SAKE BREWERY — IBARAKI
須藤本家
紹介
茨城県笠間市に所在し、平安時代の1141年(永治元年)創業とされる日本最古の歴史を持つ酒蔵です。代表銘柄には「郷乃譽」「霞山」「山桜桃」「花薫光」などがあります。
「酒・米・土・水・木」の重要性を説く家訓を代々受け継ぎ、蔵の周囲の自然環境を守りながら酒造りを行っています。仕込み水には自然の伏流水を使用し、原料米には地元笠間市産の新米一等米以上など厳選した米を使用しています。
1973年に日本で初めて無濾過の生酒やひやおろしを発売したことでも知られ、全量無濾過や純米大吟醸酒を中心とした酒造りを展開しています。また早くから海外市場にも進出しており、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)での金賞獲得や、著名なワイン評論家ロバート・パーカーからの高評価など、国内外で高く評価されています。
歴史
須藤本家は、茨城県笠間市小原に蔵を構える酒造家です。永治元年(1141年)に酒の醸造を祈願したとされる木札が伝わっており、これが創業の裏付けとされ「日本最古の酒蔵」と位置づけられています。須藤家は代々「源右衛門」の名を襲名しながら蔵を継承しており、現在の代表は第55代目にあたります。1996年には株式会社須藤本家として法人化しました。
蔵は鬱蒼と茂る欅の木々に囲まれ、仕込み水にはこの敷地に湧く伏流水を用いています。須藤家には、良い酒は良い米から、良い米は良い土から、良い土は良い水から、良い水は良い木から生まれると説く「酒・米・土・水・木」の家訓が代々受け継がれています。
酒造りの方針も時代とともに転換してきました。1973年には日本で初めて無濾過の生酒とひやおろしを発売し、1991年には醸造用アルコールの添加をやめて全量を純米酒に切り替え、2013年からは製造する日本酒をすべて純米大吟醸酒とする体制に移行しています。近年は原料米を地元・笠間市産に限定するなど、地域に根差した酒造りを続けています。
酒造り
須藤本家の酒造りは、原料米を笠間市産の亀の尾系コシヒカリのみに限定していることが大きな特徴です。地元産の一等米以上を用い、収穫後5か月以内の新米にこだわって仕込んでいます。精米歩合は商品によって異なり、代表銘柄「郷乃譽」では白ラベルで50%、黒ラベルで40%、赤ラベルで35%、最高級酒「花薫光」では27%まで磨き込まれます。仕込み水には蔵の内外に湧く伏流水を用いています。
製品の多くは加熱処理(火入れ)を行わない無濾過の生酒(「生々」表記)として出荷されており、搾りたての香味を活かした酒質が特徴です。伝統的な生酛造りにも取り組んでいるほか、2013年以降は製造する日本酒をすべて純米大吟醸酒とする体制をとっています。
国際的な評価も高く、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)では2007年・2008年に金賞を受賞したほか、ワイン評論家ロバート・パーカー氏からも高い評価を得ています。輸出にも早くから取り組んでおり、海外約30か国への出荷実績があります。2016年の伊勢志摩サミットでは、安倍晋三総理大臣夫人主催の夕食会に代表銘柄「花薫光」が提供されました。
蔵データ
代表銘柄
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- 霞山
- 花薫光
郷乃譽:須藤本家の看板銘柄で、笠間市産の亀の尾系コシヒカリを100%使用して醸す純米大吟醸酒です。精米歩合は白ラベルで50%、黒ラベルで40%、赤ラベルで35%と、ラベルごとに磨き込みの度合いが異なります。キレのある辛口で、どんな料理にも合わせやすい食中酒として位置づけられています。
霞山:純米大吟醸酒「霞山」は、笠間市産の亀の尾系コシヒカリを用い、無濾過生々で出荷されるタイプを中心とする銘柄です。口当たりが柔らかく、コクと酸味のバランスが取れた雑味のないスッキリとした旨みが特徴とされ、クセが少なく幅広い料理に合わせやすい食中酒として評価されています。
郷乃誉:看板ブランド「郷乃譽」を常用漢字の「誉」で表記した商品名です。このうち生酛造りの純米大吟醸酒生貯蔵は、生酛らしい酸を伴うスッキリとした飲み口でありながら、旨味と熟成感も感じられる味わいに仕上がっています。
山桜桃:「山桜桃(ゆすら)」は無濾過生々で出荷される純米大吟醸酒です。味わいは繊細で軽快な辛口に仕上げられており、原料米には他の代表銘柄と同様に笠間市産の亀の尾系コシヒカリを用いています。
花薫光:純米大吟醸酒「花薫光(かくんこう)」は、笠間市産の亀の尾系コシヒカリを精米歩合27%まで磨き上げて醸す最高級ラインです。アーモンドやラ・フランス、洋梨やライチを思わせる華やかな香りと、エレガントで奥行きのある複雑な味わいが特徴とされています。2016年の伊勢志摩サミット夕食会で提供されたほか、ワイン評論家ロバート・パーカー氏から91点の評価を受けています。
見学・購入
あり(要事前確認)
蔵に直売所があります。所在地は茨城県笠間市小原2125、営業時間は9時から17時まで、定休日は日曜・祝日・年末年始で、土曜日は不定休です。
情報源には要予約の蔵見学(10時〜15時、試飲は有料)の記載がありますが、掲載情報の鮮度が不明なため事前に蔵へご確認ください。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
ibarakiguide.jp / wikipedia.org / sudohonke.co.jp / pref.ibaraki.jp / ja.wikipedia.org / jp.sake-times.com / www.directforce.org / ginza-royal.jp / ji-sake-ibaraki.jp / sakeroman.com / bish300.com / www.e-consul.info
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