や造りの丁寧さに応じて商品ランクと甘みの強さを対応させる独自の考え方を採用しています。糖分とアルコールのバランスを発酵の進み方によって調整し、和三盆糖のようにきめ細かく上品な甘みと、キリッとした酸味やキレを両立させているのが特徴です。

こうした酒質は、飲み手が精米歩合や日本酒度といった数値情報にとらわれず、自分の感覚で純粋に味わいを楽しめるようにという考えのもと、あえてスペックの多くを非公開とする方針にも表れています。ラベルに表示するのはアルコール度数や特定名称など最低限の情報にとどめ、数字ではなく実際に飲んだ印象で酒を選んでほしいという蔵の姿勢を貫いています。

蔵データ

所在地

新潟県新潟市秋葉区舟戸1-1-1

創業

1948年(新潟県)

代表銘柄

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村祐:2002年に蔵元杜氏の村山健輔氏が立ち上げた、村祐酒造を代表する甘口銘柄です。新潟清酒の主流である淡麗辛口とは対照的に、和三盆糖を思わせるきめ細かく上品な甘みと、キリッとした酸味・キレを兼ね備えています。黒・常盤・茜など色別のラベルで甘みの強さや価格帯を分けており、甘みが強いランクほど価格も高くなります。精米歩合や日本酒度などのスペックはあえて非公開とされています。

花越路:村祐酒造の創業以来の主力銘柄です。やわらかな口当たりと心地よいキレが持ち味の普通酒から、華やかな吟醸香と上品な甘みが調和する大吟醸まで幅広い商品展開があります。3代目・村山健輔氏が22歳で蔵元杜氏に就任して初めて自ら醸した花越路は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。

祐村:「村祐」の文字を逆にした名を持つ、いわば裏メニュー的な限定銘柄です。村祐が甘口であるのに対し、祐村は仕込みタンクの中でもっとも辛口に仕上がったものを選んで瓶詰めした特別純米酒で、村祐らしいやわらかな口当たりを保ちながらキリッとした辛口に仕立てられています。多少の熟成と火入れを経て角の取れた円やかな味わいとなっており、毎年決まって出るものではなく不定期に発売される稀少な一本です。

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出典

sakenomy.jp / niigata-sake.or.jp / japan-sake.site / sake-ones.com / nom2.jp / cushu.jp / ponshukan.com / sake-niigata.com / jp.sake-times.com / kanedai.com / sasesaketen.com / sake-map.jp / ja.wikipedia.org / city.niigata.lg.jp

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