香坂酒造
代表銘柄:鷹山・香梅
山形県
YAMAGATA
1923年創業
1923年(大正12年)に創業した山形県米沢市の酒蔵です。「上杉の城下町」として知られる米沢の、真冬にはマイナス10度にも達する極寒と豪雪の気候を生かした「寒仕込み」に強いこだわりを持っています。仕込み水には奥羽山脈に連なる吾妻山系のやわらかく透明感のある雪解け水を使用しています。職人の手作業を重視しており、酒米を素手で洗う作業から醸造、瓶のラベル貼りまで丁寧な酒造りが行われています。代表銘柄である「香梅」は、まっすぐでクリアな口当たりと後味すっきりの爽やかな辛口が特徴です。
また、純米生原酒などを展開する「鷹山」などの銘柄も扱っています。江戸期からの伝統的な仕込みを守る一方で、ワインタイプの酒や超辛口原酒、冷凍貯蔵酒といった新しい商品開発にも積極的で、2022年11月には蔵元直売所をオープンさせています。
香坂酒造の歩み
香坂酒造株式会社は、戦国武将・伊達政宗の生誕地であり、のちに上杉家の城下町として栄えた山形県米沢市で、大正12年(1923年)に創業しました。先代が織物機業家とともにこの地に酒蔵を開いたことがはじまりで、全国的にも珍しい丸い煉瓦造りの煙突が、創業当時から今も蔵のシンボルとして残っています。創業から一世紀を超えた現在、蔵元は5代目にあたる香坂洋平氏が代表取締役社長を務めています。
米沢は冬になると気温が氷点下10度まで下がり、蔵も大雪に覆われる豪雪地帯です。香坂酒造ではこの厳しい寒さを生かした寒仕込みにこだわり、酒米を素手で洗う作業から醸造、瓶詰め、ラベル貼りに至るまで、すべての工程を職人の手作業で丹精込めて行っています。江戸期の酒造絵図そのままの仕込みを令和の時代にも受け継ぎながら、地元に根ざし、ブレずに「中身で勝負」を経営の指針に掲げています。
代表銘柄「香梅」は、厳しい冬の寒さに耐えながら春を待ち、やがて香り高く咲く梅の花になぞらえて名づけられました。目指す味わいを、蔵元は「妻のようにいつまでも連れ添える味」と表現しています。実際に、香りや甘みを強めた香梅を試みたことがありましたが、なじみの客から味を変えないでほしいという声が寄せられ、もとの味わいを守り続けています。「造れないのではなく、造らない。」という言葉のとおり、芯を持ったブレない酒造りが香坂酒造の身上です。
全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降の目録で確認できる範囲において、平成15酒造年度、平成20酒造年度、令和6酒造年度に金賞を受賞しており、令和6酒造年度分は令和7年に発表されたものです。このほか平成14酒造年度、平成16酒造年度、平成23酒造年度、平成29酒造年度にも入賞しており、平成14酒造年度以降で計7回の入賞のうち3回が金賞という実績です。また、代表銘柄「香梅」とは別に限定商品として扱う吟醸酒「昂(たか)」は、インターナショナル・サケ・チャレンジ2023の大吟醸・吟醸酒部門で金賞を受賞しました。
同酒は2022年と2024年にも同部門で銅賞を受賞しており、海外の品評会でも継続して評価を得ています。
2022年11月には、醸造所に隣接する蔵元直売所をオープンしました。これまでのブレない酒を守りながら、新たな日本酒との出会いや買い物を楽しめる場をお客様とともに作り上げていくことをコンセプトに掲げ、飲食店の求めに応じたオリジナルラベルや限定酒の販売にも柔軟に応じるなど、小さな蔵ならではの機動力を生かした酒造りを続けています。
酒造りの特徴
仕込みの最盛期には、蔵の外がどれほど吹雪いていても蔵内を2度から3度に保ち、0.5度から1度単位というわずかな幅で温度管理を徹底しています。仕込み水には、米沢市の南にそびえる吾妻山から流れ出る雪解け水を用いており、奥羽山脈に連なる吾妻山系のやわらかく透明感のある水は、山形県を縦断する最上川の源流のひとつでもあります。雪が降ると空気も澄みわたるこの土地ならではの気候と水が、香坂酒造の酒造りを支えています。
定番の「香梅」は、山形県産米を使った本醸造や純米酒から、出羽燦々を用いた純米吟醸、そして最高級の山田錦を100%使用し40%まで磨き上げた純米大吟醸まで幅広い階層をそろえており、まっすぐでクリアな口当たりと後味のすっきりした爽やかな辛口を身上とするブランドです。近年は山形県が開発した酒造好適米「雪女神」を35%まで磨いた大吟醸や、出羽の里を有機栽培で育てた米だけを使う純米吟醸「良縁」など、山形県産米にこだわった商品にも力を入れています。
一方で独自のチャレンジ精神も忘れず、日本酒度プラス19の超辛口原酒や、しぼりたての純米生酒をそのまま瓶詰めしてマイナス30度で瞬間冷凍した冷凍貯蔵酒、もち米ともち米麹をワイン酵母で仕込んだワインタイプの酒「マイミニオン」など、日本酒の枠にとらわれない商品開発にも積極的に取り組んでいます。
「鷹山」は、新米で仕込んだ搾りたての純米生原酒として毎年1月ごろに発売する、冬から春にかけての限定銘柄です。しぼりたてならではのフレッシュな米の旨みと、辛口の切れ味のバランスを持ち味としており、直売所では搾ったそのままを貯蔵タンクに移さず瓶詰めする「直汲み」の新酒を、要予約で限定販売しています。
代表銘柄
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鷹山
新米を使った寒仕込みの搾りたてを、そのまま瓶詰めした純米生原酒です。毎年1月ごろに発売される冬から春限定の銘柄で、しぼりたてならではの米の旨みとフレッシュな風味に、辛口の切れ味が調和した味わいが持ち味です。直売所では、搾ったそのままを貯蔵タンクに移さず瓶詰めする「直汲み」の新酒を要予約で限定販売しています。
香梅
香梅は香坂酒造の代表銘柄です。厳しい米沢の冬に耐えながら春を待ち、やがて香り高く咲く梅の花になぞらえて名づけられました。まっすぐでクリアな口当たりと、後味のすっきりした爽やかな辛口が持ち味です。山田錦を40%まで磨いた純米大吟醸から普段使いの本醸造まで幅広くそろい、令和6酒造年度の全国新酒鑑評会では金賞を受賞しています。流行に流されず、なじみの客に愛されてきた変わらない味わいを守り続けています。
楽天で商品を見る見学・購入
- 蔵見学
- あり(要事前確認)
- 直売所
- 醸造所に隣接する蔵元直売所(営業時間9時から18時、不定休)で香梅や鷹山の各商品を購入でき、試飲もできます。
- 補足
- 社長自ら案内する酒蔵見学と粕汁作り体験が有料・要予約で開催されており、直売所での新酒の試飲は無料です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 山形県米沢市中央7-3-10
- 創業
- 1923年
- 公式サイト
- kousaka-shuzo.com
出典
sakenomy.jp / yamagata-sake.or.jp / kousaka-shuzo.com / sakagura-press.com / kanauchi-ajijiman.jp / sakeworld.jp / city.yonezawa.yamagata.jp / jalan.net / nrib.go.jp / sakechallenge.com
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