惣誉酒造
代表銘柄:惣誉
栃木県
TOCHIGI
1872年創業
1872年(明治5年)に滋賀県からの出店として栃木県市貝町で創業されました。「地の酒に生きる」をモットーに掲げ、現在も生産酒の多くが栃木県内で愛飲されています。
原料米には兵庫県特A地区産の山田錦や地元で契約栽培された五百万石などを贅沢に使用し、仕込み水には鬼怒川水系の伏流水を用いています。全量自家精米など徹底した品質管理のもとで丁寧に醸されています。2001年には伝統技法である「生酛(きもと)造り」を復活させ、深みのある生酛の味わいとともに、熟成や複数の原酒を巧みに組み合わせるブレンド技術を取り入れた酒造りが特徴です。
全国新酒鑑評会では2011年〜2019年の9年連続金賞をはじめ長年にわたり金賞を多数受賞しています。関東信越国税局酒類鑑評会でも2020年に吟醸酒の部と純米吟醸酒の部の2部門で最優秀賞(第1位)を獲得するなど、高い品質と優れた技術力で評価されています。
惣誉酒造の歩み
惣誉酒造は、栃木県東部の市貝町にある酒蔵です。江戸時代から滋賀県日野町で醸造業を営んでいた家が、1872年(明治5年)に滋賀県の蔵の出店として、現在の市貝町にあたる地で日本酒づくりを始めたのが起こりです。「地の酒に生きる」をモットーに、普段に飲む酒のよさこそ蔵の顔だと考え、生産する酒の多くが栃木県内で飲まれています。
1965年(昭和40年)に関東信越国税局酒類鑑評会で優秀賞を受けました。1974年には栃木の地での4代目にあたる河野宗右衛門氏が社長に就き、山田錦を使った吟醸づくりに力を入れます。1995年に5代目の河野遵氏が社長に、阿部孝男氏が杜氏に就任し、2001年には1971年まで続けていた生酛仕込みを復活させました。2011年3月11日の東日本大震災では建物や設備に被害を受けましたが、同じ年の夏から海外輸出を始めています。2014年には秋田徹氏が杜氏に就任し、2015年に新社屋が完成しました。
2026年には河野道大氏が6代目として代表取締役社長に就任し、河野遵氏は取締役会長となっています。
全国新酒鑑評会では、平成22酒造年度から平成30酒造年度まで9年連続で金賞を受賞しました。入賞は平成30酒造年度に19年連続、令和元酒造年度に20年連続となっています。令和元酒造年度は新型コロナウイルス感染症の影響で金賞の決審が行われず、入賞にとどまりました。その後も令和2酒造年度、令和3酒造年度、令和5酒造年度、令和6酒造年度に金賞を受けています。平成14酒造年度以降を見ると、金賞は平成15・16・18・19酒造年度にもあり、平成14・17・20・21酒造年度と令和7酒造年度は入賞でした。
関東信越国税局酒類鑑評会では、吟醸酒の部で2008年の第79回と2013年の第84回に最優秀賞(第一位)を受けています。2020年の第91回では、吟醸酒の部(出品151場中)と純米吟醸酒の部(出品176場中)の2部門で最優秀賞(第一位)となり、吟醸酒の部では3度目の最優秀賞でした。吟醸酒の部では2010年の第81回、2015年の第86回、2016年の第87回に優秀賞(県総代)にも選ばれ、2022年の第93回は吟醸酒・純米吟醸酒・純米酒の3部門すべてで優秀賞でした。
2008年以降は毎年、いずれかの部門で優秀賞以上を受けています。
栃木県清酒鑑評会では、2024年の第59回に生酛系清酒の部で栃木県知事賞(首席)、純米酒の部と燗酒の部で栃木県酒造組合会長賞(次席)を受賞しました。燗酒の部は「惣誉 本醸造」での受賞です。海外ではKura Masterで、2022年に生酛部門の金賞(帰一 生酛仕込 純米大吟醸)、2023年に純米大吟醸酒部門のプラチナ賞(惣誉 純米大吟醸)、2024年に同部門の金賞、2025年に大吟醸酒部門の金賞(惣誉 大吟醸)を受けました。
