SAKE BREWERY — TOCHIGI

天鷹酒造

栃木県大田原市蛭畑2166 1914年創業

紹介

1914年(大正3年)創業、栃木県大田原市に位置する酒蔵です。「辛口でなければ酒ではない」という創業以来のこだわりを持ち、飲み飽きしない辛口の酒造りを続けています。

最大の特徴は有機(オーガニック)日本酒への取り組みで、日本・アメリカ・EUの3地域で有機認証を取得しています。2017年には有機日本酒として全国新酒鑑評会で史上初となる金賞を受賞しました。2018年には農業法人「天鷹オーガニックファーム株式会社」を設立し、自社での有機米栽培から一貫した酒造りを行っています。

仕込み水には那須山系の伏流水を使用。創業時からの定番銘柄「天鷹」に加え、新たな米や製法に果敢に挑む特約店限定ブランド「九尾(きゅうび)」を展開しているほか、日本酒酵母を活用した蜂蜜酒(ミード)を手掛けるなど、伝統を守りつつ革新的な酒造りを進めています。(390字)

歴史

天鷹酒造は1914年(大正3年)、初代・尾崎元一が東京神田佐久間町で「尾崎元一商店」として問屋業を始めたのと同じ年に、栃木県那須郡湯津上村(現在の大田原市蛭畑)で「蛭畑酒造合資会社」として酒造りを始めたことに始まります。初代・尾崎元一が京都の旅館に滞在した際、天空を悠々と舞う大鷹の姿を夢に見たことにちなみ、「天鷹」の酒銘が生まれたと伝えられています。

1931年(昭和6年)に「尾崎元一商店酒造部」へ改組し、1953年(昭和28年)には「天鷹酒造株式会社」として法人化されました。現在の代表者は尾﨑宗範氏で、日本酒、蜂蜜酒、焼酎、リキュール、加工食品の製造及び販売を手がけています。「辛口でなければ酒ではない」という創業者の想いは今も受け継がれ、飲み飽きしない辛口の酒造りが同社の一貫した特徴となっています。

天鷹酒造は有機日本酒への取り組みでも知られています。2005年に有機認証事業者となり、地域の篤農家とともに有機米栽培に取り組んで有機日本酒の醸造を開始しました。天鷹の有機日本酒は日本に加えてアメリカやEUでも有機として認証されており、2017年(平成29年)には「有機純米大吟醸 天鷹」が、有機日本酒として日本で初めて全国新酒鑑評会の金賞を受賞しました。同鑑評会における有機日本酒での金賞受賞は、2024年時点で通算4回に達しています。2018年には農地所有適格法人「天鷹オーガニックファーム株式会社」を設立し、蔵人自らが有機米栽培に携わる体制を整えました。

創業以来の定番銘柄「天鷹」に加え、原料米や酵母、精米歩合、醸造方法をリリースごとに変えて挑戦する特約店限定ブランド「九尾」も展開しています。名称は栃木県那須地域に伝わる、九つの尾を持つ妖狐が姿を変えるという伝説にちなんで名付けられました。

酒造り

仕込み水には那須山系に由来する伏流水を用いており、蔵の敷地内にある素掘りの井戸から汲み上げています。那須山系に降った雨水は地下深くを何十年もかけて流れ、蔵の周辺で地表近くまで達すると公式サイトで説明されています。

有機米を使った酒造りでは、天鷹オーガニックファーム株式会社を通じて蔵人自らが稲作に携わり、蔵の周辺で栽培面積を広げる方針を掲げています。原料米の栽培から精米、醸造まで一貫して自社で手がけることで、有機日本酒としての品質管理を徹底しています。

日本酒の醸造技術を生かし、2015年からは日本産蜂蜜と日本酒酵母、少量の米麹を用いた「ジャパニーズミード」の製造・販売にも取り組んでいます。アメリカで開催される世界最大級の蜂蜜酒コンクール「Mazer Cup International Mead Competition」では、2019年に日本産ミードとして初めてメダルを獲得し、2022年に部門別のGoldメダル、2023年には全出品中最高位の「Best of Show Mead」を日本産ミードとして初めて受賞しました。

蔵データ

所在地

栃木県大田原市蛭畑2166

創業

1914年(栃木県)

公式サイト

www.tentaka.co.jp

代表銘柄

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天鷹:1914年の創業以来受け継がれる天鷹酒造の定番銘柄です。「辛口でなければ酒ではない」という創業者の信条のもと、飲み飽きしない辛口の酒質を追求しています。2005年から有機米による酒造りに取り組み、2017年には「有機純米大吟醸 天鷹」が有機日本酒として日本で初めて全国新酒鑑評会の金賞を受賞しました。

九尾:栃木県那須地域に伝わる、九つの尾を持つ妖狐が姿を変えるという伝説にちなんで名付けられた、天鷹酒造の特約店限定ブランドです。「その時々に姿を変える、天鷹の新しい酒」をテーマに、原料米や酵母、精米歩合、醸造方法をリリースごとに変えて醸す少量生産シリーズとして、新しい酒との出会いを届けています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

直売店は9:00〜17:00に営業しており、試飲は16:30まで受け付けています。予約なしで常時10種類以上の季節の酒を試飲でき、料金は2種類330円、6種類880円です。通常瓶詰されない原酒・古酒・生酒の1合単位の量り売りもあります。定休日は1月1日のみです。オンラインショップでも商品を購入できます。

補足

蔵見学は予約専用サイトからの事前予約制で、中学生以上が対象です。12月から2月末までは仕込みの関係で休止しています。スタンダードコース (約30分) 1,100円、スペシャルコース (約60分) 2,200円です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

tochigiji.or.jp / tentaka.co.jp / note.com / made-in-japan.jp / jimo-navi.com / hi-ho.ne.jp / sakeworld.jp / meti.go.jp / diamond.jp / sakagura-press.com / suntec-ibi.com / japansake.or.jp / organic-press.com / saketime.jp / ja.wikipedia.org

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