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井坂酒造場

代表銘柄:三輪福・六甲おろし・だんじり

大阪府

OSAKA

1818年創業

大阪府岸和田市に位置する井坂酒造場は、1818年(文政元年)に創業した酒蔵です。大量生産を行わず、品質重視にこだわった昔ながらの伝統的な手造り醸造を続けています。和泉山脈の葛城山系の伏流水に恵まれた環境のもと、11月から4月にかけて但馬杜氏による寒造りを行い、洗米から醸造、圧搾にいたるまでの工程をすべて自社内で行っているのが特徴です。

主力銘柄である「三輪福(みわふく)」は、お酒の神様として知られる奈良県の三輪神社(三輪明神)から特別に名前の使用を許された日本酒で、蔵の発表では全国新酒鑑評会で金賞を受賞した実績があります。そのほかにも、地元・岸和田のだんじり祭にちなんだ「だんじり」、阪神タイガースファンに人気の「六甲おろし」といった多様な銘柄を手掛けています。2020年時点では、泉佐野市長滝の米で造る純米酒「葛葉井の淵」も造っていました。地域に根差した酒造りを行っています。

井坂酒造場の歩み

井坂酒造場は、大阪府岸和田市稲葉町にある酒蔵です。1818年(文政元年)の創醸と伝わり、岸和田で二百年を超えて酒を醸してきました。岸和田は「和泉の国」の名のとおり地下水に恵まれた土地で、だんじり祭で知られる祭りの町でもあります。蔵は、そうした土地で生まれた酒を、地元の愛飲家に飲んで良し、贈って良しの酒として造り続けています。

酒造りの姿勢は、大量生産にこだわらず品質を重んじることです。昔ながらの伝統的な手造りで酒本来の旨味を引き出し、そのうえで今の時代に合う味わいも加えて醸造しています。目指すのは、濃醇でありながら軽快な酒です。泉州の海の幸、山の幸を使った郷土料理に合う酒を醸造してきました。井坂酒造場は、大阪府の「大阪産(もん)名品」にも認証されています。

2011年ごろには、泉州地域でかつて21軒あった酒蔵が4軒に減っていました。井坂酒造場は、そのなかで酒造りを続ける蔵の一つでした。2026年には、関西の蔵元が集まるイベント「OSAKA SAKE SQUARE 2026」に出店し、純米大吟醸「米の華」などを出品しました。

基本ブランドの「三輪福」は、酒の神様として知られる奈良県の三輪神社にちなむ名前で、使用を特別に許されたものです。蔵の発表では、全国新酒鑑評会で金賞を受賞した実績があります。大阪国税局の清酒鑑評会では、令和2年度と令和3年度の2年続けて、燗酒用清酒の部で優秀賞を受賞しました。優秀賞は、品質評価の成績が優秀であった出品酒の製造場に大阪国税局長名で授与される賞で、2年とも「三輪福」の商標での受賞です。

阪神タイガースのファン向けの酒「六甲おろし」は、昭和57年(1982年)以降、阪神ファンのための酒として造られてきました。岸和田のだんじり祭にあやかった「だんじり」とあわせ、三輪福のほかにも、地元ならではの銘柄を手がけています。2020年時点では、泉佐野市長滝の米で造る純米酒「葛葉井の淵」も手がけていました。

酒造りの特徴

仕込みは11月から4月にかけての寒造りで、但馬杜氏の技によって行われます。洗米から醸造、圧搾までのすべての工程を自社の蔵の中で行っているのが特徴です。機械化できる作業を除けば、昔ながらの手作業を大切にしています。

仕込みに使う水は、和泉山脈の葛城山系の伏流水です。蔵のある泉州の地域では、古くからコクがあって濃厚な、どちらかといえば甘口の酒が造られ、飲まれてきました。井坂酒造場は流行に流されず、米の特質を生かして、蔵の環境に合った造り方を守っています。

酒は地元で飲まれることを第一に考えて造られ、蔵での直接販売のほか、岸和田市や周辺の小売店に並びます。夏には、冷やして楽しむ夏季限定の純米酒「冷夏酒」もあり、アルコール度数は16度以上17度未満です。

代表銘柄

三輪福

蔵の基本ブランドで、奈良の三輪神社にちなみ、名前の使用を許された銘柄です。純米大吟醸の「米の華」は山田錦を50パーセントまで磨いて仕込み、葛城山の伏流水を使い、のどごしのよさとフルーティな香りが特徴です。純米酒の「三輪福」は濃醇でやわらかな甘さのある味わいで、夏季限定の「冷夏酒」は柔らかな口当たりとすっきりした酸味を楽しめる純米酒です。

六甲おろし

昭和57年以降、阪神タイガースのファンのために造られてきた本醸造酒で、阪神タイガースファンに人気の酒として知られます。味わいは濃厚で、香りは穏やかです。井坂酒造場や岸和田市周辺の小売店で買うことができ、2026年のOSAKA SAKE SQUARE 2026にも出品されました。

だんじり

岸和田の名物である、九月と十月に行われるだんじり祭にあやかって名付けられた銘柄です。豪快な曳行で全国的に知られる祭りの名を冠した、地元ならではの酒で、アルコール度数は18度です。泉州は「泉が湧く」ことに由来する地名といわれ、水に恵まれた土地で醸される地酒として、御酒印帳にも登録されています。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵で直接購入できます。営業時間は9時から18時で、水曜日が定休日です。岸和田市周辺の小売店でも販売しています。
補足
2026年時点では、岸和田市観光振興協会を通じて開催日の5日前の17時までに電話またはメールで予約する見学があります。製造工程の見学のあと、試飲と購入ができ、所要は30分から60分程度、料金は1人1,500円で、最少催行は5名、最大15名です。水曜日のほか、1月1日から5日と8月13日から15日は休みです。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
大阪府岸和田市稲葉町117
創業
1818年

出典

kishiwada.lg.jp / japansake.or.jp / goshu-pro.jp / osaka-info.jp / jimdofree.com / kishiwada.org / city.kishiwada.lg.jp / welcome-to-senshu.jp / kishiwada-brand.sensyu.jp / zip-fm.co.jp / pref.osaka.lg.jp / sakenonishida.com / nta.go.jp / kishiwada-cci.or.jp / web.archive.org

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