本文へ移動

呉春

代表銘柄:本丸・呉春

大阪府

OSAKA

1701年創業

大阪府池田市に蔵を構える呉春株式会社は、元禄14年(1701年)ごろに創業した老舗の酒蔵です。池田は江戸時代、伊丹と並び「下り酒(江戸積み酒)」の銘醸地として栄えた歴史を持ち、呉春はその伝統を今に伝える存在として知られています。「呉春」の名は、池田の古い雅称である「呉服(くれは)の里」の「呉」と、唐代に酒を意味した「春」に由来し、江戸後期の弘化4年(1847年)頃から名乗られるようになったと伝えられています。

また、池田に滞在した絵師・松村呉春に因むとする説もあり、作家の谷崎潤一郎にも愛飲された酒として知られています。仕込み水には五月山の伏流水を井戸から汲み上げて使用しており、五味の調和がとれた飲み飽きしない味わいを特徴としています。「本丸(本醸造酒)」や「池田酒(普通酒)」、「特吟(特別吟醸酒)」など、主に一升瓶(1800ml)を中心とした商品展開を行っています。全国新酒鑑評会では、平成18酒造年度(第II部)と平成23酒造年度に入賞しています。

呉春の歩み

大阪府池田市綾羽に蔵を構える呉春株式会社は、元禄14年(1701年)ごろに創業した酒蔵です。池田は室町時代から酒造りが行われ、江戸中期には伊丹と並ぶ「下り酒」(江戸積み酒)の銘醸地として栄え、最盛期には38軒もの酒蔵がありました。

元禄のころ、江戸では甘口の酒が主流でしたが、猪名川の水で仕込んだすっきりとした池田の酒は辛口と評されて人気を集めました。池田の酒造りの祖といわれる満願寺屋が酒造御朱印を得ていましたが、安永5年(1776年)に満願寺屋が失脚して御朱印が取り上げられると、池田は銘醸地の座を灘に譲ることになりました。

「呉春」の名が使われるようになったのは、弘化4年(1847年)ごろからです。「呉」は池田の古い雅称「呉服(くれは)の里」、「春」は唐代の通語で酒を意味し、呉春は「池田の酒」という意味になります。呉服の里の名は、古代に中国の呉の国から渡来した呉織媛(くれはとりひめ)と漢織媛(あやはとりひめ)の姉妹が機織りを伝えたという織姫伝説に由来し、蔵のある綾羽という地名も漢織媛にちなむものです。

酒名については、江戸時代の絵師・松村呉春の名に由来するという説もあります。松村月溪と名乗っていたこの絵師は、天明元年(1781年)に池田へ移り住み、翌年に「呉服の里」で春を迎えたことにちなんで呉春と改名し、のちに四条派の祖となりました。ただし、この画家と蔵元の直接の関係は伝わっていません。また、蔵元の西田氏は作家の谷崎潤一郎と親交があり、呉春は谷崎が愛飲した酒としても知られています。

池田の酒蔵で、いまも自醸を続けているのは呉春のみです。もう一つの蔵である吉田酒造(銘柄は「緑一」)は、2025年12月時点で酒造りを行っていません。全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降に限っても、平成18酒造年度(第II部)と平成23酒造年度に、銘柄「呉春」の吟醸酒が入賞しています。

酒造りの特徴

仕込み水は、蔵の北にそびえる五月山の伏流水です。蔵の敷地内にある自家井戸から汲み上げて使っています。バブル期には蔵の北側にマンションの建設計画が持ち上がりましたが、水脈が途絶えて酒造りに支障が出ることを心配した愛飲家や住民の反対運動によって、計画は中止になりました。この水が、呑み飽きしない五味調和のとれたすっきりとした酒質を支えています。

通年で販売しているのは、普通酒の「池田酒」、本醸造酒の「本丸」、特別吟醸酒の「特吟」の3種類です。容量は一升瓶(1800ml)のみという販売方法を貫いています。このほか、2009年秋から、9月から12月の4か月間だけ蔵出しする限定の大吟醸酒「呉春 大吟醸」が加わりました。日本酒度はどの商品も±0で、甘くも辛くもないバランスの良さが特徴です。酸度は1.3です。

特吟と大吟醸には、栽培が難しく「幻の酒米」といわれる赤磐産の雄町を使い、精米歩合は特吟が50%、大吟醸が40%です。

特吟は低温で発酵させています。特吟と大吟醸はどちらも、新酒を搾った段階で1回目の火入れをし、タンクで低温熟成させてから、瓶詰めの際に2回目の火入れをして蔵出しします。大吟醸は蔵元が酒質を吟味したうえで蔵出しを決めており、2020年度は蔵出しがありませんでした。

代表銘柄

[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。画像は銘柄に関連する販売商品の一例です。

本丸

呉春の本醸造酒で、通年販売の3種類(池田酒・本丸・特吟)の一つです。口当たりがなめらかで、呑み飽きしないすっきりとした味わいの中に、ほのかな旨味と余韻があります。日本酒度は±0、酸度は1.3で、冷やでも燗でも楽しめる定番酒です。容量は一升瓶です。

呉春の関連商品画像関連商品・楽天市場

呉春

池田の酒を意味する蔵の代表銘柄です。通年では普通酒の池田酒、本醸造酒の本丸、赤磐産雄町を使う特別吟醸酒の特吟の3種類を、一升瓶のみで造っています。2009年からは9月から12月だけ蔵出しする限定の大吟醸酒も加わりました。五月山の伏流水を使い、日本酒度±0のすっきりと呑み飽きしない味わいです。

楽天で商品を見る

見学・購入

補足
蔵は池田駅の近く、サカエマチの商店街の北の端からすぐの大阪府池田市綾羽1丁目にあり、趣のある建物が目を引きます。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
大阪府池田市綾羽1-2-2
創業
1701年

出典

tanoshiiosake.jp / japansake.or.jp / sake-times.com / vercel.app / sakedata.jp / wikipedia.org / hyotan.co.jp / saketime.jp / city.ikeda.osaka.jp / japan-sake.site / gbiz.go.jp / nrib.go.jp / cellarinfini.com / sakaguranakayama.com / ja.wikipedia.org / poplar-liberte.com / sakesen.com

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。