SAKE BREWERY — NIIGATA

峰乃白梅酒造

新潟県新潟市西蒲区福井1833 1636年創業

紹介

寛永13年(1636年)創業とされる新潟県新潟市西蒲区の歴史ある酒蔵です。江戸時代に三根山藩へ酒を献上した歴史を持ち、昭和期には「越乃寒梅」「雪中梅」とともに「越後三梅」と謳われ、地酒ブームを牽引しました。角田山麓に降る雨が約12年かけて自然ろ過された清らかな伏流水と契約栽培米などを使い、伝統的に淡麗辛口な酒造りを展開してきました。近年は新潟の伝統的な淡麗辛口にとらわれず、「上品な酸味とふわりとした甘み、すっきりきれいでモダンな味」を目指した酒造りへと舵を切っています。2018年には、香り高く芳醇な味わいを特徴とする新ブランド『菱湖』シリーズをリリースするなど、伝統を受け継ぎながら新たな酒造りに挑戦しています。

歴史

峰乃白梅酒造は、寛永13年(1636年)ごろの創業と伝えられる、新潟県新潟市西蒲区福井の酒蔵です。角田山の山麓、弥彦・角田山系の伏流水に恵まれた土地に蔵を構え、江戸時代には近隣の三根山藩に酒を献上した記録が残っており、新潟県内でも屈指の歴史を持つ蔵として知られています。かつては「福井酒造株式会社」の名で操業していました。

主力銘柄「峰乃白梅」の名は1979年に命名されました。隣町の漢学者・斎藤而立庵師から贈られた漢詩にちなみ、品質の高みを目指す「峰」と、清らかさを表す「白梅」の字を組み合わせたものです。昭和の地酒ブームの時期には「越乃寒梅」「雪中梅」とともに「越後三梅」と称され、新潟地酒の人気を牽引する存在となりました。

その後、2015年に社名を「福井酒造株式会社」から現在の「峰乃白梅酒造株式会社」へと改め、経営体制を刷新しました。現在は代表取締役社長の高橋芳郎氏のもとで経営が行われており、地元自治会や、福井の旧庄屋佐藤家を保存するNPO法人、ほたるを守る会、無農薬栽培に取り組む団体「まきどき村」などとの交流を通じて、地域に根差した酒蔵であり続けることを大切にしています。

新体制のもとでは、従来の淡麗辛口にとどまらない新しい酒質への挑戦も進められました。江戸後期の書家で同地域にゆかりのある巻菱湖(まきりょうこ)にちなみ、新ブランド「菱湖」が立ち上げられ、杜氏の井島氏が手がけるこのシリーズは、果実を思わせる香りと上品な酸味、やわらかな甘みを特徴とし、淡麗辛口が主流だった新潟酒に新たな選択肢を加える存在として注目を集めています。

酒造り

仕込み水には弥彦・角田山系の伏流水を使用しています。角田山麓に位置する蔵の敷地内には井戸があり、年間を通じて摂氏10度前後の水が湧き出るといい、この清らかな水が酒質を支えています。冬場は日本海からの北風が角田山を越えて吹き下ろすため、酒造りの時期は厳しい寒さに包まれ、低温でじっくりと発酵を進めるのに適した環境となっています。

製造する日本酒はすべてが特定名称酒で、酒質重視の姿勢を貫いています。手作業による洗米、釜による蒸米、袋を使った搾りなど、伝統的な技術を大切にしながら醸されています。蔵のある福井地区は、新潟三大杜氏集団の一つに数えられる野積杜氏を生んだ土地です。現在の酒造りは、福島・宮泉銘醸で杜氏を務めた井島健司氏を招いて行われています。

かつては新潟らしい淡麗辛口を軸としていましたが、現在は主力の「峰乃白梅」シリーズ自体も端麗辛口から脱した芳醇旨口を掲げ、上品な酸味とふわりとした甘みを備えた酒質に力を入れています。伝統的な淡麗辛口の枠にとどまらず、飲み手の裾野を広げる酒造りへと軸足を広げているのが特徴です。「峰乃白梅」シリーズは純米大吟醸原酒「瑠璃」を筆頭に、大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、吟醸、純米、本醸造、黒ラベルまで幅広いラインナップを揃えています。

蔵データ

所在地

新潟県新潟市西蒲区福井1833

創業

1636年(新潟県)

公式サイト

www.minenohakubai.com

代表銘柄

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峰乃白梅:1979年に命名された蔵の主力銘柄です。隣町の漢学者・斎藤而立庵師から贈られた漢詩にちなみ、品質の高みを目指す「峰」と、清らかさを表す「白梅」の字が冠されました。大吟醸から本醸造まで幅広い等級を展開し、「越乃寒梅」「雪中梅」とともに「越後三梅」と称され、新潟地酒ブームを牽引した銘柄です。地酒ブーム期は淡麗辛口の代表格でしたが、現在は芳醇旨口へと路線を改めています。

菱湖:江戸後期の書家で同地域にゆかりのある巻菱湖(まきりょうこ)にちなんで名付けられた新ブランドです。杜氏の井島氏が手がけ、果実を思わせる華やかな香りと上品な酸味、ふわりとした甘みを特徴とします。伝統的な淡麗辛口とは異なる方向性を打ち出し、純米吟醸から季節限定の生酒まで多彩な商品を展開しています。

見学・購入

蔵見学

なし

直売所

蔵での直売は行っておらず、公式オンラインストア(minehaku.base.shop)および全国の正規取扱店での購入となります。

補足

衛生管理上の理由から、一般向けの蔵見学は実施していません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

japansake.or.jp / colocal.jp / wikipedia.org / niigata-sake.or.jp / meimonshu.jp / sake-harasho.com / base.shop / maki-ryouko.jp / minenohakubai.com / ja.wikipedia.org / sake-niigata.com

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