弥彦酒造
代表銘柄:幸運・彌彦・こしのはくせつ
新潟県
NIIGATA
1838年創業
1838年(天保9年)創業。新潟県弥彦村に位置し、越後一宮である彌彦神社の御神酒蔵として酒造りを続けている酒蔵です。嘉永元年に初代が「泉流醸造法」を確立し、多くの蔵人を杜氏として各地へ輩出した歴史から「出世蔵」とも称されました。仕込み水には弥彦山の超軟水である伏流水を使用し、原料米には新潟県産山田錦や弥彦村産の米(愛国や五百万石など)を厳選しています。機械化に頼らず全量手作業により、厳冬期のみの小仕込み・本手造りで丹念な醸造を行っています。代表銘柄には「幸運」「彌彦」「こしのはくせつ」などがあります。
「國酒伊彌彦 純米吟醸」がIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2026のSAKE部門で金賞およびリージョナルトロフィーを受賞したほか、自社清酒で仕込んだ梅酒が全国梅酒品評会で1位を獲得するなどの実績を残しています。
弥彦酒造の歩み
弥彦酒造は天保九年(1838年)創業の酒蔵で、新潟県西蒲原郡弥彦村に蔵を構えています。所在地は、越後一宮・彌彦神社を仰ぐ弥彦山の山麓にあたる「泉」の地で、以来この神社に仕える御神酒蔵として酒を醸し続けてきました。嘉永元年には初代が独自の酒造法「泉流醸造法」を確立し、淡い色合いと、時を経ても損なわれにくい酒質を特徴とする醸造法として、当時画期的なものとされました。
この泉流醸造法を学ぼうと、長年にわたり数百人にのぼる蔵人が門を叩き、修業を終えた者の多くが各地の蔵へ杜氏として送り出されました。ここから弥彦酒造は「出世蔵」と称されるようになりました。商号は「弥彦酒造株式会社」と常用漢字の新字を用いる一方、製品名は「泉流 彌彦」のように旧字体で表記しています。
全国新酒鑑評会では、平成17酒造年度と平成19酒造年度に「越乃白雪」の名で入賞し、令和2酒造年度には「泉流こしのはくせつ」、令和4酒造年度には「彌彦」の名で、それぞれ入賞を果たしています。
酒造りの特徴
醸造を率いる大井源一郎専務取締役は、純米大吟醸や純米吟醸が美味しいのは当然として、誰もが気軽に口にする普通酒こそ品質を大切にすべきだという考えを持ち、通常は上位クラスに使われることが多い温度・湿度管理が可能なサーマルタンクを、あえて普通酒と特別本醸造の専用として用いています。原料米は全量を手作業で磨き、厳寒期のみの小仕込み・本手造りを行い、吟醸以上の酒は瓶火入れ後に冷蔵庫で管理するなど、手間を惜しまない醸造にこだわっています。蔵人の多くが一級酒造技能士の資格を持ち、丁寧な手造りを支えています。
地元有志とともに「彌彦愛國プロジェクト」を立ち上げ、明治中期に生まれ昭和初期に全盛期を迎えながら戦後に姿を消した酒米「愛国」を弥彦村で復活させました。仕込みには、弥彦山頂に一本だけ自生する弥彦桜の樹皮や花びらから分離培養された清酒酵母「東京農大弥彦桜5号」を使っています。この酵母と愛国米を使った純米吟醸には、地元福祉施設の方々が手漉きした和紙に、村内在住の書家が一枚ずつ手書きしたラベルが用いられています。
自社清酒に弥彦産の梅を漬け込んだ「弥彦浪漫梅酒」は全国梅酒品評会2015で日本一にあたる金賞を受賞し、2018年には銅メダルも獲得しました。特別栽培米「伊彌彦米」で醸した純米吟醸酒「國酒伊彌彦」は、2026年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)純米吟醸酒部門で金賞を受賞したうえ、地域を代表する優秀な一本に贈られるリージョナル・トロフィーにも選ばれています。
代表銘柄
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幸運
「幸運」は、蔵人が丹精込めて醸した、幸せを運ぶ祝い酒として造られている銘柄です。弥彦山の伏流水を仕込み水に用い、神の水のように清らかで、寿ぎにふさわしい膨らみと香りを持つ味わいに仕上げられています。純米吟醸・吟醸・普通酒の三種類が揃い、慶事の贈り物や祝いの席にふさわしい一本です。
彌彦
「彌彦」は弥彦村産の米で醸す看板シリーズです。上位クラスは弥彦村産山田錦を100%使用し、精米歩合33%の純米大吟醸「PREMIUM33」を頂点に、桐箱入りの純米大吟醸・大吟醸、純米吟醸、吟醸まで揃えています。弥彦村産こしいぶきを使う普通酒「彌彦 極」は、新潟駅構内「ぽんしゅ館」の唎酒番所で人気ランキング24カ月連続一位を達成した一本です。
楽天で商品を見るこしのはくせつ
「泉流こしのはくせつ」は純米大吟醸から普通酒まで揃う定番シリーズで、純米大吟醸は弥彦村産山田錦を100%使用し精米歩合50%で醸されています。しぼりたて無濾過の生原酒や活性にごり、ひやおろしなど季節限定酒も展開しています。この清酒に弥彦産の梅を漬け込んだ「弥彦浪漫梅酒」は、全国梅酒品評会で日本一に選ばれました。
見学・購入
- 蔵見学
- なし
- 直売所
- 弥彦酒造直営のオンラインショップのほか、新潟県内および東日本・西日本各地の酒販店や土産物店で取り扱われています。
- 補足
- 営業時間は8時30分から17時30分までで、土日祝日は定休日です。専用駐車場はありません。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 新潟県西蒲原郡弥彦村上泉1830-1
- 創業
- 1838年
- 公式サイト
- yahikonosake.com
出典
compalyze.co.jp / niigata-sake.or.jp / yahikonosake.com / e-yahiko.com / niigata-kankou.or.jp / nrib.go.jp / sakenowa.com
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