廣瀬商店
代表銘柄:つくばの紅梅一輪・白菊
茨城県
IBARAKI
1805年創業
1805年(文化2年)創業。茨城県石岡市高浜(筑波山南麓・恋瀬川のほとり)に位置する酒蔵です。「飲み飽きしない酒」をモットーに、筑波山水系の良質な地下水とこだわりの原料米を用いて酒造りを行ってきました。地元生産者と直接契約した米や県産米(「ゆめひたち」「にじのきらめき」「ひたち錦」など)を使用するなど、地元の資源を活かした酒造りに注力しています。代表銘柄の「白菊」は、冷やから燗まで幅広く楽しめる万能な清酒です。
また、長野県産の美山錦で醸す淡麗辛口の純米吟醸「つくばの紅梅一輪」のほか、柚子や梅のリキュールなども手掛けています。全国新酒鑑評会では複数回(令和6年・令和7年など)金賞を受賞した実績があります。令和7年6月30日をもって合同会社廣瀬商店としての営業を終了し、翌7月1日から同じ石岡市高浜の地で、廣瀬家とは別の新会社・廣瀬酒造株式会社が製造を引き継いでいます。
廣瀬商店の歩み
文化2年(1805年)、現在の茨城県石岡市高浜にあたる恋瀬川のほとり、筑波山の南麓で酒造りを始めたのが廣瀬商店の始まりです。創業から90年を経た明治28年には、万国勧業博覧会で一等功労賞の金牌を受けており、明治期にはすでに高い品質が認められていました。昭和10年8月に屋号「廣瀬商店」を設立し、昭和36年に法人化しています。
平成16年には「NEC田んぼづくりプロジェクトwithアサザ基金」に参画し、平成21年には第一回生物多様性日本アワードでNPO法人アサザ基金、田中酒造店とともにグランプリを受賞するなど、地域の環境保全にも早くから取り組んできました。
平成に入ってからは8代目蔵元が経営の立て直しに着手し、原料米の仕入れを地元産へ切り替え、使用する酵母も見直すなど、伝統を守りながらも酒質の改革を進めました。平成22年には、兵庫県加西市の米農家と直接結びついた山田錦100パーセントの日本酒「オヤジナカセ」が誕生し、この米を使った大吟醸原酒は全国新酒鑑評会で金賞を重ねる看板酒に育っています。平成27年からは海外への輸出も始め、アジアやヨーロッパを中心に世界10か国へ酒を届けるまでになりました。
こうして218年余り続いてきた家業でしたが、令和7年6月30日をもって、代表の廣瀬淳一氏が営んできた合同会社廣瀬商店としての営業を終了しました。同じ石岡市高浜880番地では、翌7月1日から、廣瀬家とは資本関係のない新会社・廣瀬酒造株式会社(令和7年3月24日設立、代表取締役は小林義弘氏・小林雷太氏)が清酒やリキュールの製造を引き継いでいますが、個人への直接販売は行っていません。令和7酒造年度の全国新酒鑑評会では、この廣瀬酒造株式会社が仕込んだ「白菊」が金賞を受賞しました。
酒造りの特徴
仕込み水には、筑波山南麓・恋瀬川流域の良質な地下水を用いています。原料米は生産者と直接契約して仕入れる米を軸に、茨城県産の「ゆめひたち」「ひたち錦」「にじのきらめき」などを使い分けており、「原料品質」にこだわった酒造りを掲げています。普段づかいの純米原酒には横田農場が栽培した「ゆめひたち」を精米歩合60パーセントまで磨いて用い、特別純米には「ひたち錦」を用いるなど、銘柄ごとに原料米を書き分けています。
上位クラスの大吟醸には兵庫県加西市産の山田錦特等米を全量使用し、精米歩合40パーセントまで磨き上げています。冷やでも常温でも燗でも楽しめる懐の広さを持ち味とし、「飲み飽きしない酒」をモットーに、幅広い温度帯で味わえる酒質を追求してきました。
全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降の入賞酒目録で18回入賞し、うち10回が金賞です。金賞は平成18・23・25・26・28・30酒造年度、令和2・4・5・7酒造年度の各年度です。このうち令和5酒造年度の金賞は、茨城県産業技術イノベーションセンターと日本醸造工業十王工場が共同開発した種麹「清麗」を用いた大吟醸によるもので、県が支援した種麹を使っての金賞受賞は初めての事例でした。
清酒だけでなく、梅酒八代(青梅・つゆあかね)や柚子・林檎のスパークリングリキュールなど、果実を使ったリキュールづくりにも取り組んできました。
代表銘柄
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つくばの紅梅一輪
純米吟醸酒で、酒造好適米の美山錦を長野県産で仕入れ、精米歩合50パーセントまで磨いて仕込んでいます。飲み口はさらりと軽やかで、香りと味のバランスが調和した端麗辛口に仕上がっており、よく冷やして飲むといっそう美味しさが引き立ちます。アルコール度数は15度から16度、酸度は1.5です。白菊とはまた違う端正な味わいが楽しめる一本です。
白菊
蔵の看板銘柄で、冷や・常温・燗のいずれでも楽しめる万能な清酒です。日常づかいの「精撰」は茨城県産の「ゆめひたち」を精米歩合70パーセントまで磨いて仕込み、どっしりとした酸の効いた味わいが特徴です。純米原酒は横田農場が栽培した「ゆめひたち」を60パーセントまで磨き、特別純米は「ひたち錦」を用いています。最上位の大吟醸は兵庫県加西市産の山田錦特等米を40パーセントまで磨き上げた一本で、白菊は全国新酒鑑評会で通算10回の金賞を受けています。
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- 補足
- 令和7年6月末に合同会社廣瀬商店としての営業を終了し、個人向けの直接販売は行っていません。同じ石岡市高浜の地で、令和7年3月に設立された新会社が清酒などの製造を引き継いでいます。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 茨城県石岡市高浜880
- 創業
- 1805年
- 公式サイト
- shiragiku-sake.jp
出典
japansake.or.jp / weekendibaraki.com / sakeworld.jp / google.com / sakenomy.jp / ibanavi.net / shiragiku-sake.jp / nrib.go.jp / web.archive.org / sites.google.com / jp.sake-times.com / autabi.com
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