本文へ移動

相良酒造

代表銘柄:朝日榮・東照・三毳山

栃木県

TOCHIGI

1831年創業

天保2年(1831年)、越後出身の初代・相良與平が理想とする酒造用水を探し求め、現在の栃木県栃木市岩舟町にて屋号「清水屋」として創業しました。仕込み水には、敷地内に湧き出る日光連山からのやわらかく透明感のある伏流水を使用しています。

「とちぎの地酒」として栃木県産米や栃木県酵母を積極的に採用し、仕込み水の特徴を生かしたみずみずしく透明感のある味わいと凛としたキレ、食事とともに楽しめる飲み飽きしない酒造りに取り組んでいます。代表銘柄「朝日榮(朝日栄)」は、朝もやの中を昇る清澄な朝日のように喜びと繁栄を願って命名されたもので、ほかにも「東照」や「三毳山」などの銘柄を醸しています。また、「朝日榮 特別純米 一回火入」がSAKE COMPETITION 2026の純米酒部門でシルバーを受賞しています。

現在は若き蔵元杜氏の10代目・相良沙奈恵氏らが中心となり、伝統と想いを受け継ぐ酒造りを続けています。

相良酒造の歩み

相良酒造は、天保2年(1831年)に相良與平が創業した酒蔵です。與平は越後国刈羽郡(現在の新潟県柏崎市)の生まれで、理想とする酒造りに適した水を探し求めて、現在の栃木市岩舟町にあたる地にたどり着きました。そこで相良彦四郎の名跡を継ぎ、酒造業を始めたと伝えられています。屋号は「清水屋」です。建物や道具の所有を示す家印は「◯に九」、家紋は「梅鉢」で、この二つは現在まで受け継がれています。法人化される前は「相良與平商店」の名で商いをしており、株式会社としての設立は昭和29年(1954年)9月30日です。

創業以来、蔵では越後から杜氏を招いて酒を仕込んできました。その形を改めたのが8代目の相良洋行さんで、「これからは蔵元が酒を造る」という考えのもと、2000年に自ら杜氏となり、蔵元杜氏の体制へ移りました。

現在の蔵元杜氏は、10代目にあたる相良沙奈恵さんで、蔵の代表も務めています。東京農業大学で醸造を学び、卒業論文では日本醸造協会と共同で、日本酒造りに乳酸菌を活用する研究に取り組みました。その後、群馬県の酒蔵で2年間修業し、2013年の春に蔵へ戻っています。同じ年の冬に特別純米酒の小さな仕込みを一本任され、翌シーズンから杜氏の役割を全面的に引き継ぎました。これに合わせて、普通酒が中心だった造りは特定名称酒が中心の造りへ転換され、平成26酒造年度に新しい「朝日榮」がデビューしています。

沙奈恵さんは2017年秋に日本ソムリエ協会認定のSAKE DIPLOMAに合格し、造り手としてだけでなく、日本酒の魅力を伝える役割にも力を入れています。2020年の初めには「朝日榮」のラベルを一新しました。麹室は雪害を受けて新調されています。2025年12月には、ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」を紹介する国税庁の醸造元PR動画に取り上げられ、動画は国税庁のYouTubeチャンネルで公開されました。

2026年のSAKE COMPETITIONでは、純米酒部門で「朝日榮 特別純米」がSILVER、純米吟醸部門で「朝日榮 純米吟醸」がBRONZEを受賞しています。

酒造りの特徴

仕込み水は、敷地内に湧き出る日光連山からの伏流水です。硬度は33mg/ℓの軟水で、甘みさえ感じるほどやわらかな口当たりが特徴であり、初代與平が惚れ込んだ水でもあります。2025年時点で蔵には3つの井戸があり、どれも日光連山の伏流水です。

原料米は主に栃木県産米を使い、近隣で栽培が盛んな食用米の「あさひの夢」、以前から使用実績のある酒造好適米「五百万石」、栃木県で開発された酒造好適米「夢ささら」を、目指す酒質に合わせて使い分けています。酵母は銘柄によって複数種類の栃木県酵母を使い分けています。

目指すのは、仕込み水の特徴を生かした、みずみずしく透明感のある味わいと、食事とともに楽しめる飲み飽きしない酒です。小規模ながら丁寧に醸した酒は、しぼりたての味わいを損なわないよう迅速に瓶詰めし、出荷まで氷温貯蔵庫で管理しています。2023年時点の年間生産量は100石に満たず、2025年時点では沙奈恵さんと母、パートのスタッフ3人という少人数で造りを支えています。

吟醸酒に使う麹造りは、群馬県での修業先で教わった大切な工程です。2018年時点では、理想の麹を追い求めて、夜中でも2時間おきに麹の様子を見に行っていました。酒母の仕込みでは米を手で混ぜながら温度を確かめ、毎日、お社と神棚に仕込みの無事を祈ることも欠かしません。

代表銘柄

[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。画像は銘柄に関連する販売商品の一例です。

朝日榮の関連商品画像関連商品・楽天市場

朝日榮

朝もやの中を昇る清澄な朝日のように、喜びと繁栄を願って名付けられた蔵の代表銘柄です。青葉にそっと寄り添う朝露をイメージし、みずみずしく透明感のある味わいと凛としたキレを目指しています。通年販売は特別純米(精米歩合60%)、純米吟醸(55%)、純米大吟醸(45%)で、いずれも栃木県産米と栃木県酵母を使います。2026年のSAKE COMPETITIONでは、特別純米がSILVER、純米吟醸がBRONZEを受賞しました。

楽天で商品を見る

東照

東から照らす朝日のように、夜明けへの期待と隆盛を願って名付けられた銘柄です。栃木県産米を栃木県酵母で醸すことを条件に、春の陽だまりのような、ほっと心和らぐ味わいを大切にしています。特別純米(ネイビーラベル、精米歩合60%)と純米吟醸(ピンクラベルとアイボリーラベル、いずれも55%)があり、12月から翌3月は生酒、4月からは1回火入です。蔵の店頭では販売せず、取扱店で購入します。

三毳山

万葉集の東歌にも詠まれ、地域の象徴として親しまれてきた三毳山の名を冠した銘柄です。日々の晩酌酒として、栃木県産米と栃木県酵母を積極的に使い、地元に寄り添う酒を目指しています。定番の辛口、本醸造辛口(精米歩合70%)、純米(60%)、純米吟醸(55%)のほか、栃木県開発の酒造好適米「夢ささら」を使った純米大吟醸(45%)などがそろいます。この銘柄に限り、蔵のオンラインショップでも購入できます。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
「朝日榮」と「東照」は蔵の店頭では販売せず、取扱店での購入になります。「三毳山」は酒販店での購入が原則ですが、近隣に取扱店がない場合は蔵の店頭でも販売します。「三毳山」は蔵のオンラインショップでも購入できます。
補足
蔵見学は、酒造期間(10月から翌4月)は衛生管理のためお断りしています。酒造期間外も、必ず事前の予約が必要です。営業時間は9時から17時で、土曜・日曜・祝日は休みです。車で岩舟駅から約7分、静和駅から約8分です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
栃木県栃木市岩舟町静3624
創業
1831年
公式サイト
asahisakae.com

出典

pto.co.jp / iwafu.net / asahisakae.com / goshu-pro.jp / japansake.or.jp / hasegawasaketen.com / toiropj.jp / web.archive.org / jp.sake-times.com / yohkoyama.com / sakagura-press.com / sakecompetition.com

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。