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上田酒造

代表銘柄:嬉長・生長・生駒宝山

奈良県

NARA

1558年創業

奈良県生駒市に所在する上田酒造は、永禄元年(1558年)に初代・上田宗兵衛が酒造りを始めて以来、400年以上の歴史を誇る老舗酒蔵です。「嬉長(きちょう)」は「嬉しい事が長く続くように」との願いを込めて明治中期に誕生した代表銘柄で、他に「生長」「生駒宝山」などの銘柄も手掛けています。

酒造りでは「古式を大切に今様をさぐる」をモットーとし、名水とされる生駒山の地下水を仕込み水に使用しています。酒米には「山田錦」や奈良県独自の「露葉風」、有機栽培米「イセヒカリ」のほか、大神神社のササユリ由来の「山乃かみ酵母」を用いるなどこだわりの酒造りを行っています。さらに、清酒発祥の地・奈良の伝統技術である「菩提酛(ぼだいもと)」の復活・醸造にも取り組んでいます。

大正時代から現代に至るまで各種品評会で数々の受賞歴があり、近年では「嬉長 菩提酛純米酒」が令和5年度大阪国税局清酒鑑評会の燗酒部門にて優秀賞を受賞しています。

上田酒造の歩み

上田酒造は、奈良県生駒市壱分町にある酒蔵です。近鉄生駒線の一分駅から歩いて3分ほどの場所にあり、万葉集にも多く詠まれてきた生駒山のふもとで酒を造っています。蔵の沿革は永禄元年(1558年)、初代の上田宗兵衛が醸造を始めたことに遡り、創業から400年余りの歴史を数えます。

明治中期には、現在も続く銘柄の「嬉長」と「生長」の製造を始め、地元の銘酒として好評を得ました。「嬉長」には嬉しいことが長く続くようにとの願いが、「生長」には生駒の長になろうという思いが込められています。蔵の発表では、大正10年(1921年)以降、全国清酒品評会や奈良県酒造組合などの各種品評会で最優秀賞、優秀賞、特選などの受賞を重ねています。

昭和29年(1954年)に上田酒造株式会社へ法人改組し、平成8年(1996年)には「大和蔵うえだ酒」を企画して全国展開を始めました。現在の代表者は上田和弘氏です。

近年は新しい酒造りにも取り組んでいます。奈良県が開発した「山乃かみ酵母」は大神神社のササユリから採られた酵母で、これを奈良県の酒造好適米「露葉風」と組み合わせた純米酒を造っています。2024年時点では、完全無農薬の有機栽培米「イセヒカリ」を使った純米吟醸も手がけています。

さらに、清酒の起源とされる菩提酛にも取り組んでいます。菩提酛は大正時代に姿を消したといわれ、平成8年(1996年)に奈良県の酒造会社の有志、県の工業技術センター、正暦寺が「奈良県菩提酛による清酒製造研究会」を立ち上げて復活を進めました。現在は正暦寺で毎年1月に酒母が仕込まれ、研究会に所属する県内の蔵がその酒母を持ち帰って醸造しており、「嬉長」はその菩提酛清酒の銘柄のひとつです。令和5年度の大阪国税局清酒鑑評会では、燗酒用清酒の部で「嬉長」が優秀賞を受けました。蔵の発表では、受賞酒は「嬉長 菩提酛純米酒」です。

酒造りの特徴

仕込み水には、古くから名水とうたわれてきた生駒の地下水を使っています。2024年時点でも、この水は軟水でやわらかな口当たりです。酒米は国産米を用い、「山田錦」や奈良県の酒造好適米「露葉風」などを使っています。最上級の純米大吟醸「生駒宝山」は、山田錦を40%まで精米して仕込みます。

蔵のモットーは「古式を大切に今様をさぐる」です。由緒ある蔵と杜氏の伝統的な酒造りを受け継ぎながら、新しい技術も取り入れています。2024年時点で、米を蒸す釜は昭和47年製のものです。いまはボイラーを使っていますが、かつては薪を燃料にしており、建物の構造にその名残があります。搾りには「ヤブタ」と呼ばれる圧搾機を使い、純米大吟醸はほぼ手作業で仕込まれています。

正暦寺の酒母を使う菩提酛の酒は、仕込みに生米を使うことが特徴です。生米を水に浸して乳酸発酵させた「そやし水」を仕込み水に用いる製法で、現在は正暦寺の山中で見つかった乳酸菌も使われています。「嬉長 菩提酛純米酒」は米と米麹だけで造り、精米歩合は70%、アルコール度数は16度です。

定番の「嬉長 純米酒」は精米歩合70%で、ふくらみがあり後味のすっきりした辛口に仕上げています。搾った後に濾過も加水も加熱もせず瓶詰めする「嬉長 無濾過純米生原酒」もあり、こちらは加熱処理をしない生酒です。

代表銘柄

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嬉長

明治中期から続く、蔵を代表する銘柄です。嬉しいことが長く続くようにとの願いが名の由来です。純米酒は精米歩合70%の辛口で、冷やでも熱燗でも楽しめます。菩提酛純米酒は甘口で濃醇な味わいです。蔵の発表では、令和5年度の大阪国税局清酒鑑評会の燗酒用清酒の部で優秀賞を受けた酒です。山乃かみ酵母と露葉風で醸した純米酒は、まろやかな香りとふくよかな旨みが持ち味です。

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生長

「嬉長」と同じく明治中期に製造が始まった銘柄で、生駒の長になろうという思いから名づけられました。生長本醸造は精米歩合70%、アルコール度数15度で、やや辛口のシンプルで爽やかな飲み口です。万代生長特選は、さらっとした口あたりと飲み飽きしない旨みをもち、熱燗でも冷やでも楽しめます。アルコール度数は16度で、キレのある口あたりです。

生駒宝山

純米大吟醸・大吟醸・純米吟醸をそろえる吟醸系の銘柄です。純米大吟醸は山田錦を40%まで磨いて仕込み、果実に似た爽やかな香りとふくらみのある味わいが特徴です。大吟醸は精米歩合50%で、華やかな香りと端麗な味わいから、冷やして飲むのがおすすめです。純米吟醸は精米歩合60%で、米本来の旨みが楽しめる、国産米と良質の水だけで造ったお酒です。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵元直送の公式オンラインショップがあります。販売窓口の上田酒造販売は奈良県生駒市壱分町855-1にあり、日曜日と祝日は定休です。
補足
蔵見学は事前の予約が必要で、試飲もできます。最寄りは近鉄生駒線の一分駅で、徒歩3分です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
奈良県生駒市壱分町866-1
創業
1558年
公式サイト
ueda-syuzou.com

出典

japansake.or.jp / ueda-syuzou.com / the-kansai-guide.com / goshu-pro.jp / sakeworld.jp / nta.go.jp / nara-sakagura-meguri.jp / shoryakuji.jp / jp.sake-times.com / sp-senryaku.org / nihonshu-tourism.com / ikoma-kanko.jp / naraizumi.jp / info.gbiz.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。