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はさまや酒造店

代表銘柄:桂泉・阿佐緒

宮城県

MIYAGI

1757年創業

宮城県栗原市高清水にて1757年(宝暦7年)に創業した老舗蔵元。代表銘柄に「桂泉」「阿佐緒」などがある。1978年の宮城県沖地震によって土蔵の酒蔵が被害を受けて取り壊しとなり、以降は同じ栗原市内の萩野酒造の設備を借り、自ら酒質を設計した日本酒を造る形で暖簾を守ってきた。2003年には、音楽家(シンガーソングライター・音楽プロデューサー)として活躍するかの香織氏が12代目当主を継承。食に寄り添う純米系の日本酒を少量仕込みで手がけている。

2020年に杜氏を迎え、2022年には43年ぶりにごく少量ながら自蔵での酒造りを再開したほか、2025年9月には有機JAS認証を取得した宮城県内初の日本酒「阿佐緒オーガニック」を発売するなど、小規模ながらこだわりを持った酒造りを行っている。

はさまや酒造店の歩み

はさまや酒造店は、1757年(宝暦7年)に創業した蔵元で、現在の宮城県栗原市高清水にあたる地で酒を造ってきました。長く造り続けてきた銘柄が「桂泉」です。米どころで湧き水に恵まれた土地柄で、明治天皇のご巡幸の際には、この地の湧き水が御前水として献上されました。後の時代には、災害で水が足りないときに、酒造り用の湧き水を地域の人々のために供したこともありました。

転機は1978年(昭和53年)の宮城県沖地震でした。土蔵の酒蔵は倒壊目前となって取り壊すことになり、岩手から来ていた杜氏や蔵人にも帰ってもらうほかなく、自蔵での酒造りは途絶えました。蔵があった頃は南部杜氏を筆頭に、雪の降るころから寒造りを始め、3月に造り留めをしていました。以後は、他の酒蔵の支援を受けて蔵を借り、自ら酒質を設計した日本酒を造る形で、「桂泉」の暖簾を守ってきました。借りた蔵は、同じ栗原市内の萩野酒造です。

2002年、親が醸造免許を国に返納すると言い出したことをきっかけに、一人娘の狩野香織さんが家業を継ぐ決意をします。狩野さんは「かの香織」の名で活動するシンガーソングライター・音楽プロデューサーで、上京して約20年が経っていましたが、道具の洗い物にいたるまで職人から一から教わりながら酒造りを学びました。2003年に12代目当主となり、蔵人としても酒造りに参加しています。祖父がよく口にしたという「お互いを尊敬し合う」「和合を保つ」という言葉を、家風として大切にしています。

自社での酒造りを取り戻すため、2019年7月に運営会社の七清水農園醸造所株式会社を設立し、狩野さんが社長に就きました。2020年からは、関西の蔵で経験を積んだ望月さんが家族で栗原に移り住み、杜氏として酒造りを担っています。2022年のクラウドファンディングでは、奈良・天理の稲田酒造の黒瀬弘康杜氏を師と仰ぎ、フランスで焼き入れをした樫樽による熟成酒などクラフトスタイルの酒造りを掲げました。同年、ごく少量ながら43年ぶりに自蔵での酒造りを再開しています。

2022年の時点では、主な仕込みは引き続き萩野酒造で行われていました。搾り機がなかったため酒袋を吊るして搾り、ホームセンターで購入した果実酒瓶で酒を受けて、「桂泉 純米酒 REVIVE 復活43年」として販売されました。2025年9月16日には、有機JAS認証を取得した宮城県内初の日本酒として「阿佐緒オーガニック」を発売しました。国内でも最小クラスの醸造元を自任する小さな蔵として、新しい挑戦を続けています。

酒造りの特徴

現在の蔵は、純米系を中心に、少量の仕込みで、おいしい食事に合う日本酒を数種類造る方向で営まれています。代表的な銘柄は「桂泉」と「阿佐緒」です。

「桂泉」には、純米酒と、特別純米酒「こんこん」があります。2016年時点では、「こんこん」は宮城県産の「蔵の華」を100%使い、精米歩合55%、アルコール分15〜16度、日本酒度+3で、栗駒山系の水で仕込まれていました。

「阿佐緒」は、大正から昭和にかけて活躍した女流歌人、原阿佐緒にちなむ銘柄で、原阿佐緒は蔵と血縁のゆかりがあります。純米大吟醸の「阿佐緒」では、宮城県の酒造好適米「吟のいろは」を精米歩合45%まで磨き、アルコール分14%に仕上げています。純米吟醸の「阿佐緒」には、5年熟成の古酒もあります。

2025年9月16日に発売した「阿佐緒オーガニック」は、この「阿佐緒」の系列の日本酒です。

代表銘柄

桂泉

「桂泉」は、はさまや酒造店が長く造り続けてきた看板銘柄です。創業の地である高清水は、米どころで湧き水に恵まれ、この地の湧き水は明治天皇のご巡幸の際に御前水として献上されました。1978年の宮城県沖地震で蔵を失ったあとも、栗原市内の蔵を借りて名前をつなぎ、2022年には43年ぶりの自醸酒「REVIVE 復活43年」も世に出ました。純米酒のほか、宮城県産の蔵の華を用いた特別純米酒「こんこん」などがあり、料理に寄り添う酒質を目指しています。

阿佐緒

「阿佐緒」は、大正から昭和にかけての女流歌人、原阿佐緒にちなむ銘柄で、原阿佐緒は蔵と血縁のゆかりがあります。純米大吟醸は宮城県の酒造好適米「吟のいろは」を45%まで磨き、アルコール分14%で、フレッシュな香りとフルーティーな味わいが特徴とされます。純米吟醸には5年熟成の古酒もあります。2025年9月16日には、有機JAS認証を取得した宮城県内初の日本酒「阿佐緒オーガニック」を発売しました。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵と同じ敷地に販売所があり、運営のオンラインストア(STORES)でも通販しています。
補足
2024年11月時点では、酒蔵見学は要予約です。電話は0228-58-2002です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
宮城県栗原市高清水中町8
創業
1757年
公式サイト
hasamaya.stores.jp

出典

sake-times.com / stores.jp / visit-kurihara.travel / rifumatsu.or.jp / sakenopage.com / pref.miyagi.jp / atotorimusume.com / ameblo.jp / frag-lab.com / ja.wikipedia.org / makuake.com / kahoku.news / sakedata.jp / sakenomy.jp / nta.go.jp

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