IWCのSAKE部門では、2018年に「惣誉 大吟醸」が、2024年に大吟醸酒の部で「惣誉 大吟醸」が、2026年に吟醸酒の部で「惣誉 芳賀の香り 吟醸酒」がゴールドメダルを受賞しています。2025年にはスペインのCINVE日本酒部門で「惣誉 純米吟醸」が金賞を受けました。地元では、市貝町と共同で開発した「サシバの里帰り 純米吟醸」の売上から1本につき100円を、里山保全のための基金に寄付する取り組みも続けています。
酒造りの特徴
2001年から生酛に取り組み、伝統的な生酛に現代的な技術を融合させた味わいを目指しています。生酛は、蒸米と米麹を蔵人が3人1組ですり潰す酛摺りと、暖気樽を使った温度操作で乳酸発酵を起こし、酒母をつくる製法です。酛摺りは1日15分を2セット行い、長いときは2週間ほど連日続きます。生酛仕込の酒には、兵庫県特A地区産の山田錦を自家精米して使い、吟醸造りをもとに丁寧に仕込みます。旧き良き生酛を復活させて洗練させることを、蔵では「生酛ルネサンス」と呼んでいます。
原料米は、兵庫県特A地区産の山田錦が中心です。定番酒でも麹米に山田錦を使い、精米は全量を自家精米で行っています。仕込み水は、鬼怒川水系の伏流水の井戸水です。栃木県産の五百万石も使い、市貝町内の圃場や隣町の芳賀町の契約圃場で栽培された米で純米吟醸や純米大吟醸を醸します。市貝町と共同開発した「サシバの里帰り 純米吟醸」には、町内で栽培された五百万石を使っています。
惣誉の酒づくりを特徴づけるのが、「Craft Blended Sake」と呼ぶブレンドです。まず選び抜いた米とクラシックな酵母で一仕込みずつ丁寧に酒を醸し、これを一度目の完成とします。その後、酒造年度や酵母の異なる複数の原酒を利き酒し、酸、旨み、香り、余韻の違いを見極めながら緻密な比率を導き出してブレンドし、二度目の完成を迎えます。毎年変わる原酒の味わいのブレを抑え、いつ飲んでも惣誉の味だと感じてもらうための手法で、蔵の酒の多くがこの方法でつくられています。
生酛仕込の純米大吟醸を低温で貯蔵し、ゆっくりと熟成させる「帰一」もあります。兵庫県吉川産の山田錦を使い、飲み頃を見極めた酒造年度のものから発売する酒です。
代表銘柄
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惣誉
栃木の地酒として親しまれてきた蔵の主銘柄です。定番酒は麹米に山田錦を使い、本醸造は特A地区の山田錦のみ、特別純米酒 辛口は精米歩合60%の山田錦で醸します。吟醸酒には35%まで磨く大吟醸としずく、栃木県産五百万石の純米吟醸があり、生酛仕込は特別本醸造から純米大吟醸まで揃います。初しぼりや睡蓮、ひやおろしなど季節の酒もあり、多くの酒は複数の原酒をブレンドして味をそろえています。
楽天で商品を見る見学・購入
- 蔵見学
- あり(要事前確認)
- 直売所
- 公式オンラインストアで購入できるほか、栃木県内を中心とした特約店で扱われています。
- 補足
- ブレンド体験付きの酒蔵見学を事前予約制で開催しています。蔵の紹介と見学、原酒のテイスティング、ブレンド体験を組み合わせた約2.5〜3時間のプログラムで、定員は12名です。夏季は日本酒の製造を行っていないため、醸造中の様子は見られません。集合場所は宇都宮ライトラインの芳賀町工業団地管理センター前駅で、蔵まで送迎があります。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 栃木県芳賀郡市貝町上根539
- 創業
- 1872年
- 公式サイト
- sohomare.co.jp
出典
sakura-wks.com / wantedly.com / theshop.jp / sohomare.co.jp / foodvalley-tochigi.jp / goshu-pro.jp / japansake.or.jp / sake-times.com / kuramaster.com / sasara.pto.co.jp / jp.sake-times.com / nikkei.com / imadeya.co.jp
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