SAKE BREWERY — IWATE

岩手銘醸

岩手県奥州市前沢字新町13番地 1858年創業

紹介

岩手銘醸は1858年創業の歴史を持ち、1955年(昭和30年)に旧前沢町の蔵元2社が合併して設立された奥州市唯一の酒蔵です。代表銘柄である「岩手誉」のほか、2023年からは生酛造りや山廃造りといった酒造りの原点に挑戦する特約店限定ブランド「奥六」などを展開しています。

原料米は全て岩手県産米を使用し、特定名称酒においては奥州市、金ヶ崎町、平泉町の農家で契約栽培された米(「亀の尾」「結の香」など)を採用しています。地元名産の「前沢牛」をはじめとする地域の食材や郷土料理に合う食中酒を意識し、香り穏やかでキレのある酸と甘みのバランスを追求した酒造りを行っています。また、新ブランドの「奥六」は「SAKE COMPETITION 2025」のモダンナチュラル部門でSILVERを受賞しています。(343字)

歴史

岩手銘醸株式会社は、1858年(安政5年)に製造業を開始し、「陸奥の友」を世に送り出したことに始まります。岩手県奥州市前沢(旧胆沢郡前沢町)を拠点に、地域に根差した酒造りを続けてきました。

1955年(昭和30年)1月、旧前沢町で酒造りを営んでいた及川酒造店と吉田酒造店の2社が合併し、岩手銘醸株式会社として新たに設立されました。この合併を機に、現在の代表銘柄「岩手誉」が誕生しています。

2005年には、一関市千厩町の横屋酒造から「玉の春」の営業権を取得し、同町に玉の春工場と千厩営業所を開設しました。玉の春工場・千厩営業所は、旧横屋酒造の建物群を活用した一関市の「千厩酒のくら交流施設」内にあります。建物は明治期から昭和初期にかけて建てられ、国の登録有形文化財に登録されています。2008年には奥州市の「天瓢」の営業権も取得し、地域に伝わる銘柄を受け継いできました。

現在、岩手銘醸は奥州市に唯一残る造り酒屋として、代表取締役社長の及川啓子氏のもとで酒造りを続けています。2024年6月時点で資本金は1,800万円、年商は約1億6,500万円、従業員数は10名程度で、地元の原料を使い地元で販売する「地産地商蔵」を経営理念に掲げています。主要な取引先は国分東北株式会社とやまやです。

酒造り

岩手銘醸では、清酒に使用する原料米をすべて岩手県産米でまかなっています。特定名称酒については、奥州市、金ヶ崎町、平泉町の契約農家が栽培した米に限定しており、1993年(平成5年)からは幻の酒米と呼ばれる「亀の尾」を金ケ崎町で契約栽培し、2017年(平成29年)からは岩手県オリジナルの酒造好適米「結の香」も奥州市衣川の農家との契約栽培によって取り入れています。代表銘柄「岩手誉」も2017年から全量岩手県産米をコンセプトに造られています。

酒造りを担う杜氏は三浦健太郎氏です。2004年に高校卒業後に入社し、瓶詰めなどの業務を通じて酒造りへの関心を深め、2018年に南部杜氏の資格試験に合格して同社初の社員杜氏となりました。杜氏デビュー作は岩手県新酒鑑評会で県知事賞第1位を獲得しています。三浦氏は「飲みやすいけれど味わいのある、食事に合う酒」を目指しており、前沢牛をはじめとする地元食材との相性を意識した食中酒づくりに取り組んでいます。

蔵データ

所在地

岩手県奥州市前沢字新町13番地

創業

1858年(岩手県)

公式サイト

www.iwate-meijo.com

代表銘柄

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岩手誉:「岩手誉」は、1955年の岩手銘醸設立とともに誕生した代表銘柄です。地元に寄り添い、コストパフォーマンスに優れた日常の食中酒として親しまれてきました。2017年からは原料米を全量岩手県産米に切り替え、地元産米の味わいを生かした酒造りを進めています。前沢牛をはじめとする地域の食材や郷土料理に合わせやすい、香り穏やかでキレのある味わいを目指しています。

奥六:「奥六(おくろく)」は2023年に始まった特約店限定の新ブランドです。生酛造りや山廃造りといった酒造りの原点にあらためて挑戦する酒として展開されています。名前は、平安時代にこの地域一帯が「奥六郡」と呼ばれ、平泉文化の基礎となった歴史にちなんで名付けられました。「奥六 純米吟醸生酛Unite」は、SAKE COMPETITION 2025でモダンナチュラル部門の上位入賞酒に選出され、SAKE COMPETITION 2026では同部門でSILVERを受賞しています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

本社(奥州市前沢)に直売店があり、営業時間は9時から17時まで、土日祝日は定休です。玉の春工場・千厩営業所は一関市の「千厩酒のくら交流施設」内にあり、施設の開館時間は10時から16時まで、月曜休館です。

補足

酒蔵見学は本社のみの受付で予約制です(公式サイトの予約フォームから申込。見学無料、試飲は1人500円。酒造りは冬季のみ)。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

iwatetabi.jp / city.oshu.iwate.jp / wikipedia.org / iwate-meijo.com / imadeya.co.jp / sakenomy.jp / montbell.jp / ja.wikipedia.org / tohoku-sakurakaido.jp / minami-iwate.jp / iwanichi.co.jp / sakecompetition.com

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