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吉良酒造

代表銘柄:丹誠・ゆすらもも

大分県

OITA

1871年創業

大分県豊後大野市緒方町に位置し、明治4年(1871年)に創業した酒蔵です。自然豊かな環境のもと、地元の米や水を使用し、代々受け継がれてきた伝統の手仕事による酒造りを続けています。

大きな特徴として、麹を室で仕込む手造りにこだわり、洗米と製麹を蔵人の手作業で行い、小仕込みで時間と手間をかけて丁寧に清酒を醸造しています。代表銘柄は、大切にお酒を醸したいという想いを込めた清酒「丹誠」です。近年は純米酒や純米吟醸などの特定名称酒にも意欲的に取り組んでおり、5代目が手掛けたワインのようにフルーティな味わいが特徴の純米酒「ゆすらもも」なども展開しています。

昭和46年に市内3蔵で設立した瓶詰会社・丹誠酒類へのOEM出荷が長く続きましたが、平成29年に自社ブランドでの販売を始めました。全国新酒鑑評会では、蔵の発表で昭和55・56・62年に金賞を受け、平成14酒造年度には「丹誠」が入賞しています。2020年1月時点で築100年以上の建物の酒蔵で、伝統を守りながら、コクのある旨い酒を造り続けています。

吉良酒造の歩み

吉良酒造は、大分県豊後大野市緒方町下自在にある酒蔵です。明治4年(1871年)に初代当主の吉良宝蔵が酒造りを始め、創業時に自社ブランドの清酒「銀嶺」を発売しました。社名は吉良酒造合資会社で、2023年時点の代表は5代目の吉良文紀さんです。

昭和46年(1971年)には、豊後大野市内の3蔵が共同で瓶詰会社の丹誠酒類を設立し、吉良酒造もその一社として加わりました。以後、自社で造る清酒のほぼ100%が丹誠酒類のOEM商品として出荷される時代が続きます。

全国新酒鑑評会では、蔵の発表によると昭和55年に金賞を受賞し、昭和56年も2年連続で金賞、昭和62年にも金賞を受けています。平成15年開催の同鑑評会(平成14酒造年度の酒)では、「丹誠」が入賞しました。

平成9年には、5代目が純米酒「ゆすらもも」を開発しました。平成29年に大分県から経営革新計画の承認を受け、丹誠酒類へのOEMをやめて、自社ブランドでの販売を始めています。酒を造る蔵は、2020年1月時点で築100年以上の建物でした。2025年3月の第14回「巡り蔵」は雨も上がり、多くの来場者を迎えました。

酒造りの特徴

吉良酒造は夫婦2人で営む小さな酒蔵で、造りの量が限られています。日本百名山から湧き出る水と地元の米を使い、麹を室で仕込む手造りにこだわっています。2018年当時は、地元の契約農家が栽培した米を使うと蔵が案内していました。酒造りは、洗米と製麹を蔵人の手作業で行い、小仕込みで醪を管理するところに特徴があります。醪づくりでは櫂の入れ方で熟成度が変わるとして、しっかり入れることを大切にしています。手間のかかる工程ですが、だからこそきめ細やかで厚みのある味わいになる、と蔵は考えています。

「大切にお酒を醸したい」という想いを、商品名の「丹誠」に込めています。

清酒「丹誠」の品揃えは幅広く、純米大吟醸は富山県産五百万石を精米歩合45%に磨いた濃厚な旨みの一本です。大吟醸の超特撰は福岡県糸島産山田錦を精米歩合40%とし、香り酵母を使って辛味とフルーティーさを引き出しました。大分県産山田錦を100%使い精米歩合40%まで磨いた大吟醸を、低温で3年ほど熟成させた三年古酒もあります。

「凛(りん)」の純米吟醸は麹米に山田錦、掛米にヒノヒカリを使い、どちらも精米歩合50%です。生原酒もあります。「禮(れい)」の特別純米は麹米が山田錦の50%、掛米がヒノヒカリの55%で、時間をかけて熟成させた淡麗ですっきりした味わいです。ヒノヒカリを精米歩合60%にした特別本醸造や、目の粗い布で濾したにごり酒もあります。

2025年の新酒からは、純米吟醸、特別純米酒、ゆすらもも等で原料の米をより厳選し、品質を高めました。酒蔵ならではの発酵食品にも力を入れており、米麹と米だけで造った「食べるあまざけ」には、添加物を使わない「しろ」と、黒麹を使った甘酸っぱい「くろ」があるほか、酒粕も販売しています。酒粕はしっかり絞ったもので、酒粕を使った料理に向いています。2026年5月には、かぼす糀としいたけ糀も発売しました。

代表銘柄

丹誠

「丹誠」は、大切にお酒を醸したいという想いを名に込めた吉良酒造の主力ブランドです。蔵人の手作業による洗米・製麹と小仕込みの醪管理で、きめ細やかな味わいに仕上げます。純米大吟醸、大吟醸超特撰、凛、禮、特別本醸造、にごり酒など幅広く揃います。原料米は商品ごとに五百万石、山田錦、ヒノヒカリを使い分け、香り高い吟醸酒から熱感のある旨口の本醸造まで選べます。

ゆすらもも

「ゆすらもも」は、5代目の吉良文紀さんが平成9年に開発した純米酒で、丹誠と並ぶ看板商品です。原料米はヒノヒカリで精米歩合は65%、アルコール度数は8度と低めです。ワインのような酸味のあるフルーティーな味わいと甘みが特徴で、冷やしてそのまま、あるいは炭酸飲料で割っても楽しめます。食前酒にも向き、女性誌やコミック誌にも取り上げられました。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
蔵に店舗を構え、営業時間は8時から18時(不定休)です。注文は電話かFAXで受け付け、配送にも対応しています。
補足
見学を希望する場合は、事前に電話で問い合わせてください。問い合わせは0974-42-2205までお願いします。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
大分県豊後大野市緒方町下自在359
創業
1871年
公式サイト
www.kirashuzo.com

出典

yamap.com / japansake.or.jp / sake-times.com / sato-no-tabi.jp / kirashuzo.com / oita-sake.or.jp / sakenomy.jp / visit-oita.jp

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