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生熊酒造

代表銘柄:超群

広島県

HIROSHIMA

1865年創業

生熊酒造の建物
生熊酒造の建物(2018年撮影)「Ikuma shuzou.jpg」 — 写真:KASEI / CC BY-SA 4.0縮小・WebP変換

広島県庄原市東城町に位置する生熊酒造は、慶応元年(1865年)に創業した老舗酒蔵です。代表銘柄「超群(ちょうぐん)」は昭和元年(1926年)に誕生し、「連山の中でひときわそびえる富士山のように、また群鶏の中の一鶴のように酒造界で秀でること」を願って命名されました。酒造りには地元・比婆産の酒造好適米(千本錦や八反錦など)を使用しています。大きな特徴は水にあり、帝釈のカルスト台地から湧き出る硬度100の清水を仕込み水に使用し、割水には敷地内の井戸から汲み上げる城山の水を用いています。

軟水仕込みが一般的な広島県内において珍しい硬水仕込みの蔵であり、硬水仕込みならではの輪郭を感じさせる硬派な味わいと後切れの良さを特徴とする辛口の酒です。創業の地の蔵は老朽化により、酒造りの場は現在の東城町川西の蔵に移っており、旧建物は店舗として残されています。

生熊酒造の歩み

生熊酒造は、広島県北部の庄原市東城町にある酒蔵です。創業は慶応元年(1865年)で、現在の代表は八代目の生熊敏幸氏です。株式会社として設立されたのは1952年(昭和27年)10月です。

東城町は、岡山県の新見へ向かう備中新見路と、福山へ向かう東城路が交わる交通の要衝で、物資の集散地であり宿場町としても栄えた城下町でした。生熊酒造は、そのにぎやかな時代の東城を知る数少ない老舗蔵の一つです。

代表銘柄の「超群(ちょうぐん)」は、昭和元年(1926年)に誕生しました。連山の中でひときわそびえる富士山のように、また群鶏の中の一羽の鶴のように、酒造界で秀でることを願って名付けられました。ラベルの意匠は現社長の祖父の代から受け継がれており、鳳凰が描かれています。

創業の地の蔵は老朽化が進んだため、酒造りの場は現在の東城町川西の蔵に移りました。法人の本店も、2016年2月に東城町東城から川西へ移っています。東城の古い町並みにある伝統的な佇まいの建物は、蔵の移転後も店舗として残されています。

酒質の評価では、全国新酒鑑評会で平成17酒造年度に金賞を受賞しました。平成14酒造年度以降では、平成16酒造年度と平成19酒造年度にも入賞しています。広島国税局清酒鑑評会では、平成19年と平成20年の同会で吟醸酒の部の優等賞を受賞しました。受賞酒の銘柄はいずれも「超群」です。

酒造りの特徴

生熊酒造の酒造りを特徴づけているのは水です。仕込み水には、石灰岩のカルスト地形で知られる帝釈峡に近い帝釈台地から湧く水を使います。蔵から車で数分の場所で山水を汲んでおり、硬度は100です。仕上げの割り水には、蔵の敷地内の井戸から汲み上げる城山の水を使っています。広島県内では珍しい、硬水で仕込む蔵です。

帝釈峡は、東城町と神石高原町にまたがる全長約18キロメートルの峡谷です。一帯は石灰岩の大地で、雨水や地下水が長い年月をかけて石灰岩を溶かし、雄橋のような天然の橋や数多くの鍾乳洞をつくりました。取材記事では、仕込み水の硬度が高い理由を、この帝釈峡が近いためと紹介しています。社長は、日本酒は一升瓶のうちほぼ8割が水であり、米よりも圧倒的な影響力があると語っています。

原料米は、比婆地域で収穫される酒造好適米を中心に使います。山田錦を40パーセントまで磨いた大吟醸のほか、広島県が独自に育成した千本錦を使った純米酒、八反錦を使った純米酒などがあります。千本錦の純米酒はフルーティーな香りが特長で、八反錦の純米酒は米の味わいと穏やかな酸味を持ち、食中酒に向いています。大吟醸は香り高くすっきりとした飲み口です。

同じ「超群」の名でも、その年に仕込んだ酒だけを瓶詰めしたものと、前年の酒をブレンドして味わいを一定に整えたものがあり、酒質はまったく異なります。硬水仕込みならではの輪郭を感じさせる硬派な味わいと後切れのよさが持ち味です。商品には、純米大吟醸古酒、大吟醸、純米吟醸、純米酒の「龍」、上撰などがあります。酒粕を使った葛餅や酒粕ピーナツといった菓子も扱っています。

代表銘柄

超群

蔵の代名詞である銘柄で、昭和元年(1926年)に誕生しました。帝釈のカルスト台地から湧く硬度100の水で仕込み、輪郭を感じさせる硬派な味わいと後切れのよさが持ち味です。山田錦を40パーセントまで磨いた大吟醸、千本錦の純米酒、八反錦の純米酒、純米吟醸、純米酒の「龍」、純米大吟醸古酒など、幅広いタイプがあり、好みに合わせて飲み比べを楽しめます。

見学・購入

直売所
蔵の移転後、東城の古い町並みにあるかつての蔵の建物が店舗として残されています。
補足
川西の蔵(本社)の営業時間は8時から17時で、定休日は土曜・日曜・祝日です。蔵内の見学は事前に問い合わせれば受け付けてもらえる場合があるため、最新の可否は蔵に確認してください。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
広島県庄原市東城町川西887-1
創業
1865年

出典

shobara-info.com / wikipedia.org / biz-maps.com / tojo-hibaya.jp / satoyamaselect.jp / ja.wikipedia.org / www.nta.go.jp / www.nrib.go.jp

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