SAKE BREWERY — HIROSHIMA
西條鶴醸造
紹介
西條鶴醸造は、1904年(明治37年)に伊野本市松によって創業された広島県東広島市西条の酒蔵です。銘柄名は地名の「西條」と縁起の良い「鶴」を組み合わせて名付けられました。創業時から使い続けられている酒蔵や母屋などの歴史的建造物は、2016年(平成28年)に国の登録有形文化財に指定されています。酒造りにおいては、江戸時代天保年間に掘られたとされる名水「天保井水」をすべての工程に使用し、地元産の酒米と伝統の広島杜氏の技を用いて丁寧に醸しています。2006年(平成18年)からは季節杜氏制度を廃止し、社員全員が酒造りに携わる体制へと移行しました。「西條鶴」「米の精」「神髄」「蔵楽」といった銘柄を手掛けており、看板商品である純米大吟醸原酒「神髄」は、モンドセレクションで1999年から25年連続で金賞を受賞するなど国際的にも高く評価されています。(385字)
歴史
西條鶴醸造は1904年(明治37年)、伊野本市松によって広島県賀茂郡西条町(現在の東広島市西条本町)に創業されました。銘柄名は蔵のある地名「西條」と、縁起の良い「鶴」を組み合わせて名付けられています。
創業時から使われている酒蔵群は今日まで残されており、蔵の中核をなす酒宝蔵醸造蔵は明治後期(1898年から1912年ごろ)に建てられた土蔵造2階建で、桁行10間・梁間4間半の切妻造平入・赤瓦葺の建物です。敷地内にはさらに大正時代(1912年から1926年)に建てられた木造2階一部3階建の角屋があり、南寄りに望楼状の3階を設け室内を洋風意匠でまとめた特徴的な外観を持ちます。この角屋には、江戸時代の天保年間に掘られたと伝わる井戸「天保井水」が付設されています。酒宝蔵醸造蔵や角屋、明治期建築の店舗兼主屋(木造2階建・瓦葺・建築面積155㎡)などの建物は、2016年(平成28年)8月1日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
酒造りの体制も時代とともに見直されており、2006年(平成18年)には季節雇用の杜氏による季節杜氏制度を廃止し、社員全員が酒造りに携わる体制へ移行しました。工程ごとに分業するのではなく、社員がひとつのチームとして醸造にあたる点が特徴です。
看板商品である純米大吟醸原酒「神髄」は、国際的な食品コンクールであるモンドセレクションにおいて、1999年から2023年まで25年連続で金賞以上を受賞しており、2022年には最高金賞を獲得しています。2023年の受賞発表では、この25年連続の実績に対してプレステージトロフィーも贈られました。
酒造り
仕込み水には、蔵の敷地内にある角屋に付設された江戸時代天保年間掘削と伝わる名水「天保井水」を、酒造りの全工程に使用しています。酒米は東広島市造賀産の中生新千本を中心に、山田錦や岡山県赤磐産の雄町、兵庫県産の愛山など、産地や品種にこだわった原料米を用いています。
醸造は、季節雇用の杜氏に頼っていたかつての体制から、2006年以降は社員全員が酒造りに携わる体制へと転換しました。広島杜氏が培ってきた軟水醸造の伝統技術を受け継ぎつつ、麹について「過保護にせず、任せてやることで強い麹になる」という考え方のもと、麹自体の力を引き出す醸造姿勢を取っています。
目指す酒質は、お好み焼きや瀬戸内の魚介など、地元広島の食事と合わせて味わえる食中酒です。無濾過や生酒、原酒など、素材の個性を生かした多様なラインナップを手掛けています。
蔵データ
代表銘柄
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西條鶴
1870円
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- 米の精 雫
- 神髄
- 蔵楽
西條鶴:蔵の中核をなす主力シリーズです。無濾過純米酒のしぼりたて生酒や直汲み生酒、純米吟醸「大地の冠」など、素材の個性を生かした酒質が中心です。東広島市造賀産の中生新千本や山田錦など地元にこだわった酒米を使用しています。酒蔵限定の無濾過純米生酒は、搾ったままの甘味があり白ワインのようだと評されます。
神髄:看板商品となる純米大吟醸原酒です。国際的な食品コンクールであるモンドセレクションにおいて、1999年から2023年まで25年連続で金賞以上を受賞し、2022年には最高金賞を獲得しています。25年連続の実績に贈られるプレステージトロフィーも受賞しました。化粧箱入りで贈答用としても扱われる、蔵を代表する高級酒です。
蔵楽:中生新千本を用い、精米歩合70%で仕込んだ純米酒です。アルコール分は15〜16度、日本酒度は+5で、自然な米の旨味と、しっとりさっぱりとした酸味のきいたやさしい飲み口が特徴です。燗にすると酸が立ち、食事との相性がさらに良くなります。販売店限定の商品で、同じ蔵楽にはアルコール分18〜19度の無濾過生原酒タイプもあります。
見学・購入
あり(要事前確認)
西条酒蔵通りに直売所を構え、日本酒や酒器のほか純米大吟醸を使ったジェラートなども販売しています。営業時間は11時から16時(不定休)です。
予約制の「酒蔵物語体験ツアー」を通年(毎週木・金・土)実施しており、復元された明治期の酒蔵で広島流の酒造りを見学できます。所要約45分、料金は2,200円(税込・お土産付)で、20歳以上が対象です。仕込み時期には「神髄」もろみ見学プレミアムツアーなどの特別企画も開催されます。実施日は変動するため、事前に予約サイトで確認してください。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
e-sake.jp / saijotsuru.co.jp / sakedata.jp / higashihiroshima-kanko.jp / big-advance.site / shop-pro.jp / sakenomy.jp / rakuten.co.jp / sipory.jp / higashihiroshima-digital.com / osake-style.com / hhhitomusubi.net / online.bunka.go.jp / chugoku-np.co.jp / takeya-sake.jp
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