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谷口酒造

代表銘柄:若冲・丹後王国

京都府

KYOTO

1871年創業

明治4年(1871年)に創業した、京都府与謝郡与謝野町にある酒蔵です。代表銘柄には「芝の井」「丹後王国」「若冲」などがあります。現在は社長である谷口暢氏が自ら杜氏を務め、家族を中心に年間一升瓶で数千本という少量を仕込む小さな酒蔵です。

仕込みには軟水を使用し、1996年からは地元丹後や京都府産の酒造好適米「祝」や「五百万石」などのみを厳選して仕込んでいます。また、2016年からは江戸時代の絵師・伊藤若冲にちなんだ銘柄「若冲」の製造・販売を開始し、「若冲 純米大吟醸」は2019年度にイタリアの品評会「ミラノ酒チャレンジ」で金賞を受賞したほか、ルクセンブルク酒チャレンジでも2023年と2025年にプラチナ賞、2024年に金賞に選ばれています。伝統的な酒造りのほか、甘酒を凍らせて食べる和スイーツの開発といった新しい取り組みも行っています。

谷口酒造の歩み

谷口酒造は、明治4年(1871年)に創業した京都府与謝野町の酒蔵です。蔵があるのは与謝野町字与謝です。現在は谷口酒造株式会社として酒造りを続けており、「丹後王国」「若冲」「芝の井」といった銘柄を手がけています。年間の生産量は一升瓶で数千本ほどの、小さな蔵です。

現在の社長は5代目の谷口暢さんで、杜氏も兼ねています。早くに父を亡くし、大学生のころから蔵の手伝いをしていました。長年勤めた杜氏から自ら杜氏になるよう勧められ、昭和59年(1984年)に杜氏として蔵に入っています。蔵元が杜氏を務める蔵がまだ珍しかった時代に、教科書どおりではなく自分の蔵の酒造りを覚えることに徹し、周囲の協力を得ながら造りを積み上げてきました。

平成8年(1996年)からは、地元丹後でとれた酒造好適米だけを使う「丹後づくし」の酒造りを行っています。2016年には、江戸時代の絵師・伊藤若冲の生誕300年にあたることから、新しい銘柄「若冲」を立ち上げました。同年3月28日には、若冲ゆかりの京都市内の寺院、宝蔵寺で販売発表を行っています。ラベルの原画は蔵元が所蔵する若冲筆の「雨龍図」で、銘柄名の書は、若冲の生家に近い伊藤家の菩提寺である宝蔵寺の住職が手がけました。

蔵は2019年度に、イタリア酒ソムリエ協会が主催する日本酒品評会「ミラノ酒チャレンジ」で、「若冲 純米大吟醸」が金賞を受賞しました。ルクセンブルク酒チャレンジでも同じ「若冲 純米大吟醸」が評価され、2023年にプラチナ賞、2024年に金賞、2025年に再びプラチナ賞に選ばれています。2024年時点で、社長は家族だけで造りを担いながら、少数の大事な銘柄を極めていきたいという考えを持っています。

酒造りの特徴

使う米は酒造好適米だけで、中心になるのは京都生まれの「祝(いわい)」です。祝は低たんぱく質で酒造適性が非常に高い品種で、蔵では積極的に祝を使った酒造りに取り組んでいます。蔵は与謝野町与謝の自然の中にあり、仕込みには軟水を使っています。2024年時点で、製造は社長で杜氏の谷口暢さんを中心に、家族で担っています。

「若冲」は、与謝野町産の祝を100パーセント使った純米大吟醸と純米吟醸です。純米大吟醸は精米歩合35パーセント、純米吟醸は55パーセントで、どちらもアルコール分は15度です。低温で仕込むことで、既存の銘柄にはないほんわかした味わいに仕上げています。容量は1.8リットルと720ミリリットルの2種類があります。

「丹後王国」は、かつて丹後に王国があったという説にちなんだ名前の銘柄です。純米大吟醸35は、与謝野町産の京都府酒造好適米「祝」を35パーセントまで磨いた酒で、チーズを使ったイタリア料理やフランス料理と合わせるのに向きます。純米吟醸は祝を55パーセントまで磨き、控えめな吟醸香が和食によく合います。純米酒は丹後の好適米だけで醸した食中酒で、本醸造とともに五百万石を使っています。

酒以外の商品に、「京スイーツ谷口」があります。与謝野町産の米だけを使った麹と水だけで作るノンアルコールの甘酒を凍らせたもので、スイーツ感覚で食べます。牛乳やお酢をかけて食べる楽しみ方もあります。

代表銘柄

若冲

2016年、伊藤若冲の生誕300年にあわせて立ち上げた銘柄です。与謝野町産の酒造好適米「祝」を100パーセント使い、低温で仕込んだ、ほんわかとした味わいの純米大吟醸(精米歩合35パーセント)と純米吟醸(同55パーセント)があり、アルコール分はどちらも15度です。ラベルの原画は蔵元が所蔵する若冲筆「雨龍図」です。純米大吟醸はミラノ酒チャレンジ2019年度で金賞、ルクセンブルク酒チャレンジで2023年プラチナ賞、2024年金賞、2025年プラチナ賞に選ばれました。

丹後王国

丹後に王国があったという説にちなんだ銘柄です。純米大吟醸35は与謝野町産の「祝」を35パーセントまで磨いた酒で、チーズ系のイタリア料理やフランス料理に向きます。純米吟醸は祝を55パーセントまで磨き、控えめな吟醸香で和食とよく合います。純米酒は丹後の好適米だけで醸した食中酒で、本醸造とあわせて五百万石を使っています。

見学・購入

直売所
蔵元の店頭(電話0772-42-2018)のほか、与謝野町の道の駅「シルクのまちかや」でも販売しています。
補足
見学や試飲を希望する場合は、事前に蔵へ問い合わせてください。酒蔵見学は予約をしておくと安心です。2026年は、丹後地域のものづくり現場を公開する「丹後オープンファクトリー(NeoTAN)」で、10月30日から11月1日の3日間、要予約の見学・体験が設けられています。内容は伊藤若冲の掛け軸を見ながらの食事と「若冲」の試飲で、所要約120分、定員は各日6名、料金は5,000円(飲酒しない方は2,500円)、申し込みは電話で受け付けています。同年5月23日には、京都北部10酒蔵の一斉蔵開き「tantan kura around in 海の京都 2026」にも参加しました。アクセスは京都丹後鉄道宮豊線「与謝野」駅から丹海バスで「二ツ岩」下車、徒歩数分で、無料駐車場があります。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
京都府与謝郡与謝野町字与謝70-2
創業
1871年

出典

sake-times.com / yosano.lg.jp / uminokyoto.jp / youtube.com / sakenomy.jp / jozo.or.jp / kyoto-kankou.or.jp / xn--57q521j.com / town.yosano.lg.jp / sangyoshinko.town.yosano.lg.jp / neotan.jp / luxembourgsakechallenge.com / info.gbiz.go.jp / sakedata.jp / tango-kingdom-onlineshop.com

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