都鶴酒造
代表銘柄:都鶴
京都府
KYOTO
1970年創業
京都・伏見に蔵を構える都鶴酒造は、1970年に設立された酒蔵です。「都鶴」という銘柄名は長寿の象徴「鶴」と千年の歴史を持つ「京都」に由来し、天保11年(1840年)の『江戸積銘酒大寄為御覧表』にも記録が残る歴史ある商標を継承しています。酒造りでは「人・水・風土」を大切にし、伏見の名水(伏水)をはじめ、京都府産酒米「祝」や兵庫県産「山田錦」、京都酵母を使用した丁寧な手造りを徹底しています。
2025年まで公開していた旧公式サイトでは、吟醸酒以上で総米600kg(2Kタンク)の小仕込みを採用し、伝統的な冬季醸造やビン貯蔵を行っていると紹介していました。受賞歴としては、「Kura Master 2026」にて「一角 PREMIUM 純米極吟醸」が金賞を受賞したほか、「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2026」で「一角 PREMIUM 純米極吟醸」と「一角 純米大吟醸 祝」がブロンズ賞を獲得しています。
このほか2026年には、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2026」で金賞2点、「Kura Master 2026」の純米大吟醸酒1〜35%部門で金賞を受けています。
都鶴酒造の歩み
都鶴酒造は、京都市伏見区御駕籠町に蔵を構える小さな酒蔵です。銘柄「都鶴」の名は、千年の齢を保ち貞節の象徴とされてきた鶴と、千年の歴史を重ねてきた京都を重ね合わせて付けられました。商標の歴史は古く、天保11年(1840年)に発行された大新版の番付『江戸積銘酒大寄為御覧表』で、前頭に格付けされていたことが記されています。
現在の法人は1970年に生まれました。昭和45年7月25日に中野酒造株式会社が持っていた「伏見の美酒 都鶴」の商標権を譲り受け、同年8月24日に都鶴酒造株式会社を設立しています。本社業務は設立時から現在と同じ御駕籠町151番地で行っています。商標は天保期の記録から数えて幾人もの銘醸家の手を経て、現在の蔵に受け継がれています。
代表者は取締役社長の内田浩司氏で、資本金は5千万円です。2025年時点で従業員は3名です。小さな蔵だからこそ、一つひとつの工程に目を配り、一滴一滴に想いを込められると蔵は考えています。
手がける銘柄は、伝統の「都鶴」と、贈り物にふさわしい上質を掲げる「一角」の2つです。2026年には受賞が続き、3月に「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2026」で「一角 PREMIUM 純米極吟醸」と「一角 純米大吟醸 祝」が金賞を受賞しました。5月に結果が発表されたフランスの日本酒コンクール「Kura Master 2026」には初めて出品し、「一角 PREMIUM 純米極吟醸」が純米大吟醸酒 1〜35%部門で金賞に選ばれています。
さらに同じ2026年には、広島で審査が行われた「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2026」の純米大吟醸部門で、「一角 PREMIUM 純米極吟醸」と「一角 純米大吟醸 祝」の2品がブロンズ賞を受賞しました。2026年10月24日には、伏見の酒蔵13蔵が一斉に蔵開きを行う「伏見酒回廊2026」に初参加する予定で、13時から玉乃光酒造とのクロストークにも登場する予定です。
酒造りの特徴
都鶴酒造が掲げるのは、伏見の地下水、京都府産の酒米、京都酵母をそろえた「純京都」の酒造りです。仕込みに使う水は、桃山丘陵をくぐった伏流水で、かつて「伏水」とも記された伏見の名水にあたります。伏見の水は酒造りに適した中硬水とされ、蔵はこの水の恵みを一滴一滴に注ぎ込むことを使命としています。
酵母は銘柄ごとに使い分けています。「都鶴」では京都で生まれた酵母を用い、純米大吟醸には「京の琴」、純米吟醸には「京の華」、純米吟醸 極辛には「京の恋」を使います。原料米はいずれも京都府産の酒造好適米です。「一角」には都鶴オリジナル酵母を使い、「一角 純米大吟醸 祝」は京都府産の祝を100%、精米歩合35%で醸します。「一角 純米大吟醸 山田錦」は山田錦100%を35%まで磨いた一本です。
最上級の「一角 PREMIUM 純米極吟醸」は、京都府綾部市産の山田錦100%を100時間以上かけて25%まで精米し、伏見の水で醸します。もろみは麻袋に入れ、自然に1滴ずつぽたぽたと時間をかけて搾ります。
仕込みの規模と時期については、2025年まで公開していた旧公式サイトに記載がありました。蔵元みずから昔ながらの冬季醸造で、毎年12月中旬から4月初旬に1年分を造っていました。2015年時点の蔵の紹介では、丹波から蔵人が来て仕込みを担っていました。吟醸酒以上は2Kタンク(総米600kg)の小さな仕込みで、小さいほど温度管理がしやすいという考えによります。吟醸酒以上はすべてビン貯蔵とし、空気の侵入を遮断して穏やかな熟成を促します。
原料米も同じ旧公式サイトに記載があり、吟醸酒以上には兵庫県産の山田錦や京都府産の祝を使っていました。2023年の紹介では、蔵元が杜氏を兼ねて仕込みを行っています。また旧公式サイトで、蔵は日本酒の味を決めるのは『人』『水』『風土』だと考えていると述べていました。伏見に古くから酒が造られてきた土地の恵みに感謝し、心を込めた手造りの酒にこだわる姿勢は、現在の「純京都」の酒造りにも通じています。
代表銘柄
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都鶴
「都鶴」は蔵の看板銘柄で、京都府産の酒造好適米と京都酵母だけで造る「純京都」の酒です。純米大吟醸は精米歩合50%、京の琴酵母で仕込み、ラフランスのような香りと上品な甘味の後味が特徴です。純米吟醸は精米歩合60%で京の華酵母を使い、極辛は京の恋酵母で日本酒度+7の軽快な飲み口です。折り鶴は鶴をイメージした大きなラベルが目を引きます。壬生乃夢は新選組隊士134名の名を箱に記した純米原酒です。
楽天で商品を見る見学・購入
- 直売所
- 都鶴酒造公式のオンラインストア(STORES)で購入できます。
- 補足
- 2026年10月24日の「伏見酒回廊2026」では蔵開きに参加し、蔵開き限定のお酒の提供と販売を行います。開催は10時から16時の予定で、入場は基本無料です。駐車場はないため、公共交通機関で訪れてください。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 京都府京都市伏見区御駕籠町151番地
- 創業
- 1970年
出典
fushimi.or.jp / miyakotsuru.co.jp / kyoto.lg.jp / sakeworld.jp / s-usui.jp / web.archive.org / nta.go.jp / nrib.go.jp
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