本文へ移動

飛龍酒造

代表銘柄:筑後川・飛龍

福岡県

FUKUOKA

1899年創業

福岡県三井郡大刀洗町に所在する酒蔵です。創業前は櫨(はぜ)の実からろうそくを作って売り、その蓄えで田んぼを多く持つようになり、米や水に恵まれた環境を生かして1899年に創業しました。

創業以来「飛龍」ブランドを中心に販売していましたが、地元で広く親しまれる酒を目指して「筑後川」ブランドを展開するようになりました。出荷する酒の9割近くが地元・筑後地方で消費される超地元密着型の蔵です。

造りの特徴として、伝統的な製法で醸す旨味のある辛口の味わいを追求しています。主に協会6号・7号・9号酵母を用い、搾りたてをすぐ出荷するのではなく半年から1年ほど貯蔵・熟成させることで、旨味と深みのある酒に仕上げています。

飛龍酒造の歩み

飛龍酒造は、福岡県三井郡大刀洗町本郷にある1899年(明治32年)創業の酒蔵です。創業した樋口家は、明治中期まで櫨(はぜ)の実から和蝋燭を造る蝋屋を営んでいました。造ったろうそくを筑豊のあたりまで売りに行き、その商いで蓄えができると、田んぼを多く持つようになりました。

時代が蝋燭から電気へと移るなか、地元には米がたくさんあり水もよいことから、所有する広い農地で収穫した米で清酒を醸す造り酒屋になりました。2017年時点で5代目にあたる樋口浩一郎さんの話では、最初は田主丸で酒造りを始め、のちに現在の場所へ移りました。創業のころは、親戚にも醤油屋、焼酎屋、造り酒屋と醸造業の家が多かったそうです。

戦時中は米が不足したため、国の指導で酒の製造量を減らし、製造を止める時期もありました。飛龍酒造もいったん休業しています。戦後は各地の造り酒屋から再開を求める動きが起こり、同蔵も酒造りを再開しました。

創業以来、蔵は社名と同じ「飛龍」を中心に販売してきました。福岡県を流れる筑後川にちなんだ「筑後川」は、2017年時点の蔵元の話では20年ほど前から主流になった銘柄で、現在は蔵の主力です。広く地元の酒として親しまれ愛される酒にしたいという思いが込められています。出荷の9割近くは地元の筑後地方で飲まれており、地元に深く根ざした酒蔵です。

「飛龍」の名は今も、上撰の「飛龍」として受け継がれています。

酒造りの特徴

飛龍酒造の日本酒は、伝統的な製法で醸す辛口です。流行のフルーティーでフレッシュな酒ではなく、適度に熟成した、旨味のある辛口を目指しています。酵母は昭和に生まれた協会6号・7号・9号がほとんどです。協会9号は、1953年ごろに熊本県酒造研究所の醪から分離され、1968年から協会9号酵母として広まった酵母です。

搾りたてをすぐ出荷することはまれで、概ね1年ほど寝かせてから、旨味と深みのある酒として出荷しています。本醸造辛口から大吟醸までは、半年以上熟成させています。純米吟醸のひやおろしは一夏熟成させた辛口で、純米吟醸の新酒しぼりたてという例外的な商品もあります。仕込み水には、筑後川の伏流水を使っています。

「筑後川」シリーズは、上撰(普通酒)、本醸造、純米、純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸という構成です。上撰と地酒は精米歩合72%で国産米を使い、涼やかな香りと酸味の少ない上品な甘みの酒です。本醸造辛口と純米酒は精米歩合65%で夢一献を使い、純米酒は梨のような香りです。純米吟醸は精米歩合60%で山田錦、純米大吟醸は精米歩合50%で夢一献と山田錦、大吟醸は精米歩合38%で山田錦を使います。香りは、純米吟醸がライチ、純米大吟醸が苺、大吟醸がメロンのようだと蔵は表現しています。アルコール度数はいずれも15度です。

酒造りの副産物では、酒粕を使った奈良漬(なら漬)も造っています。地元の白瓜を塩漬けにし、厳選した酒粕に漬け込み、さらにもう一度酒粕に漬け込む手間をかけたものです。

代表銘柄

筑後川

飛龍酒造の主力銘柄で、筑後地方を流れる筑後川にちなんだ名です。2017年時点の蔵元の話では、20年ほど前から主流になりました。上撰から大吟醸までをそろえ、本醸造辛口から大吟醸までは半年以上熟成させてから出しています。純米酒は精米歩合65%で夢一献を使い、梨のような香りの旨味深くまろやかな味わいです。純米吟醸は山田錦を60%まで精米します。

飛龍

社名と同じ名を持つ、創業以来の銘柄です。2017年時点の蔵元の話では、以前は蔵の酒の大半がこの名で、20年ほど前から「筑後川」が主流になりました。今も上撰の「飛龍」が公式オンラインショップで扱われています。精米歩合72%で国産米を使い、涼やかな香りと、酸味の少ないすっきりとした上品な甘みを持つ普通酒です。

見学・購入

蔵見学
なし
直売所
公式オンラインショップ「日本酒 筑後川」で購入できます。蔵の営業時間は9時から17時で、土日祝日は休みです。
補足
蔵見学は受け付けていません。最寄りは西鉄甘木線の本郷駅で、蔵まで徒歩約7分です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
福岡県三井郡大刀洗町本郷4616
創業
1899年
公式サイト
sake.hiryushuzo.com

出典

fukuoka-sake.org / town.tachiarai.fukuoka.jp / yahoo.co.jp / hiryushuzo.com / tachiarai.jp / sake.hiryushuzo.com / ginjoka.com / sakenomy.jp / web.archive.org

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。