SAKE BREWERY — FUKUSHIMA

宮泉銘醸

福島県会津若松市東栄町8-7 1954年創業

紹介

福島県会津若松市の鶴ヶ城近くに蔵を構える酒蔵。1718年創業の老舗「花春酒造」からの分家独立により1954年に創業された。仕込み水には、灘の名水「宮水」に極めて近い水質を持つ敷地内の井戸水を使用している。代表銘柄の一つ「冩楽」は、廃業した地元酒蔵から2007年にブランドを引き継ぎ、醸造を開始した。4代目蔵元の宮森義弘が中心となり、酒造りや製造環境を一から見直し、全行程における徹底した温度管理と品質重視の酒造りへと大きく転換した。2014年の日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION」において、「冩楽」が純米酒部門と純米吟醸部門の2部門で第1位に輝くなど、数々の品評会で高い評価を受けている。地元に根ざした「會津宮泉」とともに、高い技術力とこだわりで上質な日本酒を醸し続けている。

歴史

宮泉銘醸は1955年(昭和30年)12月に「宮森啓治酒造場」として福島県会津若松市に設立され、1964年(昭和39年)4月に株式会社として法人化しました。1718年創業の老舗「花春酒造」や「栄川酒造」と同じ宮森家をルーツに持つ蔵元の一つで、創業以来「會津宮泉」を主力銘柄としてきましたが、長らく生産量の小さい普通酒中心の蔵でした。なお、創業年を1954年とする資料もあります。

転機となったのは4代目の宮森義弘氏の蔵入りです。大学卒業後にシステムエンジニアとして働いていた義弘氏は、2002年、26歳の時に実家の蔵に戻る決意をしました。帰郷前に同じ福島県内の廣木酒造本店が造る「飛露喜」の味に衝撃を受けたことも酒造りを志すきっかけとなり、帰郷後は福島県清酒アカデミーで3年間学び直しています。

「冩楽」はもともと、同じ会津若松市にあった東山酒造が手掛けていた銘柄でした。同蔵が廃業したことをきっかけに宮森義弘氏が銘柄を引き継ぎ、2007年から自らの手で新たな純米酒・純米吟醸酒として「冩楽」の醸造を開始しました。「飛露喜」や「十四代」の味を参考にしながら、甘味と酸味がバランス良く広がる酒質を追求した結果、当初は「會津宮泉」の第二ブランド的な立ち位置だった「冩楽」は急速に評価を高め、蔵を代表する銘柄へと成長しています。

2014年の日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION」では、「冩楽」が純米酒部門・純米吟醸部門の両部門で1位を獲得しました。2018年の同コンテストでは純米酒部門で「會津宮泉」が1位、「冩楽」が5位となるなど、二つの銘柄がそれぞれ高い評価を受けています。現在は宮森義弘氏が「冩楽」を、弟で専務の宮森大和氏が「會津宮泉」の製造を担当し、兄弟でそれぞれの銘柄の理想を追求しています。

酒造り

仕込み水には、磐梯山の伏流水である敷地内の井戸水を使用しています。蔵名の由来となったほど、灘の名水「宮水」に近い水質とされます。原料米の水分量は、洗米・浸漬した直後だけでなく、翌朝に米を蒸す直前・直後にも測定しており、日々変化する米の状態を数値で細かく把握しています。

蔵の建物全体を空調で管理し、年間を通じて安定した環境を保っています。麹室に引き入れた米はロードセルで重量を常時計測し、刻一刻と変化するデータと照合しながら理想の麹を再現できる体制を整えています。

搾った酒に火入れをする場合は急速に温度を上げて、目標の温度に達したところで急冷し、酒へのダメージを最小限に抑えています。上槽(搾り)を終えた酒はただちに瓶詰めを行い、全量を瓶のまま冷蔵貯蔵しています。蔵内の分析室では、搾った酒をすべて数値化して記録しています。

蔵データ

所在地

福島県会津若松市東栄町8-7

創業

1954年(福島県)

公式サイト

www.miyaizumi.co.jp

代表銘柄

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冩楽:会津若松市の東山酒造が手掛けていた銘柄でしたが、同蔵の廃業を受けて宮泉銘醸が引き継ぎ、4代目蔵元の宮森義弘氏が酒質と販路を一新して2007年から新たに醸造を始めました。「飛露喜」や「十四代」を参考に甘味と酸味のバランスを追求した味わいが特徴で、2014年のSAKE COMPETITIONでは純米酒部門・純米吟醸部門の両部門で1位を獲得しています。

宮泉:宮泉銘醸が創業以来手掛けてきた主力銘柄「會津宮泉」で、現在は専務の宮森大和氏が製造を担当しています。通年商品の純米酒には福島県産の酒造好適米「夢の香」を用いる一方、県外産の山田錦や雄町など幅広い酒米も使い分け、通年商品から季節限定品まで多彩なラインナップを展開。2018年のSAKE COMPETITION純米酒部門では1位を獲得するなど高い評価を受けています。

見学・購入

蔵見学

なし

補足

福島県の酒蔵情報サイト「ふくしまの酒」によると蔵見学は受け付けていません。公式サイトにも直売店の記載はなく、商品は正規取扱店を通じて販売されています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

japansake.or.jp / sakenomy.jp / sake-times.com / fukunosake.com / note.com / nihonmono.jp / kennan-syuhan.co.jp / nomooo.jp / sakenoshizuku.com / wajowaraku.net / miyaizumi.co.jp / jp.sake-times.com / ja.wikipedia.org / sake-kagiya.com

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